ジブラルタ生命の個人年金代わりの養老保険とマニュライフ生命の個人年金保険を徹底比較!返戻率や加入方法の違いも
ジブラルタ生命では個人年金保険の代わりとして養老保険を提案しているようです。
その養老保険とはジブラルタ生命「米国ドル建リタイアメント・インカム」になります。
今回はこのジブラルタ生命で個人年金保険代わりに提案される「米国ドル建リタイアメント・インカム」と個人年金保険で定評のあるマニュライフ生命のこだわり個人年金について細かく比較してみたいと思います。
目次
ジブラルタの養老保険とマニュライフの個人年金保険を比較
銀行で預けていてもお金が増えないという事から、郵便局に行った際に個人年金保険や養老保険に加入しないかと勧められることも多いと思います。
実際にジブラルタ生命の営業職員から個人年金保険の代わりになるような養老保険の提案を受けた人もいるのではないでしょうか。
今回は個人年金保険の代わりとして提案をよくされるジブラルタ生命の養老保険「米国ドル建リタイアメント・インカム」と同じ外資系のマニュライフ生命の個人年金保険「こだわり個人年金」についてどちらが良い保険なのか比較をしていきたいと思います。
個人年金保険代わりになるジブラルタの養老保険
ジブラルタ生命では個人年金保険の取り扱いがないため、養老保険の「米国ドル建リタイアメント・インカム」を個人年金保険代わりとして営業職員は提案をしています。
養老保険なので死亡保障と資産作りを兼ね備えた「米国ドル建て」の保険です。
下記の契約例だと毎月の保険料は444.00米国ドルです。
- 契約年齢:30歳(男性)
- 保険料払い込み期間:60歳満了
- 年金開始年齢:60歳
- 年金月額:1,000米国ドル(20年確定年金)
- 満期保険金:197,833米国ドル
- 基本死亡保険金額:100,000米国ドル
保険料払い込み累計額は159,840米国ドルで、解約返戻金額は197,833米国ドルです。(増え率は123%です)
また毎月1,000米国ドルを20年間にわたり受け取れるので、合計240,000米国ドルを受け取ることができます。(増え率は150%です)
ジブラルタの養老保険に似ているマニュライフの個人年金保険
マニュライフ生命はジブラルタ生命と異なり個人年金保険の保険商品が存在しており、「こだわり個人年金」外貨を活用して安定・柔軟な資産づくりを目指す個人年金保険です。
通貨を米ドルと豪ドルから選択をすることができますが、米ドルで下記の契約例でシミュレーションをした結果、25年経過時の積立金の返戻率は177%です。
- 契約年齢:40歳(男性)
- 毎月の円での払い込み額:1万円
- シミュレーション期間:1992年11月1日~2017年11月1日
ジブラルタの養老保険とマニュライフの個人年金保険の違い①商品性
ジブラルタ生命の「米国ドル建リタイアメント・インカム」とマニュライフ生命の「こだわり個人年金」を比較した場合、マニュライフ生命の方が返戻率が良いという事がわかると思います。
しかしシミュレーション期間が過去であるという事から現在の積立利率と比較して良かったと想定されるので、今から加入する際はこれほどの返戻率が出るという期待はあまり持たない方が良いかもしれません。
また2つの保険は保険の種類が「養老保険」と「個人年金保険」と異なっているため、基本的に死亡保障がついている「養老保険」の方が利率は悪くなってしまう傾向があります。
そのため死亡保障を備えつつ将来の準備をしたいのか、将来の準備だけでよいのかしっかり考えて加入するのが良いと思いますよ。
ジブラルタの養老保険とマニュライフの個人年金保険の違い②加入方法
ジブラルタ生命の「米国ドル建リタイアメント・インカム」は死亡保障がついているため、定期保険や終身保険と比較すると告知の審査は軽いですが、告知が必要になります。
しかしマニュライフ生命の「こだわり個人年金」は死亡保険金額が今まで払い込みをした保険料相当額よりか少し多いか、積立金額分しかないので告知なしで加入することができます。
保険で将来の準備をしたいけど、持病などで保険に加入できないという人にとってはマニュライフ生命の「こだわり個人年金」はとても良いと思います。
またジブラルタ生命では基本的にクレジットカードの支払いができない保険商品がほとんどなのに対し、マニュライフ生命ではクレジットカード支払いもできるためポイントも付くので一石二鳥ですよね。
さらにジブラルタ生命では毎月の保険料がドル建てで固定なので、為替レートによって毎月変動してしまうという事がありますが、マニュライフ生命では保険料の円が固定なので毎月の保険料が変動するという事もないです。
ジブラルタの養老保険とマニュライフの個人年金保険の違い③おろし方
年金支払開始日以後の受取方法がジブラルタ生命とマニュライフ生命では少し異なっています。
ジブラルタ生命の「米国ドル建リタイアメント・インカム」はたいていの場合は20年確定で受け取る人が多いのですが、下記の方法でも受け取ることができます。
- 一括
- 確定年金(20年)
- 保証期間付終身年金
- 保証期間付夫婦連生終身年金
マニュライフ生命の「こだわり個人年金」場合は5年の確定年金で受け取る人が多いのですが、下記の方法でも受け取ることができます。
- 一括
- 確定年金(5年または10年)
- 保証期間付終身年金(保証期間10年)
ジブラルタ生命とマニュライフ生命を比較するとジブラルタ生命の方が年金の受け取り方は多くあり、受け取り開始時に選択することができるので選択肢が多い方が良いと思います。
ジブラルタの養老保険とマニュライフの個人年金保険どっちが良いの?
個人年金保険としてジブラルタ生命の「米国ドル建リタイアメント・インカム」やマニュライフ生命の「こだわり個人年金」を検討する人が多いですが、マニュライフ生命の方が高い返戻率でしっかり将来の準備をすることができるかもしれません。
また告知が不要だったり、クレジットカード払いをすることができるためメリットも多くあります。
しかしマニュライフ生命は年金受け取りの選択肢が、ジブラルタ生命と比較して少ないのがデメリットになってしまうかもしれませんね。