あんしん生命で契約者貸付を利用した時の流れと気付いた注意点
目次
あんしん生命で契約者貸付を利用した時の流れと気付いた注意点
私は東京海上日動あんしん生命で保険を契約していますが、先日、契約者貸付制度を利用しました。
契約者貸付って何？と思った方も多いと思いますが、あんしん生命以外の生命保険契約でも使える制度ですし、とても便利な制度なので今後の為に知っておいて損はない情報だと思います。
実際に私が利用した時の流れと契約者貸付を利用する際の注意点など、気が付いたところをお伝えしたいと思います。
知っている人が少ない契約者貸付
そもそも契約者貸付なんて聞いた事がない方が多いと思います。
あんしん生命以外の保険会社も必ずこの制度はあるので、ご自分の保険の担当者や保険会社のコールセンター(カスタマーセンターなどというところもあります。)に確認してみると良いと思います。
因みにあんしん生命の場合は
0120-560-834（音声案内番号４番）～受付時間： 平日 9:00〜18:00 土曜 9:00〜17:00（日曜・祝日・年末年始を除きます。）～
こちらで確認ができます。
問い合わせする際に証券番号が必要になるので証券などを用意してから連絡しましょう。
契約者貸付とは？
契約者貸付とは支払っている保険料の中の一部の積み立てている部分を解約せずに引き出すことです。
要は自分で支払った保険料が保険の中に積立てられており、その一部を借りる仕組みの事を言います。
自分のお金なのに借りるのは変な感じがしますが保険会社は契約者から支払われた保険料を運用して増やすと言う使い方をしており、契約者に貸している間は運用できないので「返す時は金利を付けて返してね」と言うのが契約者貸付のルールです。
契約した当初の解約返戻率や保険金額が下がってしまってもいい場合はお金を返さないという選択もアリです、契約者が選択する事ができます。
保険を解約して解約返戻金を受取る場合だと保険契約は無くなってしまいますが、契約者貸付のメリットは保険契約を残す事ができるという点です。
保障が全くなくなってしまうのはやっぱり不安ですよね。
あんしん生命で契約者貸付できる商品は？
ただあんしん生命の商品の全てで契約者貸付ができるのか？と言うとそうではありません。
基本的に掛捨てと言われる貯蓄性のない保険は解約返戻金自体がありませんので契約者貸付も利用できないのです。
あんしん生命で契約者貸付が利用できるのは「終身保険」「長生き支援終身保険」と現在は販売停止となっていますが「長割り終身保険」等が該当します。
仮に３５歳の男性が長割り終身保険に加入していたとして４年経過した時点で支払っている保険料が８３２,８００円です。
それに対して解約返戻金が５２５,５００円、契約者貸付可能額が４６２,１５０円となっています。
この比率は保険商品によっても違いますし、契約からの経過年数によっても変わってくるので参考程度に見ていただいて、必ず自分の場合はどうなのかを確認しましょう。
実際に契約者貸付する方法は？
今はインターネットで色々できちゃう時代なので、契約者貸付の方法も昔と比べるとずいぶん便利になっているみたいです。
あんしん生命ももちろんネット手続き(契約者さま専用ページ)に対応していて、昔ながらの郵送よりもネットでの手続きの方が「早い」「費用がかからない」「間違いがない」という事で良い事づくめです。
私もネットで手続きしましたが、よほど何か理由が無いのであればネットでの手続きをオススメします。
郵送で契約者貸付を利用する
昔ながらの契約者貸付を利用する手続き方法です。
担当者か保険会社のコールセンターに契約者貸付希望の連絡をし、送ってきた書類に署名捺印して添付書類と共に返送します。
この書類は課税文書に該当する為、初めて契約者貸付をする場合は印紙代が２００円かかります。
この費用は貸付金から引かれるようになっており契約者が負担しなくてはいけません。
ネットで契約者貸付を利用する
ネットでの手続きは２種類あり「かんたんネットde手続き」と「マイページからの手続き」が可能です。
かんたんネットde手続きは電話で依頼し送られてきた書類の中にあるQRコードをスマホで読み取り、ネット上で必要項目を入力していくやり方です。
平日の１８時までにネットでの手続きができれば、最短で翌営業日には口座にお金が着金するという驚異のスピードです。
マイページで手続きする場合は事前にマイページ登録しなくてはいけないという手間はありますが、最初のQRコードの到着を待たなくていいというメリットもありますので更にスピーディな手続きができますね。
どちらの手続きも書類がないので印紙代の負担もなく、記入漏れや添付書類漏れなどの不備が発生しないというメリットがあります。
契約者貸付を利用する際の注意点とは？
ここまで契約者貸付のメリットをお伝えしていきましたが、気を付けなくてはいけない注意点もあるのでお伝えしておきます。
まず契約者貸付で借りたお金を保険会社に返す時は金利を付けて返さなくてはいけません。
先程の長割り終身の例で言うと３％の金利となっていますが、これも商品や時期によって変わってくるので確認が必要です。
金利は複利計算となる場合が多いので思いのほか金利が多くかかる場合もあるかもしれませんが、カードローンやキャッシングと比べたらかなり低金利なのでメリットはあると思います。
借りたままで返済しない状況が続き、解約返戻金の金額を超えてしまうと保険契約自体が失効となってしまう事もあるので注意しなくてはいけません。
契約者貸付の返済方法は？
返済方法も以前と比べると格段に便利になっています。
以前は保険会社の口座へ振り込むしか方法がありませんでしたが、今は「コンビニ払い」「ペイジー払い」ができるようになっています。
コンビニ払いとは？
コンビニ払いは文字通りコンビニのレジで支払う事ができる方法で、担当者やコールセンターに連絡し「取得した番号」を使ってコンビニで支払います。
週末や夜間でも支払いができるのでとても便利ですし、使えるコンビニもとても多いです。
私が返済したのもこのコンビニ払いでした。
| セブンイレブン | ローソン | ファミリーマート |
| セイコーマート | ミニストップ | デイリーヤマザキ |
ペイジー払いとは？
ペイジー払いは同じように「取得した番号」を使って、ネットバンキングや金融機関のATMで支払う方法です。
対応しているネットバンキング
| 三菱UFJ | 三井住友 | みずほ | りそな |
| 埼玉りそな | 楽天 | ゆうちょ | 地方銀行 |
| 信用金庫 | 信用組合 | 労働金庫 |
対応している金融機関のATM
| 三菱UFJ | 三井住友 | みずほ | りそな | 埼玉りそな |
| 群馬 | 足利 | 千葉 | 横浜 | 近畿大阪 |
| 南都 | 広島 | 福岡 | 親和 | 東和 |
| 京葉 | 熊本 | ゆうちょ | 七十七 |
それぞれの返済方法によって返済できる限度額が違うので事前に確認しておきましょう。
あんしん生命で契約者貸付を利用した時の流れと気付いた注意点のまとめ
今回、私があんしん生命で契約者貸付を利用した時に感じた印象は「事務的な部分がとてもスムーズだったな～」と感じました。
ただ契約者貸付は便利な制度ですが、その方によって「幾らぐらい資金が必要なのか？」「いつ頃返済できるのか？」「保険の保障の必要性は？」等を総合的に考えて、別の方法を選択した方が良い場合もあります。
注意点も含めてどうするのが一番いいのかを考えて利用するようにしましょう。