損保ジャパンの自動車保険、更新しないと無保険になる?保険料の払い過ぎを防ぐ更新手続きとは
目次
損保ジャパンをはじめ自動車保険には必ず更新の手続きがついて回る
損保ジャパンに限らず自動車保険に加入している方ならば避けては通れないのが、「更新」手続きです。
電話で「前回と同じで」と伝えたり、対面で話しながら内容の見直しをしたり人によって形式はまちまちかと思います。
しかし自動車保険は「更新しない」と無保険状態になってしまうのでしょうか?
今回は損保ジャパンの自動車保険で「更新」をしなかった場合にどうなるのかについてご紹介していきます。
損保ジャパンの自動車保険「更新しない」には2パターンある
損保ジャパンの自動車保険を更新しないと一口に言っても実は2パターンあるのです。
それは
- 自身の意思で「更新しない」
- 失念していて「更新しなかった」
です。
この2つは取り扱い上、共通点と相違点があります。
自分の意思で「更新しない」場合には電話1本で済む
1つ目「自分の意思で更新しない」場合には、損保ジャパンに連絡することで「満期での解約の意思」として受け付けます。
保険期間中での解約と異なるのは、電話もしくは対面で意思の表明をすれば解約のサインが不要となります。
満期で保険は1度終了するので、それで終わりということです。
同じ損保ジャパンの契約でも代理店が変わるなら「更新しない」手続きを
更新しないという事はすなわち他社に切り替える場合を思い浮かべますが、実は同じ損保ジャパン契約でも「更新しない」と意思表示する必要がある場合があります。
それは「損保ジャパンを取り扱っている他の代理店に移る場合」です。
同じ損保ジャパンなのに?と思われるかもしれませんが、あくまでも更新は「その代理店扱いの契約」についてです。
ですので、代理店変更も「他社切り替え」と同じ手続きを取る必要があります。
「更新しない」と決めたら早めに次の自動車保険を契約しよう
他社切り替え(代理店変更含む)の場合、次の契約を締結する必要があります。
そこでも注意点があり、新契約始期日は満期日から7日以内にするというものです。
8日以上間が空く内容で契約した場合、それまで育てた等級は消滅し6等級に戻ります。
しかも6(F)等級と言う純新規とは異なる割引率を適用されてしまいます。
従って更新しないと決めたらすぐに次の契約に対して動き始める方が賢明です。
失念していて「更新しなかった」場合は「自動更新特則」がある場合も
2つ目の失念していて「更新できなかった」場合ですが、かつては更新手続きを怠ると満期をもって契約が切れてしまう、つまりもしも失念していた場合に無保険状態になってしまう保険が販売されてました。
それでは契約者及び事故の相手方の保護ができないという観点から、損保ジャパンを含む各社の自動車保険には「自動更新特則」が付帯されています。
これは更新手続きがなされず、かつ更新しない意思表明がない場合に自動的に更新したものと見なすというものです。
しかし、これがあるからと言って手続きしなくて良いというわけではありません。
更新を失念しても自動更新が発動する、でもそのまま放っておくのはNG
先ほどもご紹介したように自動更新が発動されるので無保険になってしまう可能性は格段に減りました。
自動更新では前年と同内容相当でそのまま更新をする形になります。
しかしここで気を付けてほしいのは、自動更新になっても必ず担当に連絡をすることです。
自動更新はあくまでも最終手段
損保ジャパン含む保険会社としては自動更新発動はまさに「最終手段」なのです。
代理店に対しても「自動更新になった後も連絡は続けてください」と指導しています。
もし運転する方の範囲などが変わっているのにそのまま自動更新を放置すると、実質上の無保険状態もしくは保険料の払い過ぎが発生する可能性があるからです。
すぐに担当に連絡する事が不利益を抑える近道
自動更新の対象にならずに失効してしまっても失効日(前契約満期日)から7日以内の再契約であれば等級はそのまま引き継ぎ進行させることも可能です。
再契約の為に担当への連絡が必須になります。
8日以上間が空いてしまうと等級は引き継げなくなりますが、無保険状態になってしまっていることや最善の方法を探るためにも担当への連絡は欠かせません。
やはり「おや?」と思った時には担当にすぐ連絡する事が、契約者である貴方の不利益を最小限に抑える唯一で確実な方法なのです。
更新手続きは契約内容確認と見直しの絶好の機会
これまで損保ジャパンの自動車保険で「更新しない」状況での、契約の取り扱いや注意点についてご紹介してきました。
更新手続きは「更新」となっていても実態としては「新しい契約締結」と何ら変わりません。
つまり契約内容全体を確認、見直しできるまたとない機会です。
面倒くさがらずに資料に目を通す、担当と話すことが最適な自動車保険に近づく一歩なのです。