ジブラルタ生命の養老保険、円建てとドル建ての徹底比較!
ジブラルタ生命の養老保険には円建てとドル建ての2種類があります。
円建て養老保険とドル建て養老保険の2種類がありますが、ジブラルタ生命で養老保険を加入したいなら、ドル建て養老保険をおすすめしたいです。
今回はジブラルタ生命の養老保険である円建て、ドル建ての利率に注目して商品の違いなどをお話します。
目次
ジブラルタ生命の養老保険は円建てとドル建ての商品がある
ジブラルタ生命の養老保険はとても利率が良いと、営業職員から提案を受けたことがある人もいるのではないでしょうか。
実際に設計書を見た際に、利率の高さから本当なのかと疑ってしまったという経験もあると思います。
ジブラルタ生命ではドル建てと円建ての養老保険2種類の商品を販売していますが、今回はジブラルタ生命の養老保険の利率を比較しながら見ていきたいと思います。
ジブラルタ生命の養老保険をドル建て・円建てで比較!
ジブラルタ生命のドル建て養老保険「米国ドル建リタイアメント・インカム」
米国ドルは外国為替市場に占める取引高No.1で、名目GDPが世界一だったりと世界の基軸通貨として存在感があり、経済力もある国の通貨です。
そのため基本的には円建ての保険と比較して満期保険金や解約返戻金は大きくなります。
下記の契約例の場合、毎月の保険料は444.00米国ドルです。
- 契約年齢:30歳(男性)
- 保険料払い込み期間:60歳満了
- 年金開始年齢:60歳
- 年金月額:1,000米国ドル(20年確定年金)
- 満期保険金:197,833米国ドル
- 基本死亡保険金額:100,000米国ドル
45歳 | 50歳 | 55歳 | 60歳 | |
払込保険料累計額 | 79,920米国ドル | 106,560米国ドル | 133,200米国ドル | 159,840米国ドル |
解約返戻金 | 78,681米国ドル | 113,105米国ドル | 152,600米国ドル | 197,833米国ドル |
ジブラルタ生命の円建て養老保険
ジブラルタ生命では代理店で円建ての養老保険の取り扱いをしています。
下記の契約例の場合、毎月の保険料は30,040円です。
- 契約年齢:30歳(男性)
- 保険料払い込み期間・保険期間:60歳
- 保険金額1,000万円
45歳 | 50歳 | 55歳 | 60歳 | |
払込保険料累計額 | 5,407,200円 | 7,209,600円 | 9,012,000円 | 10,814,400円 |
解約返戻金 | 4,720,000円 | 6,405,000円 | 8,157,000円 | 10,000,000円 |
解約返戻金を見て分かるように、保険料払い込み期間が満了になる60歳時点で受け取ることができる満期保険金は1,000万円になり、払い込み保険料総額の10,814,400円よりも少なくなります。
つまり円建ての養老保険は保障としては60歳まで保障を持ち続けることができ、掛け捨てではないですが、払い込み累計よりも目減りするのは魅力的ではないですよね。
ジブラルタ生命のドル建て養老保険のメリット・デメリット
ジブラルタ生命のドル建て養老保険「米国ドル建リタイアメント・インカム」のメリットは、やはり解約返戻金の大きさです。
円建てだと満期保険金(一括受取)は保険料払い込み累計に対して92%の増え率ですが、ドル建ての場合は123%の増え率になります。
デメリットは保険料が毎月変動するという事です。
ドル建ての保険料は毎月固定ですが為替レートによって支払額が変動してしまうので、契約時に2万円くらいの支払いだったら続けられると思って保険に加入したとしても、支払の途中で円安になってしまうと思っていた額よりも支払いがが大きくなってしまいます。(毎月の保険料が200ドルで、契約時が1ドル=100円の場合支払いは20,000円ですが 、1ドル=125円になると支払いが25,000円になります)
また満期保険金を円かドルどちらで受け取るか選択することができますが、受取時に円高になってしまうと円での受け取りが払い込み累計と比較してあまり増えていないという可能性もあります。
ジブラルタ生命の養老保険以外で比較する、円建てとドル建て保険
ジブラルタ生命では養老保険以外にもドル建ての終身保険も取扱いをしています。
下記の契約例の場合、円建ての終身保険の保険料は毎月26,000円ですが、ドル建ての「米国ドル建終身保険」の場合は137.90米国ドルになります。
- 契約年齢:30歳(男性)
- 保険金額:1,000万円(100,000米国ドル)
- 保険期間:終身
- 保険料払い込み期間:60歳満了
1ドル=100円と仮定した場合、同じ保障額で保険料は約12,000円もドル建ての終身保険の方が安いです。
また解約返戻金も円建てだと60歳時点で約877万円(払い込み保険料累計936万円)ですが、ドル建ての場合は52,430米国ドル(払い込み保険料累計49,644米国ドル)になります。
つまり円建てだと60歳時点で解約した場合は損してしまいますが、ドル建てだと増えていることが分かると思います。
ジブラルタ生命の養老保険の良いところ
ジブラルタ生命の養老保険の良さは、やはり払い済みができるということです。
養老保険の払い済みとは保険料の支払いを停止して、解約返戻金を一時払いの保険料に充当して年金受け取り開始期間をそのままで年金月額を契約時より小さくして受け取ることができるところです。
契約時の年金月額よりも減ってはしまうのですが、10年くらいで払い済みができるような契約条件であれば、保険料払い込み期間満了まで支払うよりも増え率は大きいです。(保険料払い込み累計額と年金受け取り累計額の増え率)
しかしジブラルタ生命の営業職員は会社の規定上、お客さんにその裏技を伝えることができないので契約時に営業職員から受け取る設計書を見て何年後に払い済みをしたら良いか検討するのも良いと思いますよ。
結局、ジブラルタ生命の養老保険はドル建てと円建てどちらが良いの?
養老保険と終身保険で円建てとドル建てで比較をしましたが、同じ保障額で同じ役割の保険だったらドル建ての方が保険料も安く、解約返戻金の率も高いので良いと思います。
しかしドル建て保険は毎月の保険料が為替レートによって変動するので、円安になっても保険料を払えるか検討してから契約するのがよいかもしれないですね。