健康還付給付金で保険料が全額戻るあんしん生命の医療保険を老後に向けてお得に加入する方法

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子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

健康還付給付金で保険料が全額戻るあんしん生命の医療保険を老後に向けてお得に加入する方法

   

健康還付給付金があるあんしん生命の医療保険

東京海上日動あんしん生命の医療保険「メディカルキットR」は、健康還付給付金という名目で、将来今まで支払ってきた保険料が「1円単位」で戻ってくるという仕組みとなっています。

掛け捨て型が常であった医療保険の分野に一石を投じた「貯蓄性」のある医療保険となっており、長期に渡って支払い続けなければならない保険料がいずれ戻ってくるという仕組みは、保険料を負担しなければならないという義務感を心理的に軽減してくれる効果をもあります。

しかし、メリットがあれば同時にデメリットもあるのが森羅万象、どちらもしっかりと理解した上での検討が必ず必要です。

今回は、健康還付給付金があるあんしん生命のメディカルキットRに関して、メリット・デメリットを説明した上で、老後に向けて損のないような加入の仕方について解説していきたいと思います。

健康還付給付金の注意点:あんしん生命のメディカルキットRについて

あんしん生命の医療保険メディカルキットRは、基本的には一般的な医療保険の保障内容と同じような仕組みとなっており、入院給付金・手術給付金を軸に、その他特約を任意追加できる仕組みとなっています。

健康還付給付金の対象となるのは「主契約」の保険料分のみとなっていることには注意が必要であり、あれもこれも特約を付加しても、特約保険料は還付の対象外となります。

健康還付給付金が支払われる年齢は、加入時の年齢によって決まっており、契約年齢が0~40歳の場合は「60歳」または「70歳」、41~50歳の場合は「70歳」、51~55歳の場合「75歳」、56~60歳の場合は「80歳」となります。

保険期間中に入院給付金や手術給付金などの支払いがあった場合には、その受け取った分の金額が「差し引かれて」健康給付還付金が支払われます。

入院給付金等の受取額が支払ってきた保険料よりも大きい場合には、健康給付還付金は支払われなくなりますのでご注意ください。

付加できる特約一覧

  • 先進医療特約
  • 3大疾病入院支払日数無制限特約
  • 通院特約
  • 女性疾病保障特約
  • 特定治療支援特約
  • 5疾病就業不能特約
  • がん診断特約
  • 悪性新生物初回診断特約
  • がん通院特約
  • 抗がん剤治療特約
  • 手術給付金追加払に関する特約

あんしん生命のメディカルキットRのメリット

商品名にもある2つの意味を持つ「R」、「Return(リターン)」と「Reserve(リザーブ)」を確保できる点にあります。

「Return(リターン)」については、文字通り将来に今までの保険料が戻ってくるという点は、大きなメリットである特徴の1つです。

月数千円の保険料であっても、保険期間を通して長く支払っていくものですので、場合によっては100万円以上の保険料を支払うことになりますが、それが将来戻ってくるというのは最大のメリットと言えます。

「Reserve(リザーブ)」については、加入時の保険料が一生涯固定されるため、将来に渡って支払っていく保険料を「予約」できるという意味です。

国内保険会社の保険に多く見られる「保険料が上がっていく」という仕組みではなく、一生涯変わらない保険料を実現できます。

あんしん生命のメディカルキットRのデメリット

保険料の払込期間が「終身払い」しか選択することができないため、仮に「70歳」で健康還付給付金を受け取ったとしても、それ以降も医療保険を続けるためには、依然として保険料を支払っていかなければなりません。

また、保険料が戻ってくる仕組みである分、一般的な掛け捨て型の医療保険と比べると保険料が高めになっており、例えば40代後半の方が加入するとなると、割高と実感してしまうほどの保険料となってしまいます。

手術給付金に関しても、主契約で保障されている手術給付金額は5万円(外来手術の場合2.5万円)を、一般的な医療保険の手術保障よりも低い金額となっています。

「手術給付金追加払いに関する特約」を付加することで、術式に応じて「20万円・10万円・5万円・2.5万円」と手広くすることができますが、特約保険料として数百円余計なコストがかかってしまいます。

デメリットを小さくして老後も安心して医療保障を持ち続けるために

ネット上でも、健康還付給付金を受け取った以降も保険料を支払わなければならない、といった点をデメリットとして捉えている批評を多く見ます。

このデメリットを軽減すべく、メディカルキットRのほか、別の保険会社の医療保険、2つの医療保険を組み合わせて加入される方法をおすすめしております。

これは、入院給付金日額5,000円それぞれで医療保障を持ち、差額ベッド代に耐えられる金額「日額10,000円」を実現する方法です。

パートナーとなる医療保険は、保険料と保障のバランスが優れたオリックス生命の医療保険「新キュア」がおすすめです。

メディカルキットRと新キュアのダブル保障

一般的に、入院給付金日額を5,000円で加入される方が多いかもしれませんが、差額ベッド代を考えると日額10,000円は確保しておきたいところです。

新キュアに関しては、健康還付給付金を受け取る年齢までの支払いを設定(健康還付給付金を70歳で受け取るのであれば、新キュアは70歳までの支払いで済ます)します。

メディカルキットRは終身払いしか選択することができないため、健康還付給付金を受け取った段階で解約してしまえば、以降の保障はなくなりますが、保険料の負担はなくなります。

メディカルキットRを解約しても、新キュアが残っているという点、70歳以降・75歳以降には、公的医療保険の自己負担額が2割~1割と軽くなってくることを鑑みると、新キュア1本でも老後の医療保障としては十分であると考えられます。

保険料での検証

契約年齢30歳男性のケースで、入院日額10,000円で新キュアに加入した場合と、入院日額5,000円で新キュアとメディカルキットRに加入した場合とで、保険料と健康還付給付金の関係を見てみます。

保障内容は、新キュアに関しては「保険料払込期間:70歳 先進医療特約:付加 1回の入院限度日数:60日型 三大疾病入院無制限特則:適用 特定疾病保険料免除特則:適用」とし、メディカルキットRに関しては「健康還付給付金を70歳で受け取り、その他特約は一切付加せず」を条件とします。

新キュア:日額10,000円新キュア:日額5,000円メディカルキットR:日額5,000円
月払い保険料3,938円2,033円2,905円
70歳までの保険料総額1,890,240円975,840円1,394,400円
健康還付給付金1,394,400円

新キュア1本で日額10,000円を持ったほうが、新キュアとメディカルキットRを組み合わせるよりも、月約1,000円ほど安く済みますが、保険料の大半が70歳で戻ってくるため、公的保険制度が3割負担までの期間は手厚く保障を持ち、70歳になった段階で健康還付給付金を受け取ってメディカルキットRを解約ことでトータルでみると非常に割安で日額10,000円の保障を持つことができます。

解約しなくとも、月2,905円の負担であれば支払っていけるのであれば続けるという選択肢もとることができる、どちらにせよ、両者のメリットの恩恵を受けることができる加入方法ですので、おすすめです。

健康還付給付金で保険料が全額戻るあんしん生命の医療保険を老後に向けてお得に加入する方法のまとめ

健康還付給付金を受け取った以降も保険料を支払い続けるのか、支払い続けないのか、それはその時点になった段階での、資産状況や健康状態によって判断されることです。

若く健康的な今、将来どうするかを決めることほど無駄でリスキーなことはありません。

どのような状況下でもベターな選択肢をとることができるための仕組みとして、メディカルキットRを含む2つの医療保険に加入しておくことは、還付金の存在を考えると、非常にお得な入り方だと思います。

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