ドル建ての保険は1ドル140円以下ならば合理的。では、入った方がいいのか?

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

ドル建ての保険は1ドル140円以下ならば合理的。では、入った方がいいのか?

   

実はこんなにお得ドル建て保険

外資系の保険営業マンの話を聞いた事ある人は知っている「ドル建て保険」。

ここ数年は「今は円高だからドル保険がお得ですよ!」と話してくるが実は本当にお得なのは「為替」ではなく「予定利率」が高いからお得なのです!

よく保険の情報サイトやファイナンシャルプランナーの意見として「外貨建て保険は為替リスクがあるからお薦めしない」と頭ごなしに書き込んでいますが、リスクをきちんと理解し、乗り越える事が出来れば、「円建て保険」がとても残念に思えてしまう人も多くいまるはずです。

円と外貨建てを比較する為に「終身保険」を基準にする

まず「予定利率」とは、生存保険料の積立利率を意味しています。

詳しい仕組みの説明(責任準備金(解約返戻金)の到達点が105歳など)はここではしませんが、“商品の予定利率が高い=お客様の総支払保険料が安くなる”これはどの終身保険にも総じて通じるルールです。

具体的に言うと、男性、加入年齢30歳、支払期間60歳まで、保証金額1000万円で円建てとドル建てを比較すると

ソニー生命終身保険(2014年9月時点)
円建て 月々19,620円 年間235,440円 総支払額7,063,200円

ドル建て 月々139.10ドル 年間1,669.2ドル 総支払額50,076ドル

つまり、円建てなら将来1000万を受け取る事を約束している保険に対し、706万支払い、ドル建てなら将来10万ドル(1ドル100円換算で1000万円)を将来受け取る事を約束している保険に対し、50,076ドル(1ドル100円換算で500万円)で済むと言う事なのです。

一言付け加えると、円なら300万円、ドルなら500万円、総支払保険料に乗っけて死亡保険金として払ってくれると言う事なのです。

つまりドルならば将来、支払った金額の倍額を死亡保険金として約束してくれるのです!!

それもそのはず

円建て終身保険の予定利率 1.5%

ドル建て終身保険の予定利率 3.0%

つまり予定利率が倍も違うことで、ここまで保険料に差が出るのです。

為替リスクの不安を解消

でも外貨には為替の変動が必ずあり、支払い保険料が為替の変動に基づいて毎月変動します。

それがリスクとして考える人が多くいるでしょう。

しかし以下の様に数字の比較をすると為替リスクの不安はなくなります。

上記の保険を例にしてみると、

円建て終身保険19,620円vsドル建て終身保険139.10ドル
☆為替相場による支払の変化

1ドル100円=13,910円

1ドル110円=15,301円

1ドル120円=16,692円

1ドル130円=18,083円

1ドル140円=19,474円

つまり、1ドルが140円になってもドル建ての終身保険の方が安く設計されています!!

1ドル140円になってしまったら保険より前に日本が危ないかも・・・

次回更にその優位性やドル保険を持っている会社などを紹介します。

ドル建て保険が向いている人と向いていない人

ドル建て保険が向いていない人
「支払が毎月変動するのが嫌だ」

「受け取る額がドルで受け取るのは嫌だ」という方ですと「ドル建て保険」は向かないかもしれません。

ドル建て保険が向いている人
「よりお得な方が良い」「安い方がイイ」と思っている方は、一度検討されるといいかもしれません。

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