火災保険の建物の評価について、意外と知らない人も多い!

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火災保険の建物の評価について、意外と知らない人も多い!

   

火災保険の建物の評価について

皆さん住宅を購入すると火災保険に加入しますよね。万が一の火災の時や風、雪、水災などの自然災害、盗難、水濡れなど幅広い補償がついているので安心です。

しかし加入の時に問題となるのが建物の評価金額をいくらに設定するかという事です。新しく購入したばかりの時は実際の購入金額で設定するので特に問題にはならないかもしれません。ローンを組む時に保険料の支払いを含める形で長期契約を結ぶことが多いと思います。

問題となるのはその契約が満期になり更新手続きをするときです。

今回は火災保険をどのように考えて評価すればいいのかをお伝えしたいと思います。

火災保険の建物の評価である「時価」と「新価」とは?

まず知っておかなくてはいけないのが評価には「時価」と「新価」の2種類があるという事です。

時価とはその時の価格の事です。お寿司屋さんでもマグロが時価でその時によって金額が違ったりします。自動車の価格も新車購入時から古くなるにつれてどんどん下がっていき、今現在の価格で評価されることが多いです。

それに対して新価とは保険の対象と同一の構造、質、用途、規模、型、能力のものを再築または再取得するのに要する額をいいます。新しいものを購入しなおす時に必要な金額なので時価よりも高い評価になることが多いと思います。

昔の火災保険は時価評価で保険金の支払いをしていたので契約者の予想よりも低い金額しか支払われずもめることも多かったようです。でも今は新価で評価をしますので修理や買いなおす為の十分な費用が保険で賄えることが多くなっています。

この違いは大きく、ずいぶん分かりやすくなったといえます。

次の章ではより具体的な評価の仕方をお伝えします。

評価の方法

先ほどお伝えした新価で評価をする際に2つの評価方法があります。「年次別指数法」と「新築費単価法」です。

年次別指数とは新築した年月と新築当時の購入金額から物価の変動などの係数をかけて評価金額を出す方法です。情報がはっきりしていないと使えない方法です。マンションは購入価格の中に土地代も含まれていますので土地代は除かなくてはいけません。(土地には消費税がかかりませんので消費税額がわかれば 消費税額÷8%で建物代が計算できます)

もう一つの新築費単価法は都道府県別・構造別の平均平米単価の情報を保険会社は持っていて、住宅の面積とかけて簡易評価をする方法です。でた評価額は契約者の希望で30%は増額したり減額できるようになっています。

やはり事故があった後は燃えにくい構造の家を建てたいという方もいるので増額できたり、以前立てた時とは人数が減るなど家族構成も変わっているので平屋の家でいいという方もいるので減額できたり調整ができるのです。

不動産的な評価では古くてそんなに高い評価じゃないのにという方は多いのですが、保険的な評価は別物なんですね。

どちらの方法で評価してもOKですので希望金額に近い評価ができるほうでいいと思います。

火災保険の評価に関するまとめ

ご自身の火災保険の建物の評価金額がどのような金額になっているか把握されていますか?

実はもっと高い評価をつけることができるかもしれませんし、逆に評価を下げてもっと保険料を節約できるかもしれません。好き勝手な金額を設定することはできませんがルールに則って契約者の意向を反映することはできるのです。

保険はなじみがないのでわからないという方は多いですが、いざという時に「ちゃんとした内容の保険に入っていてよかった」と言えるようにしっかりと検討しておいたほうがいいと思います。

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