ジブラルタ生命の積立利率更改型一時払終身保険 市場価格調整を考慮すべき

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

ジブラルタ生命の積立利率更改型一時払終身保険 市場価格調整を考慮すべき

   

ジブラルタ生命 積立利率更改型一時払終身保険について

日本はマイナス金利のため、銀行に預金していても利息はほとんどつかず、銀行の普通預金に1,000万円を預けていても年間100円ほどしか増えませんよね。

ジブラルタ生命の積立利率更改型一時払終身保険の積立金定期引出タイプは、毎年の積立金の増加分を受け取ることができます。

例えば、加入時1,000万円を振り込んで、毎年15万円ほど(為替により変動)受け取っている人もいます。

加入時期によって積立利率が異なるので、上記の金額よりも多く受け取っている人、少ない人もいます。

ジブラルタ生命の積立利率更改型一時払終身保険 加入するタイミングによっては資産を大きく増やせる可能性のある商品

ジブラルタ生命の積立利率更改型一時払終身保険は、一時払いした保険料を10年間もしくは15年間、積立利率は固定し、債券運用していく終身保険です。

加入時の積立利率が10年間もしくは15年間適用され、市場金利に影響を受けます。(市場価格調整といいます)

例えば、積立利率が年6%の時に加入したとします。5年後に市場の金利が年2%になっていた場合、年6%を持っているほうがお金が増えるので2%よりも価値が大きくなります。

その価値の大きさが解約返戻金にも反映され、加入時に払い込んだ保険料よりもグーンと増えている可能性があります。

もちろんその逆の場合もあり、加入時よりも市場金利が上昇している時は、一時払した保険料よりも解約返戻金は少なくなるケースもあります。

リスクはありますが、加入する時の市場金利や今後の経済状況を考慮のうえ加入すれば、うまく資産を増やすことのできる商品です。

ジブラルタ生命 積立利率更改型一時払終身保険のデメリット

解約時に下記2つが欠点です。

①市場価格調整が入る

先ほど、市場価格調整というのを書かせていただきましたが、こちらは市場金利によってはメリットにもデメリットにもなります。ジブラルタ生命は現時点で米ドル建てと豪ドル建ての2通貨のみとなっており、円建てとユーロ建ては取扱いを停止しています。現時点でのアメリカとオーストラリアの市場金利は低いため、長期的に考えると金利は上がっていく方向だと思います。実際にアメリカは少しずつ上げはじめています。

②解約控除率

契約日から10年未満の場合、解約控除率というものがあり、ある一定の率が積立金より差し引かれます。

ただし①市場価格調整の場合は、積立利率計算基準日(契約日から10年後もしくは15年後※契約時内容によって異なる)に解約をした場合は、市場価格調整率が適用されませんので、解約する日を積立利率計算基準日にすることによりリスク回避できます。

②解約控除率に関しても、10年以上経過すればなくなりますので、同様にリスク回避できます。

短期間で運用したいという人には、この商品は入り時ではないと考えます。

ジブラルタ生命 積立利率更改型一時払終身保険のメリット

①持病のある人でも加入できる

加入時の告知が職業のみのため、持病があって保険に入れないというかたでも加入できます。

②為替手数料が安い

銀行で外貨預金をする場合、1ドルにつき米ドル1円、1豪ドルにつき豪ドル2円50銭などの手数料がかかります。

ジブラルタ生命の場合、米ドルの場合は振込時:1米ドル50銭、解約時:1米ドルあたり1銭。

豪ドルの場合、振込時:1豪ドル50銭、解約時:1豪ドル3銭 と銀行に比べ為替手数料が安いです。

 

ジブラルタ生命 積立利率更改型一時払終身保険を加入をご検討のかたへ

現在や今後の市場金利を考えると早期に運用利益を出したいというかたにはおススメできません。

アメリカにしてもオーストラリアにしても、現時点での金利が低いため、今後は市場金利が上がっていいく可能性があります。実際アメリカに関しては、少しずつ上げてきています。

そのため、ここ何年かは市場価格調整率がマイナスに作用する可能性が高いため、早期の運用益を出すのは厳しいかと思います。

まずは、10年もしくは15年置いておける資金ということが大事です。

3年後、5年後に使う予定のお金だとしたら、別の商品を選ぶべきです。

ジブラルタ生命の積立利率更改型一時払終身保険のような商品は十分に商品理解が必要

ジブラルタ生命の積立利率更改型一時払終身保険のように潤沢な資金を活用してできるだけ多くの運用を見込むためにも競合する他社の商品も比較検討する必要があります。

実際、約700万円ほどの資金を15年間、寝かせておくことで約120万円ほどプラスになって返ってくる保険も存在しますが、そういった商品には為替リスクや考慮する点がつきものなので十分に商品理解をする必要があります。

また同様の保険商品をすべて確認・検討していくにはいくら時間と労力があっても足りないこともしばしばです。

保険の検討比較に関して少しでもスムーズで気楽に行っていただくために、保険のプロへ保険相談することをお勧めしてます。

ジブラルタ生命 積立利率更改型一時払終身保険での運用に向いていると思うタイプ

今の市場金利や経済状況を考慮すると下記のような人に望ましい商品だと思います。

①ある程度資産のある人(すぐには使う予定のない資産がある人)

②相続対策をしたい人

職業のみの告知のため、生命保険の相続時の非課税枠を確保しやすいです。

③銀行にずっと寝かせっぱなしの資金がある人

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