第一生命とネオファースト生命は同じ会社なのか?違いはなにか
目次
第一生命とネオファースト生命は同じグループ会社
そもそもネオファースト生命とはあまり聞かない名前ではないでしょうか。
それもそのはずです。
ネオファースト生命は1999年に当初は日産火災海上保険の生保子会社「DIY生命」として誕生し、その歴史は生保業界の中ではまだまだ若いです。
ではなぜ第一生命グループなのか
2002年に損保ジャパンが発足し、社名が「損保ジャパンDIY生命」になりましたが2014年に損保ジャパンが保有している株式を全て譲渡し第一生命保険の完全子会社となりました。
その後2014年に「ネオファースト生命保険株式会社」に商号変更されたので、実際「ネオファースト生命」と聞くようになったのはここ5~6年の出来事になります。
第一生命とネオファースト生命が販売するのは同じ保険なのか
同じグループ会社ではありますが販売している商品はまったく違います。
第一生命の商品は死亡保障や一時金保障などに特化していますが、ネオファースト生命の商品は医療保障など自分自身の為の保障が充実しています。
ですが第一生命の営業員はネオファースト生命の保険を販売できません。販売できるのは法人契約限定の「ネオdeきぎょう」でした。(現在は販売できません)
医療保障や保険料の安さが売りのネオファーストの「ネオdeいりょう」を第一生命で販売してしまうと第一生命の医療保険(ジャスト)が必要なくなってしまうのでネオファーストの保険は今後も第一生命では販売できないでしょう。
しかし2018年から「ネオdeきぎょう」を販売するようになった事に関しては、第一生命的にはやむを得なかったという感じでしょうか。
2016年に販売開始をした第一生命の法人契約専用の「エクシード」は当時は件数も業界でもトップを争うくらいでしたがその後は日本生命の「プラチナフェニックス」に追い抜かれ、もう「エクシード」の売り先がないという状況まで追い詰められていました。
そこで「プラチナフェニックス」に対抗をするための「ネオdeきぎょう」という訳です。
第一生命とネオファースト生命はどちらが良いのか?
上記でも説明しましたが、保障内容に力をいれている部分が違うので自分がどのような保障が欲しいのかによると思います。
ネオファースト生命の保険内容も第一生命のジャスト同様に自分の欲しい特約だけを組み合わせる事が可能ですが、医療保険がメインなので基本的には自分が生きていく為に自分で使える保障内容になっています。
なので第一生命のジャストにはない「通院特約」があったり、なにより保険料が安いので高齢の人でも気軽に医療保険が持てます。
第一生命のジャストは医療だけでも保障持てるし、一時金特約を付加したり、死亡保障だけをつけたりと自分の欲しいところだけを組み立てられますが、自分が欲しい特約を全て盛り込むと保険料が高くなってしまうのが難点です。
しかし今更第一生命の保険料を安くは絶対にできないため、自社製品より安い保険料のネオファースト生命の保険は第一生命の営業員は販売することができません。
個人的には医療保険だけならば、ネオファースト生命の医療保険の方が手軽でしっかりとした保障を持つことができるのでおすすめです。
第一生命グループ、ネオファースト生命の保険はどこで契約できるのか
上記でもお話しした通りネオファースト生命の保険は第一生命の営業員からは契約できません。
基本的には銀行などの金融機関、保険の窓口などの保険ショップで契約することができます。
「第一生命は大手だから安心だけど、高い」というイメージを「第一生命グループだから安心だし、しかも安い」というイメージで敷居を低く売り込みたいみたいですね。
第一生命の営業員からみたら「グループ会社だけど敵」という感じですが、ネオファースト生命の商品はこれからどんどん販売数が伸びてくる生命保険だと私は思います。