日本生命グランエイジの評判は良くないが独身ならおすすめ
目次
日本生命のグランエイジはあまり評判が良くない理由とは?
日本生命グランエイジ(長寿生存保険(低解約返戻金型))の評判はどうかというと、はっきりいってお客様からも日本生命の営業職員からも評判があまりよくありません。
評判が良くないのはグランエイジの特徴としてデメリットに感じる部分があるためです。
日本生命のグランエイジをおすすめできない人や、特徴を踏まえておすすめできる人について詳しく紹介します。
日本生命グランエイジの評判を左右する特徴とは
日本生命のグランエイジの評判を左右する、グランエイジの特徴解説していきたいと思います。
日本生命のグランエイジという商品はずばり積み立て型の年金保険で、他の積み立て保険とは異なる部分があります。
- 50歳以上の方しかご加入できない。
- *トンチン年金と呼ばれる年金で途中解約すると解約返戻金が7割、万が一死亡した際の死亡保険金も払込保険料の7割。
- 将来の受け取りは普通の年金保険よりも返戻率が高い。
以上のように従来の年金保険とは違ったタイプの保険であることがわかります。
日本生命グランエイジは50歳以上しか入れない
日本生命のグランエイジは50歳以上しか入れないことを知っておきましょう。
人生100年時代と最近言われているため、定年の10年あとを考えて作られた商品ですので70歳~75歳、遅い方で80歳~85歳からの年金開始で設定されている方が多いです。
設定された年金開始年齢から10、15年間タイプで受け取るか、一生涯なくなるまで受け取るかの終身年金タイプ選択が可能で長寿大国日本にあった商品体系です。
年金の毎年受ける額は60万円設定が一般的とされています。
日本生命グランエイジのトンチン年金という特性
日本生命グランエイジはトンチン年金という特性があります。
「トンチン」とは17世紀にイタリアのロレンツォ・トンティ氏が生み出した「トンチン年金」に由来しています。
簡単に言うと、この保険加入者が亡くなったとき、保険金などを少なくし、その分を年金を受け取る他の加入者の年金に回すという仕組みです。
このため保険加入者は長生きするほど、多くの年金を受け取れるようになります。
日本生命のグランエイジでは、亡くなった際の保険金が払い込んだ保険料の7割、途中解約も7割と設定されており3割はほかの契約者への年金に回っている構造になります。
日本生命グランエイジの返戻金は高い
日本生命グランエイジは返戻率が高いことを知っておいてほしいです。
上記のトンチンにより、途中の解約返戻金、死亡保険金を7割にすることにより普通の年金の返戻率より約5%~10%返戻率が高くなります。
受け取り期間、払込期間にもよりますが、約103%~110%ほどでの受け取りが可能となります。
また長く受け取れば受け取るほど110%の以上の返戻率を誇ります。
日本生命グランエイジの評判を左右する特徴でおすすめできる人、おすすめできない人
日本生命のグランエイジの評判を左右する特徴を踏まえて、この商品をよくお勧めしていたのは「独身男性・独身女性」です。
なぜなら、死亡保障が減ってしまってもお金を残す必要性がないため、ご自分で返戻率の良い商品を将来お受け取りに充てていただけるからです。
反対におすすめできない人は、お子さんがまだ小学生や中学生のご家庭の親御さんです。万が一のことがあればご家族に死亡保険金を残すべきであるためです。
死亡保険金が7割というのは少しリスクがあるかもしれません。
日本生命グランエイジの評判は?
以上を踏まえて日本生命グランエイジの消費者の評判はどうかというと、はっきりいって評判はあまりよくありません。
発売当初は物珍しさもあり、かなりの件数が売れましたが、やはり死亡保険金、解約返戻金が7割というのが日本ではあまり受け入れていません。
どうしても払った額が返ってこないと不安という、リスクを背負わない考え方が浸透しているのでしょう。
という理由より、返戻率が少し低くても普通の年金保険を選ばれる方が圧倒的に多いです。
日本生命グランエイジの営業職員の評判は?
日本生命グランエイジの営業職員の評判はどうでしょうか?
これまたあまり評判はよくありません。
評判がよくないというより新しい年金のカタチを受け入れ切れていないというほうが正解かもしれません。
保険販売員としてたくさんの方が亡くなっている場面に遭遇しているため、7割の返戻金、死亡保険金の保険を販売することに抵抗を持たれている方もいらっしゃいます。
日本生命グランエイジの評判まとめ
日本生命のグランエイジの評判をまとめると、評判がよくないというより、まだトンチンという性質が販売側、お客様側に受け入れられていないと考えられます。
最終の受取額は、ほかの年金より多いけど、死亡保障・解約返戻金は7割です。
どちらを重視して考えるかによって商品も変わってきます。
積立保険を考える際はぜひ参考にしていただければと思います。