ソニー生命の変額保険の世界株式を選択するメリットは?
目次
ソニー生命変額保険の世界株式を選択するメリット
ソニー生命では、変額保険の運用先の中で唯一「世界株式」だけ、投資助言会社(モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント社)を付けて運用しているという特徴があります。
専門的なアドバイスの元、運用しているおかげで運用成果が伴っているため、ソニー生命の変額保険「世界株式」は多くの保険のプロから高い評判を得ています。
今回は難しいワードが多い複雑なソニー生命の変額保険において簡単に世界株式を選択するメリット、デメリットやソニー生命の変額保険の種類などについてお話していきたいと思います。
ソニー生命の変額保険とはどんな仕組みの保険なのか
そもそも変額保険とは、契約者から預かった保険料を保険会社が株式や債券で運用し、毎日変動する運用成果が良い時も悪い時も、契約者が受け取る金額に反映させましょう、という商品です。
ソニー生命の変額保険の運用対象は8つあり、どう配分させるのかを契約者が1%単位で選ぶことが出来、その運用実績によって契約者が受け取る保険金や解約返戻金が変わります。
ソニー生命の変額保険の種類は?
ソニー生命で販売している変額保険の種類は以下の3種類です。
【終身型】
死亡・高度障害に対する保障が一生涯続く終身保険で、運用実績によって保険金と解約返戻金が変動しますが、死亡・高度傷害の保険金は、基本保険金が最低保証されています。
【有期型】
契約者が設定した満期時に満期保険金が受け取れる養老保険タイプで、運用実績に応じて満期保険金と解約返戻金が変動しますが、死亡・高度傷害の保険金は、基本保険金が最低保証されています。
【年金型】
年金支払い開始日に被保険者が生存している時に、契約時に決めた期間にわたり年金を受け取る個人年金タイプで、基本保険金や解約返戻金の最低保証はありません。
ソニー生命の変額保険の世界株式の運用成果は?
インターネットなどで検索してみると、ソニー生命の変額保険の世界株商品を高く評価するFPや保険の専門家が多くいるようです。
評判が良いのは世界株式の運用成果が出ているからで、どのくらいの運用実績かというと、運用開始の1999年より2017年まで(18年間)の騰落率は680%を超えており、年率リターンは約12%です。
騰落率は、例えば価格が100円の運用商品が105円になれば5%の上昇、90円になれば10%の下落としてみるのですが、単純計算で運用開始の1999年に100円だったものが2017年には680円になったということになります。
驚異的な数字ですよね、ソニー生命の変額保険「世界株式」が高く評価されるのも納得です。
ソニー生命の変額保険の世界株式にデメリットはないの?
しかしいくらこれまでの運用実績が良いといっても、保険をかけている期間の運用実績が悪ければ、解約返戻金や満期保険金に損失が生じる可能性はあります。
また、短期(10年以内)の早期解約も返戻金が少ないため、損失する可能性は高くなります。
短期でお金を増やしたいという方にはソニー生命の変額保険「世界株式」は不向きな商品ですし、貯蓄・運用が目的で保険は必要ないという方にとっては、無駄なコスト(保障料)が含まれているので、投資信託と比べて劣ってると感じる方もいるでしょう。
ソニー生命の変額保険は世界株式で運用する以外にメリットはないの?
ソニー生命の変額保険は、世界株式で運用すること以外にもメリットがあります。
ソニー生命の変額終身保険と変額個人年金保険の2種類のみ、運用がうまくいった時の運用益(運用で得た利益)を引き出す(上限:年2回)ことが出来、運用益を引出しても保険金額には影響がないのです。
また、変額個人年金保険では、年金の受取り開始時期をスライド(5年)させることも出来るので、受取り時の運用成績が悪い場合は、後にスライドさせることが出来ます。
ソニー生命の変額保険は運用リスクを回避できる手段があるのは安心です。
ソニー生命の変額保険を世界株で運用することについてのまとめ
騰落率が優秀なことは理解いただけたと思いますが、騰落率はその期間の最初と最後の変化率しかわからないので、期間中の値動き(浮き沈み)なども併せて確認し、投資を検討することが大切です。
また、2015年以降の新規契約からは変額終身保険のみ、【株式系の特別勘定は50%まで!】という上限が設定されたので、世界株式100%で運用することは出来ませんが、どうしても株式の割合を増やしたい方は、世界株式50%+総合型50%がおすすめ(総合型の約35%は株式型で運用しているため)です。
注意点もありますが、長期的な運用であればソニー生命の変額保険を世界株式で運用するのはとても良いと思います。