プルデンシャル生命の終身保険は一時払いを勧める理由

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

プルデンシャル生命の終身保険は一時払いを勧める理由

   

プルデンシャル生命の終身保険

一生涯の保障を確保できる保険である、「終身保険」。

やり手営業マンを抱えるプルデンシャル生命では、どういった種類の保険商品を扱っているのでしょうか。

プルデンシャル生命の終身保険にはドル建て円建ての終身保険があります。

今回はドル建てではない終身保険について詳しく調査し、わかりにくいところについて解説をしてみます。

また、私がプルデンシャルの終身保険は一時払いを勧める理由についても述べています。

プルデンシャル生命の終身保険の一覧

  1. 終身保険(無配当)
  2. 終身保険(一時払)(無配当)
  3. 一時払終身保険(無告知型)
  4. 修正払込方式終身保険〔MS〕(無配当)
  5. 修正払込方式終身保険〔M25〕(無配当)

プルデンシャル生命の終身保険にはこのような種類があります。

外資系なのに、漢字ばっかりでわかりにくい・・・と思った方!諦めちゃいけません。

一般的な終身保険の内容を具体的な設定例で解説していきます。

プルデンシャル生命の終身保険のメリット

プルデンシャル生命の終身保険の最大のメリットは、資産運用が出来る点です。

そしてドル建て保険とは違い、為替変動によって保障金額が変わることがないので、堅実な資産運用になるかと思います。

プルデンシャル生命のドル建て保険について気になっている人は、「【プルデンシャル生命のドル建て保険まとめ】商品別メリット・デメリットと効率的な資産運用のための営業マン対策を一挙ご紹介」の記事もチェックしてみてください。

プルデンシャル生命の終身保険のデメリット

ただ、この終身保険の場合は、解約返戻金では設定した保険金額を上回ることがないので、純粋な資産運用とは言い難いです。

ですので、この円建て終身保険は、自分自身の資産運用というよりも家族に対しての保障、遺産、資産形成という意味合いの保険です。

ここに、ドル建ての保険との違いがありますね。

1.終身保険(無配当)の具体的な内容

例えば、以下の条件と仮定します。

  • 契約年齢:35歳(男性)
  • 保険期間:終身
  • 保険料払込期間:65歳
  • 死亡・高度障害保険金額:1,000万円
  • 月払保険料:22,780円(高額割引制度適用)

これは35歳男性が65歳まで22,780円の保険料を払い込みますから、いつ(何歳で)死んでも1,000万円のお金を受け取れるという契約になります。

単純に、10年後の45歳時点での保険料払込金額は2,733,600円。

20年後、55歳の時点では5,467,200円

払込が終了する65歳の時点で、8,200,800円になります。

正直、終身保険はいつかは受け取れる保険ですので、月払の場合ずっと払い続けられることが可能であれば、65歳の時点で死んでしまっても約180万円ほどの得?になるわけです。

終身保険(無配当)の解約返戻金は?

先ほどの場合の解約返戻金の変移は、10年後の45歳の時点で2,363,000円、20年後の55歳の時点で5,005,000円になるので、45歳の時に解約してしまうと約37万円ほどの損、50歳の時ですと約46万円の損になってしまいます。

これは払い続けられなければ損をしてしまう可能性があることの象徴ですので、きちんと理解しましょう。

ただこれを10年間、または20年間の間にもしものことがあった場合の保障を買ったと割り切れるかどうか?で考え方は変わってくるかと思います。

今35歳独身でも、将来ありうるかもしれない結婚や出産イベントを考えるべき

実際に晩婚化が進んでいる日本で、35歳独身の男性は多いです。

そして、この終身保険を契約後に縁があって結婚、出産といったら、教育資金等で一番大変であろう55歳時に毎月、22,780円も捻出できるのかどうか?を考えた方が良いでしょう。

50歳の時点で、生活が苦しくても今までの20年間の保障を買ったとして46万円にさようならをするのか、35歳の時点で本当に自分には終身保険が必要か?ということを考えることが重要です。

1.終身保険(無配当)と2.終身保険(一時払)(無配当)の違い

2つの違いは、月払・半年払・年払の終身保険か一括払いの終身保険かの違いです。

それぞれのメリット・デメリットを見ていきます。

月払・半年払・年払の終身保険のメリット

月々など決まった時期にお金を払い込むので、貯金が苦手な人には向くでしょう。

また、いつかは受け取れるお金である終身保険であるため、65歳などで払済とする保険であれば、払い込んだ額よりも多くの保険金が受け取れます。(ご自身ではありませんが・・・。)

月払・半年払・年払の終身保険のデメリット

結婚、出産もそうですが、終身雇用という安心がなくなり、昇給という確約もない現在でどれほど想定していた通りの事象が起きるか誰にもわかりません。

終身保険は解約してしまうと払い込んだ保険料よりも手にする解約返戻金が少ないことがほとんどです。

これらのデメリットは、自分のライフプランが変更になったときにお金をきちんと確保できるかどうかにかかっています。

一時払いの終身保険のメリット

お金を貯金してから一括で保険料を払い込むので、支払いがきつくなることはありません。

そのうえ、一時払いの方が保険料の割引(支払った保険料よりも多くの保険金を受け取れる)場合が多いので、利益は多くなります。

一時払いの終身保険のデメリット

一時払いの終身保険のデメリットは、長期間お金を預けることになる(しかも、受け取れるのは基本的に自分ではなくて、親族・・・。)ので、お金を100%自由にできないという側面もあります。

また、保険に入る前の貯金中に万が一のことが起こった場合、死亡保障が受けられません。(当然ですが・・・。)

しかしその万が一のことは、自分で命を絶つこと以外でしたら、3%程度という少ない確率になります。

3%という数字が大きいと考えるか小さいと考えるかが、保険に対する考えにもなりますね。

終身保険は一時払いがおすすめ

終身保険を検討するならば、一時払いを個人的におすすめしたいと思っています。

長いライフプランの中で、人生何が起こるかわかりませんが、毎月の2万円が捻出できない可能性がある人は、10年でも20年でも貯金をして、そのお金で終身保険を一時払いにしてしまったほうが良いでしょう。

一時払いにすれば、月々の支払いがきつい・・・と感じることもなく、万が一、まとまった金額が必要な時は契約者貸付からお金を用意できるので、月々払いで解約するリスクを考えると、はるかにお得です。

一時払いできる終身保険は?

プルデンシャル生命の終身保険では、一時払いができるものに
「終身保険〔一時払い〕(無配当)」

「一時払終身保険(無告知型)(無配当)」
の2種類があります。

無告知型は、終身保険〔一時払い〕を断られた場合の保険なので、終身保険(一時払い)の方がハードルが高い分、払い込んだ額よりも多くの保険金を受け取れます。

例えば、保険金額1,000万円の場合、払込総額は、50歳男性ですと8,667,110円、50歳女性ですと8,395,060円、60歳男性ですと9,069,840円、60歳女性ですと8,806,320円、70歳男性ですと9,452,370円、70歳女性ですと9,226,660円になります。

終身保険は保険会社としてはいつかは払わなくてはいけない保険になります。

寿命から考慮して、男性の方が早くに支払わなければならない可能性が高いので、男性の戻り率は悪くなっているのですが、仕方のないことです・・・。

被保険者の年齢が15歳未満ですと、引き受けできる保険金額に一定の制限があるので注意しましょう。

4.と5.の「修正払込方式終身保険」ってなに?

こちらの終身保険は基本的に支払う保険料が若い頃は少なく、年を取るにつれてどんどん高くなっていくというものです。

プルデンシャル生命のパンフレットを見ればわかりますが、他の終身保険に比べて、支払う保険料ががくっと下がって見えるのが特徴です。

これは注意しなければならないのですが、払込期間が終身であるものや85歳のものであることが多いです。

正直、若いころに払えない金額が85歳になっても払い続けられる自信は私にはありません・・・。

ですので、こちらの保険商品を加入を検討される方はきちんとご自身のライフプランを考えてから加入することをお勧めします。

まとめ

今回はプルデンシャル生命の終身保険の内容を中心に、終身保険についてお話しました。

保険というのは万が一を想定して考えられているものですので、貯金とは全く別物です。

終身保険というと積み立てる部分が大きいので毎月の支払が多くなりがちです。

死亡する確率を考えたときに必ずしも終身保険が一番最適というわけでもなく、定期保険でもよい場合があります。

それは人それぞれの考え方、ライフプランによって全く異なるため、私個人だけでは判断ができません。

本気で保険を考えている方は、一度専門家に保険について考え方などのお話を伺うだけでも世界が変わると思いますよ。

掛け捨てという定期保険のメリット!終身保険とどっちが上?

参考:プルデンシャル生命の終身保険が気になる人におすすめの記事

プルデンシャル生命の終身保険が気になっている人は、以下のような記事も参考になるかと思います。

プルデンシャル生命の終身保険が気になる人は

プルデンシャル生命の保険料が高いという評判の実証

プルデンシャル生命に学資保険はない?加入検討時に気を付けるポイント

プルデンシャル生命のユニークな死亡保険の解説

プルデンシャル生命の評判が気になる人は

プルデンシャル生命はなぜ悪評が立つのか?高い保険料や営業の評判とその理由

プルデンシャル生命のしつこい営業のやり口

プルデンシャル生命の他の死亡保険が気になる人は

【2017年】プルデンシャル生命といえども養老保険の評判としては「悪い」と言わざるを得ない

 - プルデンシャル生命 , , , , ,