住友生命の『ライブワン』で要介護に備える。
目次
住友生命の『ライブワン』で要介護に備えられるか
もしも、介護状態や仕事ができなくなったときに、住友生命の『ライブワン』でどんな保険設計をしていたら安心なのか。
「まだ子供が小さいからお金が掛かるよ」
「家もクルマもローンが残っている」
『明日もし働けなくなったら・・・』そんな心配や不安を少しでも解決できるように、分かりやすくお伝えしていきます。
『収入保障』は誤解をしやすい
損保系保険会社は『総合収入保障保険』というような名称で、介護状態や仕事ができなくなったときに、備える保険が存在します。
住友生命は『収入保障』を特約としているのが特徴なのですが、住友生命には『収入保障』を目的とした特約や保障内容が混在しています。
各収入保障の特約の仕組みや内容は、誤解を招きしやすく比較しにくいので注意が必要です。
収入保障特約と生活障害収入保障特約の差
住友生命の特約には『収入保障特約』という特約があります。
しかし、これは介護状態や仕事ができなくなったときのための特約ではなく、死亡時の年金支払い特約です。
一方で『生活障害保障特約』は今回のテーマである、『要介護』や『就労不可』に備えることのできる特約です。
この点は非常に分かりにくく、『収入保障特約』を付加しても介護状態や仕事ができなくなったときに、年金支払いは受けることができず、『収入保障特約』を付加して終身保険に加入すると保障内容も重複してしまうので注意が必要です。
『新介護収入保障特約』を改定
『生活障害収入保障特約』が発売される前は『新介護収入保障特約』という名称で販売されていました。
保険証券に『新介護収入保障特約』と記されているものは、『生活障害収入保障特約』と少し内容が異なりますのでご注意ください。大きな改定点は受給基準が『新介護収入保障特約』より拡大されています。
就労不能や介護年金の受給基準と算定
◾️就労不能状態と判断されるには、公的年金制度の障害年金1・2級に認定されるか、住友生命の所定の就労不能状態に当てはまるか、を基準としています。
◾️要介護状態は公的介護保険制度の要介護2以上に認定されているか、住友生命の所定の要介護状態がどれだけ継続するか、で基準が変わります。
基準となる継続期間は30日間ごとで、要介護状態になった後に30日続く毎に最高150日、要介護状態であるかで基準が算定されます。
住友生命の『ライブワン』で介護に備える注意点
◾️住友生命が販売する『ライブワン』で介護や仕事ができなくなった時に備える際、『生活障害収入保障特約』には死亡保障が付いていないことが一番の注意点です。
◾️初めて生活障害収入保障特約で年金の支払いを受けた後、職場復帰などをして、再度働けなくなってしまった場合も生活障害収入保障特約で年金を受け取ることはできません。
◾️住友生命の所定の基準を満たしていても、就労不能状態として精神障害に関しては対象外となります。
住友生命の『ライブワン』は介護や就労不能に耐えられるか
住友生命が販売する『ライブワン』で要介護状態になった場合や仕事ができなくなった場合、『生活障害収入保障特約』の付加で、万が一の時に、十分に日常生活を維持させることができるといえます。
しかし、死亡保障の部分などは他の特約や保険商品を検討する必要があるため、保険内容の重複や保険料が高くなることが起こりやすいので注意が必要です。