日本生命「がん医療保険」の評判をチェック!実際に加入した口コミも
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日本生命「がん医療保険」の評判チェック!
近年癌の治療薬が続々と登場し癌が治る病気となりつつある一方で、治療の高額化や検査など治療期間の長期化が懸念されており、がん保険が注目を集めています。
そこで今回は実際日本生命の医療保険に加入していたことのある経験をもとに、日本生命の「がん医療保険」の評判について考えてみたいと思います。
日本生命の場合はがん保険単品がなく、『がん医療保険』と『三大疾病保障』というパーツを、様々な商品に組み込む形でがん保険を扱っています。
それに対し他社が取り扱うがん保険には、30代男性の場合に単品で月々700円弱という物もあります。このため単品での扱いがない日本生命は、不必要な保険に一緒に加入させられるという印象があるようです。
ただ日本生命で単品保険を扱わないのは、こま切れの商品ではいざという時に保険として役に立たないという考え方があるそうで、実際に病気になった時のシュミレーションをしてみると一定の説得力があります。
同じがん保険という名前でも、「働き盛りで癌になっても家族を守れる保険」と、「一定の期間に癌になったら一定の金額がもらえる保険」の2種類あり別物であると考えた方がよいのかもしれません。
日本生命のがん医療保険の利点
ここで日本生命のがん医療保険について特筆すべき利点を3点ご紹介します。
1、健康状態に関係なく更新できるシステム
日本生命のがん医療保険は、一度加入すると癌になった後でも更新や終身への変更が可能です。これはがんの再発しやすい性質を考えればどの商品にもついていてほしい機能といえます。
しかし他社に見られるような単品の定期型がん保険では、契約期間のがんの発症による一時金や治療の保障はあっても、その後契約が切れると当然既往歴を理由に再加入や更新ができなくなってしまいます。
がんの早期発見の技術や新薬の開発で治療や再検査が長期にわたる傾向にある昨今、場合によっては一番保障が欲しい時に役に立たない保険になってしまうという事もあり得ます。
また安いタイプの商品になると、保険料を差し引いた一時金の金額によっては貯金という方法で準備する方が効率的と感じるような商品もあります。
日本生命の商品は高額な分、いざという時には安心できる保障内容を提供しているといえます。
2、支払額や保障する病状の手厚さ
日本生命のがん医療保険は他の保険と組み合わせているので、実際がんになった時に起こり得る他の病気の併発や、仕事ができなくなる場合の生活保障などに必要な金額を準備することができます。
しかし、単品のがん保険は保険料が安い分、当然支払額や保障内容も薄いものになってしまいます。
契約年齢などの様々な条件によっては、日本生命の医療保険と同じ程度の保障を多様な会社でバラバラに契約することで、保障を充実させつつ保険料を抑えるということもできるかもしれません。
しかし煩雑な契約内容の把握が必要で、なにより病気になった時の一つ一つの手続きが大変になってしまうので誰にでもおすすめできることではありません。
3、日本生命は日本一の安定した巨大企業
日本生命は日本国内の加入者数が最も多く、誰もが認める大企業です。
保険料を安くすることだけにこだわると、現在加入者を伸ばすために保険料を抑えている新しい会社の商品も目にとまる事になります。
しかしそのような新しい保険会社の場合は、倒産や吸収合併により予定より保障内容が低くなったりその保険会社が外資なら日本から撤退したりというリスクもあるという事を知っておく必要があります。
同じ「がん保険」でも中身が違うと目的も違う
上記のように、同じがん保険でも保障内容や契約する年齢やその時の状況により、目的が変わってきます。
他の保険商品を考える時でもいえることですが、商品名に惑わされずに、自分が何のために保険を必要としているのかを明確にしてそれに役立つ方法を、保険にかぎらず比較していくのが大切です。
国内でうけられる高額療養費制度などの社会保障は、年齢やその時の収入によって額が変わりますし、人によって病気になる時の状況も様々でしょう。
医療費に備える方法は、社会保障、貯金、保険、その他金融商品、など柔軟に考えるのがおすすめです。
自分が何のために保険を必要としているのか明確にするには?
自分がどんな保険を必要としているのか明確にするために、「保険偏差値」で自分にとってどんな保障が必要だと考えているかを振り返って考えることをお勧めします。
日本生命のがん保険のように、保険料が高くても保障が手厚ければ納得するという方もいらっしゃると思いますし。とにかく薄くても良いから保険料を安くしたいというニーズの方もいらっしゃるかと思います。
問題なのは、一体何がその人にとって大事で、必要としている要素なのかを自分で的確に把握することだと言えるのではないでしょうか。その点で「保険偏差値」は、自分が保険に求めている要素が現状の保障にどれだけ反映されているかをチェックすることができるため、保険の見直しをするときはもちろん、本当に自分にとって必要な保険とは何かを考えるきっかけになってくれます。
自分が何のための保険を必要としているのか、保険偏差値の利用を通じて明確にし、保険選びに活かしていきましょう。
日本生命のがん医療保険は目的別に組み換えが自由
日本生命のがん医療保険は、働き盛りで癌になった時、家族を守れるためには優秀な保険商品と言えます。
単品ではなく被保険者の年齢や家族構成、生活状況にあわせて定期的に商品を組み替えるという考え方も、また各地域に営業職員や支店が充実していて相談しやすいという点も、一生を通した効率的なプランニングを可能にしています。
日本生命のがん保険は保障が厚いが保険料も高い
日本生命は日本国内の加入者数1位を誇る、名実ともに日本一の保険会社ですが、何も考えずに営業職員の言われるがままにしておくと、自分の状況や収入に不釣り合いな高額な保険料を払う事になったりもします。
誰もが保障が厚くて保険料の安い商品を求めていますが、その人にとって一番安くて上質な本当に最も良い保険というのは保険会社にはありません。
保険に入る人が自ら学び社会保障と企業の保険をそれぞれ上手に組み合わせ、各人生の状況によって設計し活用できる知識こそが最高の保険といえます。
とはいえ、誰もが保険や社会保障などの知識を身につけられるわけではありません。そういうときには保険会社の営業職員やファイナンシャルプランナーを活用することができます。
日本生命の営業はそれ自体が商品とも言える
日本生命の営業の方と話をしたことがあるでしょうか?
インターネットで契約できる保険なども増える中、昔ながらの一対一の営業スタイルは老舗の貫録を感じさせます。営業の方の人柄にもよるのでしょうが、わずらわしいという悪評もあれば、向こうから来てくれてコミュニケーションできるので安心感があって楽という人もいるようです。
日本生命の保険料は人件費のために高くなっているという指摘もあります。しかし複数の企業の商品を扱う保険代理店の手数料と同じように、保険について自ら学ぶ時間の無い加入者に適切な情報を提供し、手続きを補佐するためのサービスの一環でもあるのです。
もちろん営業が仕事なので利益を上げるためにより高額な保険を勧められることもありますが、こちらが注意して確認事項やわからない事について質問し記録に残すことをするだけで、ネットや本で調べるよりも効率的に自分に必要な保障について情報を集めることができます。
すばらしいのは加入する前の相談はほとんどが無料という点です。
自分で手続きするのが苦手な人には日本生命は安心
このように考えると、保険や金融商品について知識があり、自分で手続きもできる人は日本生命のような人的資源を抱える会社は向かないとも言えます。
これから学んでいこうという人や、一家の大黒柱で一定期間は安定した高額な保障が必要という人は、一度代理店や日本生命など大手企業のファイナンシャルプランナーに相談してみるのも、とても有意義であると思います。
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