住友生命ライブワンを解約する前に見直したい「保険ファンド」のメリット
目次
住友生命のライブワンを解約する前に確認したい事
住友生命のライブワンを解約して他社へ加入する人が増えていますが、解約する前に見直してほしいことがあります。
それは、ライブワンの主契約である「保険ファンド」。利率変動積立型終身保険です。
保険ファンドは、これまでの定期付終身保険のデメリットを全て解消した画期的な商品です。
ライブワンには継続するメリットもあるので、一度立ち止まって検討してみてはいかがでしょうか。
終身保険のデメリット
終身保険の最大のデメリットは、お金が必要な時に解約するか貸付するしか方法がないという点です。
解約すると保障が全て無くなり、貸付すると貸付利息も合わせて返済しなくてはなりません。被保険者にとって、これは大きなデメリットになるのではないでしょうか。
また、保障の見直しで一番多い“転換”にも終身保険のデメリットが加わります。転換とは、今加入している保険を下取りして最新の保険に変更することをいいます。
本来、終身保険の保険料は上がることがありません。しかし、転換によって終身保険を下取りすると、現在の年齢で計算し直す必要があるため、保険料が高くなります。
このほかにも、契約の途中でインフレになった時は契約時の利率のままですので、不利になる場合があります。
住友生命のライブワンの終身保険が進化した「保険ファンド」の特徴
住友生命ライブワンの終身保険が進化した保険ファンドは、自由にお金を出金・入金することができ、契約3年後からは手数料も要りません。
貸付ではないので貸付利息がなく、当然ながら返済もしなくてよいのです。
保障の見直しをする際、保険ファンドはそのままで保障部分だけを最新の保障へ変更することができます。
利率変動型ですので3年ごとに利率見直しがありますが、もし利率が下がっても契約時の利率は最低保証されており、金利が上がればあがります。
60歳払込満了時は
①保険ファンドのまま(積立額0円~)
②終身保険へ変更
③年金として受け取る
④継続する保障の保険料に当てる
…など、未来を見据えて選べる仕組みになっています。
住友生命ライブワンの解約は積立額が少ないと不利?
住友生命のライブワンを解約する人のなかには「積立が必要だから」というのが理由の人も多いはず。
たしかに、他社と比べると保険ファンドの保険料ぶん、住友生命のライブワンのほうが高くなります。
積立は最低毎月2千円からですが、一回分の保険料が貯まれば毎月の積立額を0円へ変更する事が出来るため、最低金額での販売件数が多く実際には貯まっていません。
しかし、解約返戻金のほとんどが保険ファンド部分ですので、解約時に積立額が少ないと解約返戻金も同時に少なくなる可能性があります。
住友生命のライブワンを解約するのはメリットが活かされてないから?
ライブワンは、出金が自由にできる点や積立額0円など柔軟性に対応できるのが最大の売りですが、これが仇となり住友生命のライブワンの解約希望者が増え、現在では新規での加入ができなくなりました。
住友生命のライブワンを解約したいと考えている人の多くは、ライブワン本来のメリットを活かせていないのかもしれません。
ライブワンの場合、毎月の積立額を年1回手数料無しで変更することができますし、プラスファンドと言って3年間一度も引き出さなかった時には利率上乗せがあり、ますます有利に貯まっていきます。
住友生命のライブワンを解約するなら慎重に
住友生命のライブワンは、解約すると新規で加入出来ません。
保険ファンドは元本割れなく、リスクが少ないうえ利回りが良いのが売りです。生命保険料控除を受けて節税しながら積立することができます。
保険ファンドを残して保障部分だけ解約する事や、保険ファンドと必要な医療保険だけ継続するなど、見直し方法も色々あります。
住友生命のライブワンの保障部分は、一度も見直しをしてないのなら内容が古いので、見直しするか解約して最新の保障へ変更する事がベストだと思います。