保険会社名が変わって契約は大丈夫なのか!?
保険会社の名称変更は顧客にとって迷惑でしかない
保険というものがイマイチ社会的信用を得ない理由のひとつが“事あるごとに社名を変更する体質”にあると思います。
おい!毎年毎年、ことあるごとに名前を変える保険会社!(゚Д゚)ゴルァ!
顧客を大切にしたいのか・会社や社内政治が大事なのか!!
なんていう声も聞こえてくるかもしれません。(ちょっと大げさに表現しましたが。)
先日も「NKSJひまわり生命」が「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命」という名前に変更されました。
CMを大量に流している(このネット全盛期に…)のでご存知の方も多いでしょう。
このNKSJは元々日本興亜損保ジャパンの略称だったのですが、グループ会社の再編に伴い、今回名称が変更されました。
なんだよ「ジャパン日本」って!!!(個人的な見解です。)
シンプルに「ひまわり生命」で良かったのではないか?
そもそも「NKSJひまわり生命」って名前になったのも2011年の事で、ひまわりの明るいイメージ(当時はベッキーの起用は好感度上がったのでは)と医療保険の改良によって、保障を大切にしているイメージが折角ついたのに、はっきり言って今回の件で台無しになりました。
保険会社の名義変更でも契約者は守られているが・・・
保険業界は契約が継続している顧客を守るために、「生命保険契約者保護機構」という“契約者を守る仕組み”があります。
保険会社に万が一“破綻”の黄色信号が出ると、この保護機構が力のある会社に融資などをして買収を促し、実質的な破綻を防ぎ、契約者を守ります。
この仕組みのおかげで日本は今まで保険会社が単独で破綻し、顧客の契約が無効になったことはありません!!
つまり保険会社に「再編・吸収・合併」などは付き物で、しかしその企業の「くっつき方」に多くの問題が生じます。
保険会社は吸収であれば、上下関係がはっきりします。
しかし、統合・合併の場合、重役のお偉い方々は我が地位を守ることに必死になり、やれ名前を残せ、うちの方が持ち株が多いから順番は先だろうなどと始まってしまいます。
正直害悪でしか有りません。
一方顧客は名前が変わったことで様々な不都合が生じます。
- カスタマーサポートの電話番号が変わる
- 自分の保険証券に書いてある保険会社が現在無い
- 担当者が変わる
など色々な事で迷惑をかけられます。
顧客とは保険に詳しくないことを前提にして付き合わなければならないのに保険会社側にあまりにも配慮がないのです。
名称が変わったからといって、保険内容が変わるわけでは有りませんが、自分が毎月お金を払っているモノに対して、何の説明も無いままなのはどうかと思ってしまうのです。
「名前が変わりましたが、お客様の保険内容に変更は有りませんご安心下さい」をCMに流すべきで、タレントを使ったイメージ戦略よりもまず今いる顧客を大切にしなさいよ!!といつもより声を荒げたメッセージです。
合併・統合などにより分かりづらい社名になった会社一覧
- AIG富士生命
- 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命
- ソニーライフエイゴン生命
- 損保ジャパンDIY生命
- 東京海上日動あんしん生命
- プルデンシャル・ジブラルタルファイナンシャル生命
- 三井住友海上あいおい生命
- 三井住友海上プライマリー生命
などなど、名前長いよ・・・ややこしいよ・・・まず客を大切にしてよ。。。と個人的に思う名称ばかりです。