本当はどうなの?祝い金がもらえるフレキシィSの保険料はお得!?
目次
メットライフ生命が販売しているフレキシィSの保険料や特徴は?
「フレキシィS」はメットライフ生命が販売している医療保険です。
基本保障は入院・手術の保障ですが、オプションが10種類用意されていて自分にあった内容で設計が可能です。
その中でも評判なのが健康祝金で、5年ごとに継続して10日以上の入院をしなければ、入院日額の10倍が受けとることができます。
医療保険は掛け捨てが基本なので、お金が戻ってくる保障は特に女性に人気です。
この記事では、祝い金を受けとれる他社の医療保険と比較しながらフレキシィSのメリット・デメリットを紹介していきます。
フレキシィSの保険料一覧!他社と比較するとどうなのか?
それではフレキシィSの保険料が実際にどれくらいなのか、シュミレーション結果を他社と比較してみていきましょう。
〈試算条件〉被保険者:女性/基本保障(入院日額5,000円)+健康祝金+先進医療特約
フレキシィS(メットライフ生命) | 終身医療保険(アクサダイレクト) | フェミニーヌ(損保ジャパン日本興亜ひまわり生命) | |
祝い金 | 10日以上継続した入院がなければ5年ごとに5万円 | 入院・手術の給付を受けなかったら3年毎に5万円 | 生存していれば3年ごとに7万5千円 |
保険期間 | 終身 | 終身 | 15年間(自動更新で最長90歳まで) |
30歳保険料 | 2,297円 | 2,480円 | 5,094円 |
40歳保険料 | 2,602円 | 2,860円 | 8,653円 |
50歳保険料 | 3,192円 | 3,420円 | 10,706円 |
60歳保険料 | 4,102円 | 4,925円 | 15,236円 |
30歳で加入して60歳まで続けた場合の返戻率 (祝い金÷保険料×100) | 36.3% | 56.0% | 38.4% |
返戻率が一番高いアクサダイレクトの終身医療保険だと60歳までの保険料総額が892,800円に対して、祝い金が50万円も受け取ることができます。
ただし、祝い金を受け取れる条件や保障内容も商品ごとに異なりますので単純比較はできません。
アクサダイレクトの終身医療保険は祝い金を受け取れる条件が一番厳しいことは覚えておきましょう。
フレキシィSに健康祝い金を付けた場合と付けない場合どちらが保険料はお得?
フレキシィSは健康祝い金が魅力で加入する方も多いですが、健康祝い金の保障を付けるとその分保険料が上がります。
実際のところ付加した場合としない場合どちらがお得か見てみましょう。
健康祝い金あり | 健康祝い金なし | |
30歳の保険料 | 2,297円 | 1,632円 |
保険料総額(60歳まで) | 826,920円 | 587,520円 |
健康祝い金の総額(60歳まで) | 300,000円 | 0円 |
実質保険料 | 526,920円 | 587,502円 |
上記の通り、健康祝い金を満額受け取れた場合は、健康祝い金が付いているタイプの方が保険料がお得になります。
健康祝い金を受け取れる条件は「10日以上継続した入院をしない」ことですので、比較的受け取れる可能性は高いと思います。
健康に自信がある方は付加することを検討してみても良いかもしれません。
フレキシィSのメリットは?
フレキシィSには七大疾病で入院した際の日数が無制限になるオプションが用意されています。
厚生労働省「平成26年 患者調査」によると入院患者の約3割が七大疾病での入院とされており、脳血管疾患での入院日数は平均90日程度、高血圧疾患日数は平均60日程度なので長期化する恐れもあります。
他社でも七大疾病の入院日数を延長する場合がありますが、全ての七大疾病を無制限保障するのは珍しくメリットがあると思います。
フレキシィSのデメリットは?
フレキシィSの祝い金は健康でないと受けとれませんし、受け取り時期が5年ごとと受けとれるまでの期間が長いです。
他社であれば3年ごとに受け取れたり、生存してさえいれば受けとれるものがあるので、比較すると見劣りしてしまいます。
また、先進医療特約は10年更新なので、更新時に保険料が変わる可能性があります。
終身タイプの医療保険では保険料が一生涯変わらないというメリットがありますが、この特約が付いている場合はその限りではありません。
先進医療特約は保険料100円程度なので、大きく変わることは考えにくいですが注意はする必要があります。
医療保険「フレキシィS」の保険料まとめ
フレキシィSは健康であれば祝い金として支払った保険料の一部が戻ってくることで人気がある商品ですが、健康祝い金と保険料のバランスをとった商品となっています。
そのため、大きなメリットもなければ、デメリットも少ない医療保険と言えます。
健康祝い金を付加しない場合であれば、他社でもっと保険料が安い商品がありますので、金額が大きくなくても健康祝い金が受け取りたいという方にはおすすめの商品になります。
医療保険の中で祝い金を受け取れる商品は限られますが、個別で見れば貯蓄目的の保険は多数販売されていますので、医療保険と貯蓄目的の保険を分けて加入するのも方法の1つだと思います。