日本生命の学資保険を途中解約するデメリットとは
目次
日本生命の学資保険の途中解約はどうなるの?
日本生命の学資保険に加入している場合、途中解約するとどんなデメリットがあるのかについてお伝えしてまいります。
子どもが生まれたし、将来のために積み立てをしてあげよう!っと意気込んで学資保険にご加入された方がほとんどだと思いますが、
大きくなるにつれて、、、出費がかさんで、、、学資保険の保険料がしんどい、、、という方も多いのではないでしょうか?
ただ、日本生命の学資保険を途中解約していいことは一個もありませんし、ただの損です!
日本生命の学資保険を途中解約するデメリットについて詳しく紹介します。
日本生命の学資保険を途中解約する前に、2種類の保険があることを理解しよう
日本生命では一般的に学資保険といわれる商品が2種類あるので、あなたが加入している学資保険がどちらなのか解約する前に見てみましょう。
- ニッセイ学資保険
- こども保険「げんき」
2種類の学資保険がどのように違うのか簡単に説明します。
ニッセイ学資保険
ニッセイ学資保険は積み立て、将来の返戻金の払戻率(満期保険金を増やす)をよりよくした保険です。
- 返礼率が年齢にもよりますが、2017年までにで加入された方は約100%~110%(100万の保険料を払ったとすると100万~110万ほどで返ってくる)で将来お受け取りできます。
- 万が一契約者(お父さんかお母さん)がなくなった場合、保険料の払い込み無しで将来設定金額をお受け取りいただけます。(契約者死亡の払込免除特約)
- 万が一被保険者(お子さん)がなくなった場合は払い込んだ分+少し上乗せ分が返ってきます。
- この保険には医療保険が付帯できません。
こどもの入院や、契約者の死亡よりも、返戻金に重点がおかれているタイプの保険で、貯蓄優先型です。
こども保険「げんき」
こども保険「げんき」は、こどもの入院と契約者死亡の保険金に特化したタイプの保険です。
- 返礼率は年齢によりますが、約85%~90%くらいでの将来のお受け取りです。
- 万が一契約者(お父さんかお母さん)がなくなった場合、死亡保険金(育英年金)が毎年、満期まで設定金額の40%を受け取れます。もちろん保険料の払い込みは必要ありません。
- 万が一被保険者(お子さん)がなくなった場合は払い込んだ分+少し上乗せ分が返ってきます。
- この保険には医療保険が付帯できます。
解約返戻金が少ない分、契約者死亡、お子さんの入院時の保障が優先されています。
日本生命の学資保険を解約するデメリット
正直言って日本生命の学資保険を途中解約することにメリットはありません。
ではデメリットとは何か。
- 解約返戻金は、払い込んだお金の75%~90%くらいしか返ってこないこと。
- 学資保険は一般的に0歳~4歳までしか加入できないため、途中解約したら学資保険には加入できない可能性が高いこと。
日本生命の学資保険の解約返戻金は払込額よりも圧倒的に少ない
日本生命の学資保険の解約は、返戻金の額が圧倒的に少ないです。
他社の学資保険も同様のことが言えますし、学資保険だけでなく積み立て系の保険はどこであっても解約返戻金は少ないです。
唯一それがないのが明治安田生命の「じぶんの積立」で、いつ解約しても100%で返ってくる保険ですが、学資保険とは少し違います。
日本生命の学資保険を一度解約すると途中で再加入しにくい
日本生命の学資保険の解約というのは、一般的に学資保険は、0歳~4歳までの加入のため5歳以上でやめてしまうと、再加入はできません。
どうしても積み立てがしたい方は年金保険や終身保険がありますが進学費用等に考えている方へは満期の時期がうまく設定できないはずなので、受け取りが卒業後とか独り立ちした後になってしまう可能性があります。
そうすると目的を達成できないので結局、じぶんで貯金の方法しかなくなってしまうわけです。
以上を見ていただいてでも経済的に苦しい場合は?
苦肉の策ですが、全部解約してしまうともったいないので減額という方法があります。
保険料を下げれるところまで下げて、払えるくらいの金額まで下げるという方法です。当然将来もらえるお金は少なくなりますが、損をする率は全部解約するよりもよくなります。
100万の満期で加入されているならばそれを80万まで下げて保険料を落とす。そうすると損も少なくでき、なおかつこどもの貯蓄も少しではあるができる状態を作れると思います。
日本生命の学資保険の解約する場合のデメリットまとめ
日本生命の学資保険の解約時のデメリットをまとめると、
- 解約返戻金は、払い込んだお金の75%~90%くらいしか返ってこない
- 学資保険は一般的に0歳~4歳までしか加入できないため、途中解約したら学資保険には加入できない可能性が高い
冒頭で述べたようにいいことはありませんので、どうしてもという方はよく考えて解約してくださいね。