プルデンシャル生命の商品口コミがあまりないのでモデルプランを解説

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

プルデンシャル生命の商品口コミがあまりないのでモデルプランを解説

   

プルデンシャル生命の口コミと商品の口コミ

外資系保険会社であるプルデンシャル生命という会社自体の口コミは、今やインターネットで検索すれば多く見かけることができますが、意外に、商品についての口コミはあまり見かけません。

会社自体の評判としては、高い営業力、コンサルティングセールス、高年収といった良い評判もあれば、保険料が高すぎる、担当がすぐ辞めるといった悪い評判など様々です。

商品の口コミでよく見かけるものとしては、「ドル建リタイアメント・インカム」という外貨建ての商品の返戻率に触れた内容くらいでしょうか。

そもそもプルデンシャル生命の商品は具体的な保険料試算を直接ライフプランナーに会わなければできないため口コミが少ないのかもしれません。

今回は、口コミをよくするためにプルデンシャル生命のセールスマン「ライフプランナー」が、商談時にどのような商品を提案してくるのか、そしてその提案してくる商品の評判はいかほどなのか、解説していきたいと思います。

プルデンシャル生命のセールスプロセスについて

プルデンシャル生命では、保険セールスにおいて、段階を踏んだプロセスを経て提案してきます。

初回時には、「OI(オープニングインタビュー)」として、一般的に日本社が販売している商品モデルを例にとり、現在加入している保険商品の問題に気付かせ、例えばですが、「保険期間が一生涯続いて、なおかつ、今まで支払ってきた保険料が将来全部戻ってくるような仕組みが保険1本でできたらどうですか?」という、誰しもが興味を抱くようなエサをぶら下げて、次回のアポイントを取ろうとします。

その上で、プルデンシャル生命はあなたに合った保険を「オーダーメイドする」という流れから、あなたの氏名・住所・勤務先状況・年収・家族構成・資産状況・生活費などの情報を入手します。(実は、結局はモデルプランの商品を提案してくるので全然オーダーメイドではないんですけどね。)

そして、次回の商談時に、上記の入手した情報をもとに設計した保険プランを提示してくる、という流れになります。

プルデンシャル生命のモデルプラン

あくまで、「死亡保障」という観点からのお話になります。(貯蓄性として良く提案されるドル建リタイアメント・インカムは対象としません。)

プルデンシャル生命では、あなたの家族にとっての「必要保障額」を前回のときに収集した情報から算出してきています。

その必要保障額をカバーするために保険を提案してくるのですが、カバーするための手段を「安い保険」と「高い保険」という2つの切り口からアプローチしてきます。

この「安い保険」と「高い保険」がモデルプランとなっていきます。

「安い保険」:解約返戻金抑制型家族収入保険

いわゆる「収入保障保険」であり、自分亡き後の家族の「生活費」をカバーする目的がある定期保険です。

一般的な定期保険のように、死亡保険金を「一括」で受け取ることができますが、毎月の生活費のカバーという目的のためには「毎月」給料のように受け取るほうが合理的でしょう。

保険料が非常に安い(他社と比べれば高いのですが)というメリットがある反面、保険期間が一定期間のみであるという点、掛け捨てであるという点がデメリットとして挙げられます。

また、商品名に「家族」と記載があるにも関わらず、独身の方にも売りつけるのがプルデンシャル生命の特徴です。

「高度障害状態」にも役に立つという話があるかもしれませんが、国の保障である「障害基礎年金」や「障害厚生年金」の存在を鑑みれば、独身の方があえて民間保険会社で過剰に保障を持つ必要性は薄いでしょう。

「高い保険」:終身保険(場合によっては米国ドル建終身保険)

「安い保険」の次のアプローチとして、「高い保険」として終身保険(現状の低くなりすぎたことを考えると、この段階で米国ドル建終身保険を提案してくる可能性もあり)を提案してくるでしょう。

「安い保険」である家族収入保険は、保険料が安いというメリットがある一方、「掛け捨て」「保険期間が一定期間」というデメリットがあるため、このデメリットを無くした商品性が終身保険となるわけです。

必要保障額を一生涯の保険期間通じて保障し、しかも将来支払ってきた保険料以上のお金が戻ってくる、というメリットがある反面、保険料がめちゃくちゃ高くなるというデメリットとなります。

メリットだけでなく、デメリットもしっかりと説明してくるので、なんだか信用できそうに思えますが、それも手の内です。

「安い保険」と「高い保険」を組み合わせるのがモデルプラン

「安い保険」にも「高い保険」にも、メリットがある一方デメリットがあるため、デメリットを無くし、両者のいいとこ取りしたものが、この2つの保険を組み合わせたものになります。

つまり、プルデンシャル生命のモデルプランとは、「家族収入保険」と「終身保険(ドル建て含む)」を組み合わせたプランということになります。

この組み合わせたプランをベースとして、入院保険や就業不能障害保険などを提案してくることが一般的です。

また、別腹で、貯蓄性のある「ドル建リタイアメント・インカム」についての提案もあるでしょう。

プルデンシャル生命のドル建リタイアメント・インカムについては、別記事でその評価をしてますので、ご興味がある方はリンク先をご参照ください。)

家族収入保険の保険料

「安い保険」と謳っている家族収入保険ですが、実際の保険料は他社と比べてどの程度の水準なのか、実際に比較してみます。

【契約年齢:35歳男性 保険期間・保険料払込期間:65歳 年金月額:30万円】を基本条件とし、最も保険料が安くなる試算を行いました。

 保険会社保険商品月払い保険料
プルデンシャル生命家族収入保険12,990円
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命家族のお守り9,090円(非喫煙者健康体)
ネオファースト生命ネオdeしゅうほ8,807円(非喫煙者健康体)
ソニー生命家族収入保険11,130円(非喫煙者優良体)
オリックス生命収入保障保険キープ11,820円

他社と比べて一目瞭然、非常に高い保険料水準となっていることが分かります。

「安い保険」というのは、あくまでプルデンシャル生命内での話、他社と比べると1か月あたりで4,000円近くも差があることになります。

プルデンシャル生命のスタンス

家族収入保険の試算から分かるように、1ヵ月で約4,000円もの差がある保険料は、保険期間を通じで数十万円・数百万円にも及びます。

他社にもっと安い商品があることが分かっている状態で、それでもなお自社の高い商品を提案してくるライフプランナー、自分の成績や生活などを考えると、それでも販売しなければならないのでしょうが、それを購入される消費者の立場からすると、このような現状はどのように映るでしょうか。

プルデンシャル生命のスタンスとしては、「比較されたら終わり」ということを理解して営業活動を行っているでしょう。

プルデンシャル生命の口コミには「強引なクロージング」という意見もありますが、他社と比較されないように無理にクロージングに持っていくのは、自社の商品性の弱さを自覚してのことなのでしょう。

プルデンシャル生命の商品口コミがあまりないのでモデルプランを解説のまとめ

プルデンシャル生命のセールスプロセスの簡単な流れ、提案してくる商品のモデルプランについて解説しました。

所品自体の口コミが少ないのは、ホームページを見ても、カスタマーセンターに問い合わせしても、具体的な料金試算を行ってくれず、ライフプランナーに直接会わないことには料金が分からないという状況が関係しているのかもしれません。

プルデンシャル生命で取り扱っている主力商品については、他の記事でもいくつか記載しているので、ご興味がありましたら参考にしてみてください。

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