日本生命の子会社と取扱商品の特徴
目次
日本生命の子会社ってあるの?
大手保険会社には子会社が存在しており、例えば第一生命であればネオファースト生命であったり、住友生命ではメディケア生命があります。
もともと保険料が以上に高い大手生命保険が、自分たちの保険料の高さは守りながら、安い保険料の保険は自分の子会社から商品を出すという方式をとっています。
自分のところで安い保険料の保険を出すと、それしか売れなくなってしまいますもんね。
そこで、日本生命もこのような子会社を出しているのかを解説していきます。
日本生命にも子会社がある!取扱商品の特徴とは
日本生命にも子会社は存在していますが、日本生命の子会社は安い保険を売らせるための子会社ではありません。
日本生命の子会社は、外貨建ての商品や、積立商品を扱う会社、また会社の運営資金の投資会社を子会社設立しております。
子会社である日本生命のグループ会社一覧は以下の通りです。
※海外の会社、保険に関係ない会社は除外します。
ニッセイアセットマネジメント
日本生命の資金運用部門を、分社化して子会社としました。
ニッセイアセットマネジメントは保険とは関係ありませんが、この会社が機能していないと、積立保険は存在しませんし、万が一の時に皆様に保険金が支払えません。
当然、日本生命だけでも運用はしています。
三井生命(大樹生命)
2015年に三井生命を子会社化しています。
三井生命を子会社化することによって、ドリームロードという一時払い終身の外貨建て商品を獲得しました。
日本生命は長い期間、外貨商品は銀行窓口でしか扱っておりませんでしたので、久々にプロパーに登場した瞬間でした。
しかしながら、ここで安い保険を三井生命に売らせることをせず、商品は基本的に既存の商品を販売しました。
ドリームロードもあくまで、三井生命の商品であるとお客様へもお伝えしています。
ちなみに2019年の4月より、三井生命改め大樹生命へと社名変更をする予定です。
マスミューチュアル生命(ニッセイウェルス生命)
2018年にマスミューチュアル生命を子会社化しています。
マスミューチュアル生命を子会社化することによって、ここでも外貨建ての商品を獲得しました。
背景には、日本の低金利の影響があると考えられています。
低金利商品ばかりのため、すこしでも外貨へというニーズが増えているので、日本生命も遅ればせながら外貨商品を扱っている会社を子会社にしたのだろうと思います。
現在、このマスミューチュアル生命は、ニッセイウェルス生命へと社名を変えています。
はなさく生命
はなさく生命(花咲く生命)は、まだ全貌が明らかになっていませんが、ライフサロンという会社が買収され、来店型保険ショップ向けのおそらく安価な保険を販売していく保険会社ではないかと思われます。
保険料の安い医療終身保険が出てくるのではないかと考えられております。
2019年4月に開業予定で、2019年7月から生命保険を販売開始する予定になっているようです。
日本生命の子会社は複数存在しており販売商品も異なります
ざっくり説明すると、この記事を読んでいる方へ関係してくる日本生命の子会社は上記の会社ですが、他にも国内や海外に子会社が存在しています。
もともと、積立よりも保障を語るというのをベースにしてきた日本生命ですので、外貨の商品は外部から持ってきた方がよいという判断だったのでしょう。
ニッセイアセットマネジメント、三井生命(大樹生命)、マスミューチュアル生命(ニッセイウェルス生命)は外貨建ての商品を中心に販売されています。
はなさく生命でもどんな保険が出てくるのかを注目していきたいと思います。