全労済医療タイプは女性特有の病気をカバーできる?徹底解説
目次
全労済医療タイプは女性特有の病気をカバーしている共済保険ってホント?
全労済の医療タイプとはいったいどんな共済保険商品なのでしょうか?医療共済保険にも色々種類がありますが、女性特有の病気に対する備えに関してはどうなのでしょうか?
現代女性の多くの方が女性特有の病気を予防するために、乳がん検診や子宮頸がん検診などを受診されています。万が一、がんやそれ以外の女性特有の病気になると、まず心配になるのが医療費です。
全労済の医療タイプは女性特有の病気に対して共済金が受け取れる共済保険商品です。今回は全労済医療タイプについてまとめていきます。
全労済医療タイプの内容は?
全労済医療タイプは月掛金1,600円という安さで、以下の保障内容がついた共済保険商品です。
・交通事故や不慮の事故、病気で入院した場合:日額6,000円の保障(日帰り入院含む※最大180日まで)
・女性特有の病気で手術をした場合:1回につき60,000円の保障
・交通事故や不慮の事故で通院した場合:日額2,000円の保障※不慮の事故の場合には通算して14日以上の通院が保障の対象
・交通事故、不慮の事故、病気での死亡や重度障がい:50万円の保障
以上が保障の内容です。
全労済は決算期に剰余金が発生した場合に割戻金として掛金が戻ってくる場合があります。2016年の割戻率は20%で、320円×12か月=3,840円が戻りました。実質月掛金が1,280円という格安な値段でこれだけの保障が受けられるということです。
全労済医療タイプのメリットとは?
全労済医療タイプのメリットについてまとめました。
・掛金が安い・・・一般の女性特有の保険商品と比べると、保障内容の割に掛金が安いです。非営利の共済ということが理由です。
・若い年代に向いている・・・健康的に仕事をバリバリこなしている方には掛金も安く、何かあったときのお守り代わりとして向いている共済保険商品です。20代前半で女性特有の重篤な病気になるリスクはそれほどの割合はありません。
・割戻金でさらに格安・・・非営利なこともあり、決算期に剰余金が発生すると割戻金として掛金が戻ってくるのもうれしいメリットです。前述しましたが、2016年には3,840円の割戻金が発生し、月掛金に換算すると実質1,280円という格安な値段ということになります。
全労済医療タイプのデメリットとは?
全労済医療タイプのデメリットについてまとめました。
・保障内容が微妙・・・女性特有の病気のリスクが高い、年齢が高い世代の人にとっては保障内容が微妙と言わざるを得ません。保険があっても不安になってしまうほどの保障内容の微妙さは1番のデメリットです。
・掛け捨てである・・・割戻金が発生するものの、掛け捨てで、病気にならなければボーナスが受け取れるような保険商品と比べると見劣りしてしまうのが本音です。保障も付けて、ボーナスがあるプランにした方がトータル的に見ると安上がりになる場合もあります。
・シニア移行後の保障が物足りない・・・同じ掛金で60歳以降も加入し続けられるのはうれしいですが、保障内容ががくっと下がってしまうのは大きなデメリットです。特に手術保障が60,000円受け取れたのに対して、60歳以降は手術保障がなくなります。また、入院保障も半額の3,000円になるなど、保障内容が手厚くしてほしい時期に保障内容が先細りしてしまうのは、大きなデメリットです。
全労済医療タイプは若い女性向けの共済保険
メリットの部分でも述べましたが、全労済医療タイプは労働力が見込まれる若年層向けの共済保険です。病気のリスクが高まる年齢では、全労済よりも保障が手厚い民間の保険会社の商品を検討する必要があるでしょう。
女性特有の病気保障にがん保険や医療保障もセットになった保険商品の方が、コストパフォーマンスに優れている場合があります。掛金の安さだけで全労済の医療タイプを選ぶのはいささか早計です。
自分の健康診断の結果などを元にして女性特有の病気に対するリスク管理をするべきです。