第一生命のテンダーUとはどういう商品なのか?また、見直す必要はあるか
目次
第一生命のテンダーUという商品
第一生命のテンダーUという商品は定期保険と終身保険を組み合わせられる商品で、契約から払込満了までに死亡した場合又は高度障害になった場合に、定期保険部分と終身保険部分から死亡保険金が支払われることになります。
定期保険の期間が終了するとこの定期保険部分の保障は終了し、終身保険部分のみが一生涯継続するタイプの保険で、大手国内生保がよく販売するパターンの商品といえるでしょう。
今回は、そんなテンダーUの分かりづらい商品名についてと絶対に残しておいてほしい保障、見直していただきたい保障などについてお話していきたいと思います。
実はテンダーUと似たような商品がたくさんあった
本当にご自分の契約している保険が「テンダーU」なのかを今一度確認する必要があります。
なぜならば、同時期に発売していた、「パスポートU」や「リードU」があるのですが内容は同じで契約するときの年齢で名前が違ったり、「全期型」「更新型」の違いで商品の名前が違ったりします。
分かりづらい名称
「更新型」を契約し、契約年齢15歳~29歳の場合は、パスポートUという保険商品名に、「更新型」を契約し、契約年齢30歳~70歳の場合は、リードUという名称になっています。
「全期型」を契約し、 契約年齢15歳~70歳の場合は、テンダーUであるという、本当に分かりにくい商品ラインナップです。
第一生命のテンダーUは見直さなくて大丈夫か
細かい特約の内容にもよりますが、テンダーUを契約されている方は定期保険より終身保険の額を大きくされている方がほとんどの為、ご自分の契約している死亡保障の終身部分の額が足りているのであれば死亡保障に関しては見直す必要はありません。
ただし、テンダーUは全期型なので終身の死亡保障以外は満了を迎えると保障もなくなってしまいます。
高齢になればなるほど医療費が必要になってくるのに、60歳~70歳の払込満了を迎えて急に医療保障がなくなったら不安になりませんか?
そんなテンダーUをご契約中の方が満了を迎える前にどうしたらいいのか紹介したいと思います。
第一生命のテンダーUが払込満了になるまでにしておきたいこと
テンダーUに100%必要なのは、終身保障部分以外の見直しです。
シールドと呼ばれる特定疾病保障定期保険(特約)は「更新型」と「終身型」がありますがそれ以外は全て10年更新又は15年更新になります。
更新は更新するときの年齢での保険料計算になるので30歳の時には安くても40歳の時も安いとは限りません。
むしろ金額が倍以上上がる特約もあります。
そして予定利率などは掛け捨ての特約は関係ありませんので、思い切って「終身」の保障以外は見直した方が良いと私は思います。
しかも特約は80歳までしか更新ができないので、ますます更新型の特約は要らないです。
では、要らない特約部分はどうしたらいいのか?
もちろん部分解約して他社で良い保険を探すのも良いですが、中には契約後に重い病気にかかってしまった人もいるかもしれませんよね。
他社でも同じですが、入院歴や通院歴が審査に影響する場合があります。
しかし第一生命では「メディカルスイッチ」と呼ばれる医療保障の部分のみ審査なしで終身医療に見直せる制度があります。
更新型の医療保障に比べるとたしかに保険料が高くなってしまいますが、これからの長生きの時代には一生涯続く医療保障も必要ではないでしょうか。
一時金の特約について
特定疾病保障定期保険(特約)が終身型であるのならば見直しの必要がないですが、更新型ならば終身型に変えた方がいいでしょう。
やはり高齢者の死亡又は手術の多さは、「がん」「心筋梗塞」「脳卒中」の三大疾病がだんとつです。
70歳の女性で乳がんになって全摘出という方もいらっしゃいました。
高額医療制度があるから保障は終身型ではなくてもいいという方もいらっしゃいますが、第一生命の特定疾病保障定期保険(特約)の終身型は給付金を受けることがなければ死亡保障としても受け取れます。
更新型よりは保険料は高くなってしまいますが「終身型」にすることをすすめます。
上記二つの特約以外の掛け捨てと呼ばれる特約は更新時には確かに保険料が上がってしまいますが、あったらうれしいけど、なくても問題ないといわれるような保障なので更新時の保険料の金額を見て高ければ更新しないという選択もできます。
なので、テンダーUをご契約中の方はまずは「医療保障」と「特定疾病保障」この二つを見直しましょう。
第一生命でテンダーUの医療保障と特定疾病保障を見直すときの注意点
第一生命に限らず、全ての営業員が良い営業員とは限りません。
上手い営業トークで「転換見直し」をすすめてくる人もいますが、満期のないテンダーUの主契約である終身保障は絶対残して下さい。
新しく契約しなおすと予定利率が悪くなってしまいます。
営業員の成績の為にご自分の保険が犠牲にならないように気を付けましょう。