ジブラルタ生命のドリームゲートは学資保険に向いている!検討する余地あり
目次
ジブラルタ生命の「ドリームゲート」ってどんな保険なの?
ジブラルタ生命の「ドリームゲート」は、生涯続く死亡保障を確保しながら子供の教育費や将来の準備を兼ね備えた米国ドル建ての終身保険です。
契約は子供が10歳以下でないと加入できないので注意が必要です。
保険料の払い込み期間は子供が20歳までで、被保険者である子供が17歳・18歳・19歳・20歳になると生存給付金を受け取ることができ、生存給付金は17歳時点のみ死亡保険金額の15%で、そのほかは死亡保険金額の5%になります。
今回はジブラルタ生命の「ドリームゲート」の内容とそれ以外の似た商品の説明について書いていきたいと思います。
ジブラルタ生命のドリームゲートに加入した場合の解約返戻金は?
子供が0歳(女性)で、保険金額70,000米国ドル、保険料払い込み期間が子供が20歳までの条件でジブラルタ生命の「ドリームゲート」に加入したら、毎月の保険料は146.23米国ドルになります。
そのため生存給付金として17歳時点では10,500米国ドル、18歳~20歳は3,500米国ドルの合計21,000米国ドルを受け取ることが出来ます。
もし28歳で解約した場合は15,764米国ドルが解約返戻金として戻ってきます。
つまり、20歳まで35,095.2米国ドルを支払い、28歳で解約すると生存給付金と合わせて36,764米国ドルを受け取ることが出来ます。(生存給付金を含む返戻率104%)
また28歳以降は解約返戻金も増え続けるため、自分の好きなタイミングで解約することができます。
ジブラルタ生命の「ドリームゲート」のメリット・デメリット
ジブラルタ生命の「ドリームゲート」のメリットは生存給付金等受け取る際に、円か米国ドルかどちらか選べます。
そのため為替相場の動向から判断して、円でも米国ドルでも有利な通貨で受け取ることができ、ジブラルタ所定の範囲内で据え置いておき好きな時に受け取ることもできます。
さらに生存給付金の受取日を入学前や誕生日など好きなタイミングを選ぶことが出来ます。
米国ドル建ての商品なので、米国ドルを円に換算するときに為替相場の変動に影響を受けて保険金額等(米国ドル)を円に換算した場合の金額が支払った既払込保険料総額(円)を下回ることがあり損失を生じる恐れがあります。
またこの為替リスクは契約者および受取人に帰属します。
「ドリームゲート」以外のジブラルタ生命にある生存給付金商品「どるフィン」って何?
「ドリームゲート」以外にもジブラルタ生命の保険で「どるフィン」という生存給付金がもらえる商品があります。
この保険も「ドリームゲート」同様に米国ドル建ての終身保険ですが、生存給付金が契約後3年ごとに受け取ることができ、その生存給付金は4回目までは死亡保険金額の3%で、5回目は死亡保険金額の10%です。
例えば30歳女性が保険金額50,000米国ドル、保険料払い込み期間15年(45歳まで)のとき、毎月の掛け金は163.90米国ドルです。
また45歳まで29,502米国ドルを支払い、60歳で解約すると生存給付金の11,000米国ドルと解約返戻金の23,765米国ドルを受け取ることが出来ます。(生存給付金を含む返戻率117%)
ジブラルタの「ドリームゲート」と「ドルフィン」の違いは?
ジブラルタ生命の「ドリームゲート」と「どるフィン」は大きく異なるのは契約ができる年齢で、「ドリームゲート」は10歳以下しか加入できないのに対し、「どるフィン」は0~65歳まで加入できます。
そのため「ドリームゲート」は学資保険の代わりとして加入される人が多いです。
また生存給付金の回数と額も異なります。
結局ジブラルタのドリームゲートは良い保険なの?
保険の仕組みとして、終身保険は年齢が若いうちに加入する方がトータルの支払額が少なくなります。
そのため子供のうちに終身保険に加入させる人が多いですし、それをお子さんへのプレゼントとしている方も多いです。
またこのジブラルタ生命の「ドリームゲート」は生存給付金もある保険なので子供の保障も持ちながら将来の教育資金の準備もできる、子供を持つ親にとって良い学資保険になると思いますが、為替リスクを考えるとこれ一つで学資金を確保するのではなく、様々な形で貯蓄するようにしましょう。
しかし学資保険としてではなく、ただ生存給付金がある保険に加入したい場合は「どるフィン」が良いでしょう。
その場合は、きちんとジブラルタ生命の職員と相談して、ご自分の要望を伝えるようにするといいですね。