アクサ生命のユニットリンクの減額方法と注意点について
目次
アクサ生命のユニットリンクの減額
投資の入門としてちょうどいいという理由から、時間をかけて安定的な資産運用をしていきたい方に、アクサ生命のユニットリンクと呼ばれる変額保険が人気です。
しかしながら、短期間で減額をした場合には、解約と同じように解約控除が発生してしまうため注意が必要です。
そこで今回は、減額したい場合のやり方や注意点について解説していきたいと思います。
アクサ生命のユニットリンクとは
アクサ生命のユニットリンクは、円建ての養老保険タイプの変額保険です。
契約者は、契約時に保険期間や基本保険金額などを決め、保険期間は最短10年、満了30年となっています。
保険期間中は毎月保険料を支払い特別勘定で運用します。
運用状況を確認しながら資産作りをしますが、特別勘定が10種類用意されているため、契約者の好みによって運用内容を変えることができるというおもしろさがあります。
ユニットリンクの仕組み
死亡時には基本保険金+変動保険金を受け取ることができますが、変動保険金は運用成績によって変動します。
基本保険金は契約時より保証されていますが、解約返戻金や満期金には最低保障がなく、運用成績が悪いとその分減ってしまい、運用成績がよければ増える仕組みとなっています。
また、10未満の解約には解約控除が発生し、元本割れするリスクがあります。
ユニットリンクの解約と払済みの違い
保険契約の継続が困難になってしまった場合、短期間で解約をすると損をしてしまいますが、払済みという方法もあります。
払済みの場合は、それまで払込んだ保険料を基に再計算した保険金を満期まで保障するもので、契約期間中も運用は継続されます。
解約も払済みも保険料の支払いをストップすることは同じですが、払済みであれば保障と運用の継続が可能なので資産形成効果は続きます。
ユニットリンクの減額
保険契約の継続が困難な場合に払済みや解約の他に、減額という方法もあります。
減額とは、基本保険金を減額するというもので、その結果保険料も減額することができます。
保険金最低金額の200万円まで減額できますが、減額分は解約と同じ扱いとなるため減額部分にも解約控除がかかってしまいます。
したがって減額をする場合は、10年経過後に行うようにしてください。
アクサ生命のユニットリンク以外の変額保険
アクサ生命には、ユニットリンク以外にも「ライフプロデュース」という変額保険があります。
この保険の特徴は、ライフイベントごとに保障額を見直すことができたり、保障額を変えずに保険料の減額や増額することが可能です。
その他にも保険料の払込みを一時的に停止し、後日再開することもできるなど、自由度が高く運用実績もユニットリンク同様に高いです。
経済的事情により支出をおさえなければならい事態になる可能性がある方でしたら、ライフプロデュースを選択すると良いかもしれません。
アクサ生命のユニットリンクの減額についてのまとめ
確かに、ユニットリンクよりもライフプロデュースのほうが使い勝手の良い商品だと思いますが、ユニットリンクは貯蓄メインで、ライフプロデュースは保障メインとした仕組みとなっています。
また、貯蓄を目的とした場合、必ずしも生命保険での資産運用がベストな選択とは限りません。
保険の保障部分が必要ないのであれば、iDeCoやNISAなどで資産運用をした方が効率的でしょう。
とはいえユニットリンクは変額保険なので、将来インフレになれば普通の保険よりお得になる可能性のある商品ですので、十分な検討をした上で加入することをおすすめします。