解約返戻金以上の価値のある医療保険「メディカルキットR」は高所得者や女性に人気
目次
解約返戻金以上のメリットのある医療保険「メディカルキットR」
一般的に、多くの方が加入されていらっしゃる医療保険は、保険料が安い反面、掛け捨て型の医療保険でしょう。
人間という生き物は「病気にかかりベッドの上で亡くなる」最後がほとんどであるため、医療保険の保障期間は一生涯の保障を確保し、よほどのことがない限り、途中で解約するケースはありません。
解約返戻金があったとしてもその分保険料が高くなってしまうため、「医療保険に解約返戻金があっても保険を辞めないから意味がない」と考えることが普通です。
今回は、解約返戻金以上のメリットがある、東京海上日動あんしん生命の医療保険「メディカルキットR」について解説してみたいと思います。
メディカルキットRの「R」が意味すること
あんしん生命で取り扱っている医療保険「メディカルキットR」は、その保障内容については他社の医療保険と大差がなく、非常にオーソドックスな保障内容を組み立てることが出来ます。
入院で日額いくら、手術でいくら、三大疾病による入院日数、女性疾病の保障、先進医療保障、など、どこの保険会社の医療保険であっても組み立てることができる保障内容です。
冒頭で触れたように、解約返戻金があるタイプの医療保険であるため、途中で解約することがあったとしたら、今まで支払ってきた保険料に対してある程度の割合(60~70%程度)の解約返戻金が戻ってきます。
しかし、最大の特徴は解約返戻金の存在ではなく、2つの「R」が意味するところにあります。
リターンの「R」
「メディカルキットR」は、将来、今まで支払ってきた保険料が「1円単位」でリターン、戻ってくる仕組みになっています。
名目としては「健康還付」としての位置づけであり、契約年齢によって健康還付を受け取ることができる年齢が異なります。
契約年齢が0~40歳であれば60歳または70歳で、41~50歳であれば70歳で、51~55歳であれば75歳で、56~60歳であれば80歳で、今までの保険料が戻ってきます。
また、契約途中で医療保険を使用し、入院給付金や手術給付金を受け取っていたとしても、所定の年齢まで保険料を支払えば、今まで支払った保険料から、既に受け取った給付金額を「差し引いた」金額が戻ってくるため、損をすることがありません。
当然ですが、支払った金額よりも受け取った給付金額のほうが大きい場合はお金は戻ってきませんが、その場合は医療保険に加入した最大の意義があった訳ですから、どちらのケースにしても、損をしない仕組みとなっています。
リザーブの「R」
所定の年齢で健康還付金を受け取ったとしても、医療保険はその後も必要なケースがほとんどでしょう。
健康還付金は「解約返戻金」ではないので、健康還付金を受け取った以降も変わらず医療保障が続きます。
それ以降の保険料は、今まで支払ってきた保険料から上がる訳ではなく、一生変わりません。
この意味で、一生涯の保険料の金額をリザーブ、予約することができる仕組みとなっています。
当然、新たな健康診査などもありません。
メディカルキットRの注意点
健康還付金として戻ってくる保険料と一生涯変わらない保険料は、「主契約」部分に該当する保障だけとなります。
特約部分に該当する保障の保険料は、還付と対象となりませんし、更新型の特約であれば、その特約部分の保険料は上がっていきます。
先進医療特約は、保険料が非常に安いため多くの方が付加されていらっしゃいますが、この先進医療特約部分に該当する保険料は、「R」が提供となっていませんのでご注意ください。
メディカルキットRのシミュレーション
「入院日額:5,000円 手術給付金:5万円 先進医療特約:上限2,000万円」の条件で、各年齢・性別で試算を行ってみます。
【45歳男性】月保険料:5,109円
(うち特約保険料114円)70歳健康還付金:1,498,500円
(4,995円×12か月×25年間)
年齢・性別 | 月払保険料 | 70歳健康還付金 |
---|---|---|
【25歳男性】 | 月保険料:2,554円 (うち特約保険料114円) | 70歳健康還付金:1,317,600円 (2,440円×12か月×45年間) |
【25歳女性】 | 月保険料:3,099円 (うち特約保険料114円) | 70歳健康還付金:1,611,900円 (2,985円×12か月×45年間) |
【35歳男性】 | 月保険料:3,544円 (うち特約保険料114円) | 70歳健康還付金:1,440,600円 (3,430円×12か月×35年間) |
【35歳女性】 | 月保険料:3,744円 (うち特約保険料114円) | 70歳健康還付金:1,524,600円 (3,630円×12か月×35年間) |
【45歳女性】 | 月保険料:4,784円 (うち特約保険料114円) | 70歳健康還付金:1,401,000円 (4,670円×12か月×25年間) |
メディカルキットRがオススメな層
比較的資産をお持ちでいらっしゃり、医療保険の必要性は低いが、「先進医療保障」を保険として持っておきたい、医師や士業といった層に非常に好まれる仕組みです。
入院・手術に対する保障は、保険としてなくても困ることはないが、その技術費用を全額拠出しなければならない先進医療保障は、医療保険の仕組みで持っておくことにより、月々たった114円で2,000万円までの保障を持つことができ、そのうえで、トータルの保険料が将来戻ってくる仕組みなので、「損」をしない保障という意味で非常に人気があります。
また、女性にも非常にも評判が高く、家庭の支出を管理する立場におられることが多い女性は、(偏見かもしれませんが)なるべく「損」をしない仕組みづくりに、男性よりも興味の程度が高いです。
もちろん、将来戻ってくる仕組みのほうが良い、という考えをお持ちであれば、職業・性別問わず、オススメできる仕組みとなっています。
メディカルキットRをオススメできない層
40代後半以降の方です。
それは、月々の保険料が非常に高くなってしまい、健康還付金を受け取った以降も医療保険を残していくためには、ずっと保険料を支払っていかなければなりません。
年齢が高くなればなるほど、保険料は高くなってしまうため、リタイアされた以降の年代で、保険料を支払っていくことを考えると、保険料負担が厳しく感じてしまうことが予想されます。
ただ、十分は資産を持っていたり、ずっと払っていくことができる保険料であると言えるのであれば、加入されても問題はないと思います。
高所得者や女性に人気の解約返戻金以上の価値のある医療保険「メディカルキットR」
個人的にですが、私はこの仕組みを非常に気に入っています。
金銭に対する価値観による部分が大きいとは思いますが、仮に月2,000円の医療保険に加入したとしても、40年支払えば96万円に、50年支払えば120万円にもなります。
この金額が将来戻ってきたら、私は非常にうれしいです。
月5,000円の月極駐車場と月10,000円の月極駐車場の2つがもしあったとして、月10,000円のほうの月極駐車場は、契約が終わったら今まで支払ってきた賃料を全て返してくれるという契約内容の駐車場だとしたら、私は迷わず月10,000円のほうを選ぶからです。