コープ共済とコープの団体がん保険は別物!?両者を徹底比較!

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コープ共済とコープの団体がん保険は別物!?両者を徹底比較!

   

コープ共済とコープの団体がん保険は似て非なるものです!

掛金の安さや加入しやすさに定評のあるコープ共済ですが、「コープの団体がん保険」という似た名前の保険が同じ生協で扱われています。

本記事ではコープ共済の「あいぷらす」と東京海上の「コープの団体がん保険」を徹底比較し、どちらがおすすめか、どんな人に向いているかについて徹底的に解説しています。

コープ共済にも「あいぷらす」という生命保障に特約でがん保障を付帯できる商品があるため勘違いしてしまいがちですが、「あいぷらすのがん保障」と「コープの団体がん保険」とは全くの別物です。

「あいぷらす」は日本コープ共済生活協同組合連合会という会社の共済ですが、「コープの団体がん保険」は東京海上日動の保険です。

どちらの商品も、地域のコープのお店や宅配を代理店としており、生協の組合員とならなければ契約できないため混同されやすいですが、商品内容にも大きく違いがあります。

コープ共済あいぷらすとコープの団体がん保険を比較

コープ共済「あいぷらす」の商品内容

それではまず、あいぷらすの商品内容について説明します。

あいぷらすは生命保障を主契約として、特約でがんや入院の保障をぷらすしていくことで自分だけのオーダーメイドの保障を作れる商品です。

この項目ではコープの団体がん保険との比較をわかりやすくするためがん特約の保障内容に絞って説明します。

  • 保障期間:10年定期で自動更新、19歳から60歳まで
  • がんと診断された場合:がん治療共済金として100万円の一時金が2年に1回を限度として何度でも支払われる。上皮内新生物と診断された場合もがんと同額が支払われる。
  • がんで入院・通院・手術を受けた場合:入院日額1万円(日数無制限)、退院祝い金10万円、通院日額5000円(退院後180日以内の通院、1入院につき30日分)、手術共済金額10万円・20万円・40万円(手術内容により金額が変わる)
  • がんで死亡した場合:主契約の死亡共済金が300万円
  • 先進医療特約:なし

以上が主だった商品内容です。

ちなみに月々の掛金ですが生命保障300万円、がん治療共済金100万円のコースでは年齢別に分けると以下のようになります。

  • 20歳:男性660円 女性690円
  • 30歳:男性890円 女性1370円
  • 40歳:男性1840円 女性2460円
  • 50歳:男性5010円 女性3750円

20代の内ですと1000円以下の掛金で加入できる非常にコストパフォーマンスに優れている保障ということがわかりますね。

「コープの団体がん保険」の商品内容

一方のコープの団体がん保険の商品内容です。

  • 保障期間:1年更新(自動更新、保険料は5歳刻みで上昇する)、5歳から70歳まで契約可能
  • がんと診断された場合:がん診断保険金として100万円を1年に1回を限度として何度でも支払い。上皮内新生物についても同額
  • がんで通院・入院・手術を受けた場合:入院日額1万円(日数無制限)、退院祝い金として10万円、通院日額5000円(入院日より60日前から退院日より180日以内の期間が対象、支払限度日数は45日)、手術は10万円・20万円・40万円(手術によって変わる)
  • がんがステージ5と診断された場合:がん重度一時金として100万円
  • がんで死亡した場合:がん葬祭費用保険金として100万円
  • がんで先進医療を受けた場合:500万円を限度として技術料と同額を支払い

あいぷらすと異なりがんの保障に特化した商品であることがわかります。

コープの団体がん保険の保険料ですが男女同額で以下のようになっており、契約初年度のみ保険料が異なります。

  • 20歳:200円(初年度160円)
  • 30歳:400円(初年度300円)
  • 40歳:860円(初年度640円)
  • 50歳:1900円(初年度1420円)

生命保障がないとはいえ、あいぷらすと比較しても非常に安いですね。

まとめ:がんの保障に特化するなら「コープの団体がん保険」、死亡保障も含めて考えるならコープ共済の「あいぷらす」がおすすめ!

このように、がんの保障という視点だけで見るとコープの団体がん保険に軍配が上がります。

ただ、コープ共済のあいぷらすが全く使えないというわけでなく、死亡保障額を定期的に見直して保険料を節約したいという意図があるならば、10年ごとに保障を見直せるあいぷらすのほうがトータルで考えるとおすすめでしょう。

今すでに生命保障や入院保障はばっちりだけどがんの保障だけ足りないという方はコープの団体がん保険を、

これから保険選びを考えており、がんだけでなく死亡や入院リスクにも備えたいという方はあいぷらすを選ぶと言った具合に使い分けるのが賢明です。

なお、どちらの保障も生協の組合員をやめると契約を続けることが出来ませんのでその点は気を付けてくださいね。

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