SBI損保のがん保険のデメリットと対処法について

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

SBI損保のがん保険のデメリットと対処法について

   

SBI損保のがん保険、デメリットは

SBI損保のがん保険は、実際にかかった費用をお支払いする「実額補償」タイプの損保型のがん保険です。

他の保険会社のがん保険とはその性質が異なり、入院日数や手術費用、通院日数に対して一定の給付金を受け取れるタイプとは異なり、がんの治療にかかった費用を「実額」で支払ってくれます。

このことは、万が一受け取れる給付金額でその治療費をまかないきれないリスクを完全にゼロにしてくれるだけでなく、国内の未承認の治療薬・治療方法を受けるときにその費用が全額負担になってしまう「自由診療」も対象にしてくれています。

お金の心配をすることなく、どんな治療も受けることができるメリットがあります。

SBI損保のがん保険の特徴

詳細については、別記事に記載しておりますのでご興味があれば見てみてください。

簡単な特徴としては、治療費がかかった分だけ補償してくれる「実額補償」、「保険料の圧倒的安さ」、「自由診療と先進医療も補償」等が挙げられます。

SBI損保のがん保険は最高のがん保険!格安の保険料と実費を補償

SBI損保のがん保険のデメリットとは

実額補償してくれるがん保険ですが、デメリットとなる部分があることに注意してください。

大きく分けて4点あります。

「補償されない部分」「請求行為を自分で行う」「保険期間が終身ではなく、保険料が上がってしまう」「特約を付加すると保険料が跳ね上がる」

1つずつ解説していきます。

補償されない部分

治療費をかかった分だけ補償してくれるのが一番の特徴ではありますが、補償されない部分があります。

がん入院保険金に関しては、差額ベッド代、貸テレビ代・新聞代・特別メニューの食事代等、直接治療に関係しない諸雑費など。

がん通院保険金に関しては、往診による治療、交通費・宿泊費等、直接治療に関係しない諸雑費など。

いわゆるがん治療に無関係なものは補償されません。

請求行為を自分で行う

このがん保険を使うためには、自分で請求しなければいけません。

担当者がいないネット保険のため、自分もしくは指定した代理人が保険会社に請求しなければいけません。

とは言っても、SBI損保にはメディカルセンターという問い合わせ先が用意されているので、そちらに電話をすれば対応していただけます。

保険期間が終身ではなく、保険料が上がってしまう

保険期間は90歳が最長期間となっているため、90歳を超えて長生きしてしまった場合は、この保険は終了してしまいます。

また、もともとの保険料が安いとは言え、保険料が上がってしまうことに嫌悪感を持つ人もいるかもしれません。

さらに、60歳代・70歳代になると、保険料の負担もそこそこになってくるので、保険料表を確認した上で支払い続けることができそうなのかを見極める必要があります。

特約を付加すると保険料が跳ね上がってしまう

「がん診断保険金支払特約」を付加するか付加しないかを選択できますが、付加した場合、保険料がとんでもないことになります。

これは実際に保険料表を見ていただいたほうが早いです。

以下、月払保険料表になります。

契約年齢男性女性
30歳970円1,450円
31歳1,000円1,530円
32歳1,030円1,610円
33歳1,060円1,690円
34歳1,100円1,800円
35歳1,160円1,910円
40歳1,600円2,730円
41歳1,720円2,910円
42歳1,840円3,090円
43歳1,980円3,280円
44歳2,120円3,470円
45歳2,290円3,660円
50歳3,330円4,680円
51歳3,600円4,880円
52歳3,890円5,080円
53歳4,210円5,280円
54歳4,550円5,450円
55歳4,930円5,590円
60歳7,200円5,980円
61歳7,680円6,090円
62歳8,160円6,210円
63歳8,630円6,360円
64歳9,140円6,520円
65歳9,660円6,690円
70歳12,570円7,690円
71歳13,120円7,890円
72歳13,650円8,090円
73歳14,160円8,280円
74歳14,160円8,480円
75歳15,090円8,680円

(各年齢の後半の保険料や、76歳以降の保険料は直接ご確認ください。)
60歳を超えたあたりからかなりの保険料負担になってきます。

SBI損保のがん保険のデメリットをカバーするには

まず、「請求行為を自分で行う」こと、「保険期間が終身ではなく、保険料が上がってしまう」こと、この2つは、仕組み上どうしようもないので受け入れるしかありません。

「補償されない部分」と「特約を付加すると保険料が跳ね上がっていまう」の2点については、カバーできる方法があります。

それは、SBI損保以外の保険会社で、一般的な「医療保険」に加入することです。

一般的な「医療保険」に加入するとは?

「補償されない部分」については、一般的な医療保険、入院日額5,000円や10,000円といった極々普通の医療保険に加入していればカバーできてしまいます。

通常の医療保険は、がんという病気に限らず、病気で入院した際に日数に応じて給付金が支給されます。差額ベッド代や食費などは普通の医療保険に加入していれば、悠々とカバーできるでしょう。

「特約を付加すると保険料が跳ね上がってしまう」についても同様に、三大疾病時に一時金が支給される特約を付加できる医療保険に加入していれば問題ありません。

一般的な医療保険の一時金特約は、SBI損保のこのがん保険ほど保険料は上がりません。

あえてSBI損保のがん保険に一時金特約を付加するよりも、一般的な医療保険に三大疾病時の一時金特約を付加しておけば、がん以外の三大疾病時にも一時金が支給されるので、そちらのほうが内容的にもお財布的にも良いでしょう。

SBI損保のがん保険のデメリットと対処法について

現実的な治療を受ける話になると、給付金がまったく出ないというのは、差額ベッド代や食費、通院時の交通費に対しての保障が全くないことは経済的な負担になります。

がん治療に特化している保険ではありますが、一般的な給付金が支給される医療保険に加入した上で、このがん保険に加入されることをおすすめします。

がん治療の莫大な費用がかかるリスクはこのがん保険で抑えることができすが、このがん保険1本だけ加入するのではなく、医療保険+がん保険とセットで備えておきましょう。

 - SBI損保 , , ,