メディカルKit ラヴRは払った保険料が戻ってくる?保障の特徴と他社との比較
目次
あんしん生命が販売している「メディカルKit ラヴR」とは?
東京海上日動あんしん生命が販売している「メディカルKit ラヴR」は持病がある方でも加入がしやすく、かつ保険を使わなければ支払った保険料が戻ってくるという新しい保険のカタチの医療保険です。
健康面で不安がない方は同じ内容の「メディカルキットr」を同社で販売しているので、『保険料が実質0円!?メディカルキットRとはどんな保険なのか?』の記事をご覧ください。
持病があっても加入できるし、支払った保険料が戻ってくる、夢のような商品に思えますが、実際のところはどうなのでしょうか?
この記事では、「メディカルkit ラヴr」の商品解説やメリット・デメリットをお伝えしていきます。
「メディカルKit ラヴR」の保障内容は?
「メディカルKit ラヴR」の保障内容は入院・手術・先進医療のシンプルなものになっていますが、加入してから1年間は保障額が半分になる支払削減期間が設けられています。
また、所定の年齢に達した時に、支払った保険料から入院・手術で受け取った金額を差し引いた額が受け取れる健康還付給付金という保障もついています。
つまり、入院や手術をせずに給付金を受け取っていなければ支払った主契約分の保険料が全額戻ってくるのです。
※健康還付金が受け取れる所定の年齢は、0~50歳の場合は70歳、51~55歳の場合は75歳、56~60歳の場合は80歳となります。
「メディカルKit ラヴR」の告知項目は?
告知緩和型の「メディカルKit ラヴR」ですが、告知書の内容がどうなっているのか確認してみましょう。
➀医師から入院・手術・検査をすすめられた。 ➁入院(※1)・手術(※2)をした。 |
糖尿病、心筋梗塞、狭心症、不整脈(心房細動を含む)、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、 気管支ぜんそく、かいよう性大腸炎、クローン病、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、 多発性筋炎、皮ふ筋炎、強皮症、結節性多発動脈炎、うつ病、神経症、パニック障がい、不眠症 |
がん、上皮内がん、糖尿病による合併症(網膜症、眼底出血、腎症、皮ふのかいよう・えそ)、 躁病、躁うつ病、統合失調症、認知症など、すべての精神および行動の障がい(うつ病、神経症、パニック障がい、不眠症を除きます。)、 アルツハイマー病、パーキンソン病、多発性硬化症、筋強直症候群、先天性ミオパチー、筋ジストロフィー、 心筋症、心臓弁膜症、動脈りゅう、動脈の先天奇形、もやもや病、肺気腫、肺線維症、慢性気管支炎、間質性肺炎 慢性肝炎、肝硬変、慢性すい炎、慢性腎炎、慢性腎不全、免疫不全症 |
告知項目は3つとなっており、健康に不安がある方でも告知項目に該当しなければ加入することができます。
「メディカルKit ラヴR」の保険料はお得なのか?
「メディカルKit ラヴR」は健康還付金が付いている分、月々の保険料は他社よりも高くなっています。
それでも使わなければ保険料が戻ってきますので、問題ないように思えますが、実際のところはどうなのか保険料のシュミレーション結果を他社の限定告知型医療保険と比較してみましょう。
≪試算条件≫被保険者:30歳・女性/入院日額:5,000円/健康還付特則(70歳受け取り)+先進医療特約/月払い
メディカルKit ラヴR | 新キュア・サポート(オリックス生命) | |
---|---|---|
30歳女性の保険料 | 5,021円 | 2,850円 |
保険料総額(70歳まで) | 103,680(入院・手術がなければ先進医療特約分の保険料のみ) | 1,368,000円 |
保険料総額(90歳まで) | 1,308,720円 | 2,052,000円 |
持病がある方が加入するので、入院・手術をしない可能性は低いかもしれませんが、90歳まで掛けた場合の保険料は、「メディカルKit ラヴR」の方が低く抑えられます。
ただし、「メディカルKit ラヴR」は健康還付金受け取った後の保険料は完全に掛け捨てとなりますし、もともと保険料が割高なので、高齢者になっても支払い続けられる保険料なのかを考える必要がありあす。
メディカルKit ラヴRは健康還付金があるため保険料が高め
「メディカルKit ラヴR」はある特定の時期になると支払った保険料総額から入院や手術で受け取った給付金の総額を差し引いた額が、健康還付金として戻ってきます。
告知緩和型の医療保険は保険料が割高となっており、掛け捨てだともったいないと感じる方が多いので、人気の商品となっています。
ただし、健康還付金を受け取った後に支払う保険料は完全な掛け捨てとなってしまいますので、一生涯続けた場合にどうかのかという点も確認が必要です。
同じタイプで告知緩和型ではない「メディカルKit R」も用意されているので、まずはこちらに加入できないかどうかを確認したうえで検討しましょう。