メディケア生命と住友生命の関係って?

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

メディケア生命と住友生命の関係って?

   

メディケア生命は住友生命のグループ会社

メディケア生命は住友生命と三井生命の共同設立の会社です。まだ会社名的にはなじみがうすいのではないでしょうか。

メディケア生命は住友生命が80%、三井生命が20%の出資をしていて、保険ショップやインターネット通販などを主流として活動しています。

2010年4月から営業開始していて、保険会社としては7年目のまだまだ若手企業ですが、バックが住友生命なので大手の安心感はありますよね。

ただ、基本的には住友生命や三井生命の営業職員は取り扱いができないようです。ですが、サポートセンターや引き受け基準などは住友生命のサービスを使用できるのでそこは評価できる点といえます。

他社にはないメディケア生命の特徴とは?

大手だからこそ、かどうかはわかりませんがメディケア生命以外ではあまり持っていない特徴が2つあります。メディケア生命を選ぶ基準の一つとして参考にしてもらえたらと思います。

主に特約がたくさんある医療保険についてになります。

特徴その1:三大疾病払込免除特約がイイ!

三大疾病払込免除特約とは、三大疾病(がん、心筋梗塞、脳卒中)になったときにその後の支払いを免除してくれる特約です。保障はその先も一生涯続くので、治療費の負担が上がる中、さらに保険も払い続けないといけないという事態を回避できます。

しかし、三大疾病に「なったら」という基準が各社で統一されているわけではなく、それぞれ基準を設けています。その基準がメディケア生命はかなり緩いんです。どれくらい違うのかをみていきましょう。

一般的な(昔からある)三大疾病の条件

昔からある三大疾病の条件としては以下の通り。

がん「悪性新生物」のみ(「上皮内新生物」は対象外)
急性心筋梗塞60日以上労働制限ありと医師に診断されたとき
脳卒中60日以上労働制限あり、もしくは所定の麻痺などの症状が60日以上継続していると医師の診断があったとき

がんが悪性新生物のみはまだわかる気もします。が、急性心筋梗塞と脳卒中の条件をみると60日以上働けない状態が続いたらとなっているわけです。

これって2か月ほぼ寝たきりみたいな状況。
かなり重症のレベルまでいかないともらえないということがわかりますよね。

メディケア生命の三大疾病の条件

一方メディケア生命の三大疾病の条件は以下の通り。

がん種類問わず(上皮内でも可
急性心筋梗塞60日の労働制限もしくは、公的健康保険制度対象の手術を受けたら
脳卒中60日の労働制限または所定の障害状態もしくは、公的健康保険制度対象の手術を受けたら

となっています。
「がん」なら何でもOK!心筋梗塞や脳卒中も手術すればOK!といった感じです。

他社で比較すると上皮内新生物で払い込み免除になるという条件はほとんどありません。これはかなりの好条件。

特に女性の場合、子宮頸がんなどは上皮内新生物として診断されることも多いようですので、ありがたい条件ですね。

また、心筋梗塞・脳卒中に関しても60日ルールだけでなく手術すれば対象になるので条件の満たしやすさでは圧倒的にイイといえます。

特徴その2:手術の条件がイイ!

特徴の二つ目は手術を受けたときの給付条件です。手術は医療保険の日額×何倍という表記になります。40倍・20倍・10倍・5倍・2.5倍という感じです。入院5000円なら最大20万円ということですね。メディケア生命はこれが受け取りやすいんです。

この倍率は手術の種類によって決まります。大きく分けて
・開頭・開胸・開腹をともなう手術
・入院中に受けた上記以外の手術
・外来での手術

となっています。ちなみに、上記は公的健康保険に連動しているタイプのものですが、昔の保険ですと保険会社が定めた88種類の手術の内容によって倍率が決まります。

メディケア生命の手術の条件がイイのは何か?というと「開頭・開胸・開腹をともなう手術」の部分なんです。

実は最近の医療では開頭・開胸・開腹というのはあまり行わないようです。腹腔鏡・胸腔鏡などの技術進歩により開頭・開胸・開腹まではいかない手術が増えているんですね。

保険の受け取りという点だけ見れば非常に受け取りにくい困った状況なわけです。

ですが、メディケア生命はやってくれました。
腹腔鏡などの手術も開頭・開胸・開腹をともなう手術とみなし給付対象となっているんです!つまり20倍の対象!しっかり受け取れるので安心です。

メディケア生命と住友生命まとめ

長年やってきている国内大手生保会社グループだからこその安心感があるといえます。ただ営業職員を雇っている本家のほうがコスト高で保険料も割高という残念な感じは否めませんが。

ですが、コスト低く同様のサービスの展開を狙うメディケア生命の試みは評価できると思います。ぜひ参考にしてください。

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