募集停止したコープ共済のあいぷらすゴールド80加入者の切り替え例
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コープ共済のあいぷらすゴールド80は2017年に募集停止!
コープ共済の高齢者向け保障として募集されていたあいぷらすゴールド80ですが、2017年9月に募集停止となりました。
新たな高齢者向けコースであるあいぷらすプラチナ85が募集開始されたことに伴ってのことです。
募集停止になったからと言って現在ゴールド80に加入している方の保障が無くなるというわけではないのですが、
プラチナ85や他のコースに切り替えた方が良いのか心配になりますよね?
本記事ではあいぷらすゴールド80の保障内容と他コースに切り替えたほうがいいケースについてを解説しています。
コープ共済あいぷらすゴールド80の保障内容
あいぷらすゴールド80には生命保障に重きを置いた1型、3型、5型と医療保障重視の医療2型、医療3型、医療5型の6つのコースがあります。
生命保障重視の5型の保障内容は以下の通りです。
- 保険期間 最長15年(65歳から80歳の満期日まで)
- 月掛金 女性 6825円 男性 9600円
- 保障内容 入院日額 5000円 死亡100万円 270日以上の長期入院 30万円
- 特約 個人賠償責任保険のみ
なお、医療5型の場合は死亡保障額が10万円に下がることで月掛金も女性5547円、男性6854円と安くなっています。
亡くなったときの葬式代などの備えを貯金か終身生命保険で賄うことを考えると医療タイプの方が比較的手軽というイメージですね。
ゴールド80のデメリット
少し保険に詳しい型なら保障内容を見たことで「あまり良い保障ではなくメリットはほとんどないな・・・」と思われる方も多いと思います。
一方具体的なデメリットとして以下のような点があります。
- 保障が80歳で終了してしまうため現在の長生きリスクには対応できない。
- 入院保障が最大でも日額5000円とやや足りない感が否めない。
- 掛金が高く老後の収入から1万円近くもの掛金を支払うのは負担が大きい。
- 先進医療特約が付けられない
やはり共済は若い人にとってはお得ですが、高齢になると損になってくるというのは否めませんね。
あいぷらすゴールド80からコープ共済の他のコースに切り替えたほうがいいケース
このようにコープ共済のあいぷらすゴールド80はあまりいい保障とは言えないのが正直なところです。
持病や年齢の問題で他に加入できる保険がないという方はこのままこのコースに加入し続ける他ないのですが、変更できるならば変更したほうが良いです。
具体的には健康告知を問題がない前提で満70歳までならばプラチナ85コースや終身生命・終身医療に加入しなおすのも手です。
例えばこのようなプランだと、入院、手術、先進医療までカバーし終身での保障もあるため安心です。
- プラチナ85 2型(手術、先進医療特約付き) 入院日額 男性2000円、女性3000円 手術2万円 先進医療1回あたり1000万円
- 終身医療 入院日額3000円 手術3・6・12万円
- 合計掛金(70歳) 男性9644円、女性 7632円(85歳以降はプラチナ85が終了するため男性6744円、女性4932円)
保障期間が伸びることや保障が手厚くなることを考えるとゴールド80よりは明らかに上記のプランのほうがいいことがわかりますね。
まとめ 70歳以下でコープ共済のあいぷらすゴールド80に加入している人は保障の見直しを
このようにコープ共済のあいぷらすゴールド80はあまりコストパフォーマンスの良い保障とは言えません。
コープ共済の他のコースや他社保険に切り替えた方がいいでしょう。
他社保険でいうと高齢者向け保障に強みのある太陽生命の保険組曲Best既成緩和などが契約も75歳まで可能で告知も緩やかなためお勧めです。
最後にそもそも論ですが、収入が低下するシニア世代の備えには40代までに定期型から終身型に変更するのが最も賢い選択です。
できるだけ早いうちに保険の窓口などでリタイア後の戦略についても方針を立てておくようにしましょう。