ビーウィズユープラスの基準利率とは。ドルスマートの積立利率とは違う?

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

ビーウィズユープラスの基準利率とは。ドルスマートの積立利率とは違う?

   

ビーウィズユープラスの基準利率とは?積立利率とは違うの?

メットライフ生命のビーウィズユープラスの「基準利率」は一般的な「積立利率」とは似て非なるものです。

この違いをきちんと理解せずに契約してしまうのは解約返戻金が減ってしまう可能性がある保険商品だけに怖いですよね。

今回はメットライフ生命のビーウィズユープラスの基準利率の仕組みとドルスマートの積立利率についての違いを踏まえながらわかりやすく解説していきます。

ビーウィズユープラスの基準利率の仕組み

まずビーウィズユープラスの基準利率の仕組みを解説していきます。

ビーウィズユープラスは保険の種類でいうと「外貨建て一時払終身保険」になり、一生涯の保障を一度の支払で契約しますのである程度まとまった金額の支払になります。

仮に40歳男性で一時払保険料が米ドルで100,000ドル(保険料は日本円で払う事も可能です)だった場合、保険金額は311,462ドルになります。

現在のビーウィズユープラスの基準利率

そして今現在のビーウィズユープラスの「基準利率」は米ドル建ての場合4.3%となっています。

ビーウィズユープラスはもう一つのキーワード「基準利率保証期間」が決められていて、この期間は契約時の基準利率が固定となります。

ビーウィズユープラスの基準利率保証期間

ビーウィズユープラスのパンフレットなどでは『基準利率保証期間は5年~30年の5年きざみで当社が定める期間にて設定します。』と書いてありますが、今のところ、この商品が出来てからは、米ドルは30年固定金利、豪ドルは20年固定金利で設定されている様です。

30年間4.3%の固定金利ってマイナス金利が始まってからの日本ではありえないですよね。

毎年4.3%ついて雪だるま式に増えていくので基準利率保証期間の30年後にはいくらになっているかと言うと。。。

解約返戻金が244,810ドルになるので240%の運用利率となり、契約時費用など控除される費用もあるので単純な計算ではないのですがそれでも魅力的な利率ですよね。

ビーウィズユープラスの基準利率とドルスマートの積立利率の違い

では本題のメットライフ生命のドル建て保険で考えなければいけないのが「基準利率」と「積立利率」との違いです。

例えば同じメットライフ生命の外貨建て終身保険でドルスマートと言う商品がありますのでこちらと比較していきましょう。

現在のドルスマートの積立利率と最低保証利率

ドルスマートは積立利率が用いられる商品で今現在の利率は3.21%です。

しかもビーウィズユープラスとは違って固定期間は無く常に変動していますが、最低保証利率が3%と決められていますので上がり下がりがあります。

ビーウィズユープラスの注意点:市場価格調整

じゃ長期固定でしかも率が良いならドルスマートよりもビーウィズユープラスの方が良いと思うかもしれませんが、そう単純にいかないルールである「市場価格調整」がもう一つビーウィズユープラスにはあります。

これは「解約や減額をする際に、運用対象となっている債券などの価値を返戻金に反映させる仕組み」の事で、契約時よりも解約時の方が基準金利が下がっていれば解約返戻金が増え、基準金利が上がっていれば解約返戻金が減ってしまうルールなのです。

メットライフ生命の市場価格調整についてはこちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

基準利率保証期間ピッタリで解約する場合は市場価格調整の影響は受けませんが、残りの期間が長いほど影響を受けてしまうのです。

基準利率と積立利率のまとめ

  • 基準利率・・・保証期間中は固定されているが解約のタイミングによっては調整されてしまう
  • 積立利率・・・常に変動しているが解約時の調整は無し

上記のような違いがあります。

どちらが良いかは一概に断言できませんが、ビーウィズユープラスとドルスマートでは告知事項も違うため入りやすい入りにくいなどもあります。

ビーウィズユープラスの基準利率のまとめ

この事を踏まえるとビーウィズユープラスはかなり長期で運用ができる方(最初から30年はじっくり見ようという方)であれば、ある程度リスクを限定して増やす事を狙っていけると思います。

ただ他にも為替リスクなどありますので利益を確約はできませんが。。。

それと比べてドルスマートはドル建ての商品としてはシンプルな作りでわかりやすいと思います。

「先々何があるかわからないな」と考える方はこちらの方が無難かもしれません。

色々とリスクがあるにせよそれを理解して取り組めば、ある程度リスクをコントロールして魅力的なメリットを享受できると思いますので、これから外貨建てを考えている方は検討材料の一つに加えてみてはいかがでしょうか?

 - ドル建て保険 , , , ,