日本生命で加入している保険を払い済みにするメリットとデメリット
目次
日本生命の保険の払い済みにすることは可能!
日本生命の保険に加入されている方で払い済みという方法を担当者からご提案された方がいるかもしれません。
では「払い済み保険」とはいったい何なのでしょうか?
払い済み保険とは、手続きをした時点から保険料をストップして、今までお支払いをしてきた保険料で積み立てられていた金額(責任準備金や解約返戻金と言われるもの)で一定の保障額の保険を終身や満期まで持てるようにに変更するものです。
保険料の支払いがきつくなってきたときや、新しい保険に入るけど今まで続けてきた保険のお金がもったいないと思う方が払い済みの手続きをよくされます。
この記事では、日本生命の保険を払い済みにするメリットやデメリットについて紹介します。
日本生命の保険の払い済みはどの保険でもその手続きが可能なのか?
日本生命の保険を払い済みにしようと思っていても、払い済みにできない商品もあります。
以下に、払い済み可能商品や払い済みのできる条件をご紹介します。
解約返戻金(責任準備金)が最低額の110万円以上あるかを確認
日本生命の払い済み保険への変更は最低110万円の解約返戻金(責任準備金)がたまっているかどうかを確認してください。
そもそも、この金額がたまっていなければ払い済み保険への変更できません。
この前提条件をもとに、以下商品のご紹介をいたします。
終身保険
終身保険は、死亡保障を持ちながら、解約返戻金をためる資産形成効果のある保険です。
終身保険を、130万円の解約返戻金がたまった状態で払い済み保険へ変更すると、約150万ほどの死亡保障の払い済み保険となります。
死亡保障は、保険料の払い込みをやめるので、がくんと落ちますが、保険料が必要なくなるのは非常に大きいです。
期間は、もともと終身保険に加入されていたので一生涯あります。
解約返戻金も少しではありますが、徐々に増えていきます。
現在正確な利率は公表されていませんので詳しくお伝えはできませんが、100万円銀行に預けているよりは増えていくぐらいの利率があるようです。
養老保険
養老保険は、一定期間の死亡保障と満期がきたら満期保険金が入るタイプの保険です。
これも仕組みは上記の終身保険の払い済み変更とほぼ一緒ですが、違うのは期間があるところです。
終身の場合は解約手続きをしなければ一生涯の保障ですが、養老保険は満期時に同じような金額を受け取ることができます。
個人年金保険
個人年金保険は、満期時にお金を受け取るということで養老保険に似ています。
ただ違う部分は、元が当然年金保険という資産形成商品ですので、死亡保障がありません。
そこが違う部分です。
日本生命の保険の払い済み保険への変更の注意点
日本生命の保険の払い済み保険へ変更する際には注意点があります。
- 掛け捨てタイプの保険は基本的に解約金がないので払い済みにできない
- 一度変更すると元に戻せない
- 想像以上に保障が小さくなり各種特約はほぼ全て消える
上記の注意点は、必ず保険会社へ問い合わせをしてください。
後で知っても遅いことが多いですから。
これは日本生命であろうが、第一生命であろうがどの保険会社でも一緒の事です。
日本生命の保険は払い済みするべきなのだろうか?
日本生命の保険は払い済みにすべきかそうではないかという疑問が浮かび上がってきます。
これは、ここでお答えを申すことはできません。
払い済み利率がいい保険は、そのまま続けていてもいい保険だからです。
後悔する可能性もありますので、現在の資産状況や将来貯めたい金額と相談して慎重に決められるとよいと思います。
お見直しをする際や減額等をお考えの時に、一つ考慮にいただけていただければ幸いです。