みずほ銀行の保険提案力とリスク、加入するメリットはあるのか?
みずほ銀行の保険提案力
みずほ銀行では現在、非常に多くの保険商品を販売していますが、それには理由があります。
近年リーマンショックから10年が経過し、銀行の破綻リスクが上がっているというニュースを耳にします。
そして低金利経済が維持されているため、銀行でも預け入れされたお金の運用利益が上がらず経営難になっていると言われています。
そんな中、現在メガバンクを含む銀行は、営業利益の補填と顧客の囲い込みを行うために保険販売を行っています。
今回はATMのシステム障害等で資金何かとよく聞く『みずほ銀行』の保険販売に焦点を当ててみようと思います。
みずほ銀行の保険募集
みずほ銀行は非常に多くの保険会社の代理店を行っており、保険担当者が仮にファイナンシャルプランナーの1級を仮に持っていても全ての商品の把握は仕切れないほどの取り扱いがあります。
損保に関して、みずほ銀行の住宅ローンに付帯できる火災保険を、損害保険ジャパン日本興亜の商品で販売しているため損保ジャパン系列に力を入れて募集活動をしているのでしょう。
なので、医療保険に関してもアフラックの人気保険商品のEVERの次の損害保険ジャパン日本興亜ひまわり生命が商品一覧にも出ていました。
みずほ銀行の売りたい保険と加入者のリスク
みずほ銀行の公式ホームページの最新情報のトピックスは『外貨建商品の取り扱い開始』というものが多くあります。
これはどこの金融機関の保険窓口販売でも同じですが、かなりの確率で外貨建て商品を勧められます。
私も、みずほ銀行に口座を持っていますが、窓口や待ち時間中に「保険の話聞きませんか?」と保険の加入を受け、「普通預金の一部を外貨建の保険か信託に預けませんか?」とかなり多種目化(様々なみずほ銀行の取り扱う商品を契約してもらうこと)に注力しているようです。
しかし、現在ドル円の相場はかなり乱高下しており、全体的に円安の相場です。
このまま円安の相場が続いていくと、保険料も上がる可能性も高く元本割れを起こしても不思議ではありません。
そんな経済状況でもドル建てを勧めるのは、リスクがあると言えます。
みずほ銀行で保険を契約するメリット
一方で『みずほ銀行で、保険を検討する加入するメリットは何なのか』という部分では、メリットはあります。
具体的なメリットとしては銀行としての立ち位置です。
三井住友銀行と三菱UFJ銀行にないみずほ銀行の特徴が、全国の都道府県の県庁所在地に政令指定都市に、『必ず』支店があるということです。
実際、私の友人は三井住友銀行をメインバンクにしていましたが、島根県に転勤となりキャッシュカードの磁気エラーで支店を探した時に岡山か広島にしか、近くで支店がないというハプニングがあったそうです。
要するに転勤の多い仕事であれば、みずほ銀行での保険加入はメリットがあるということになります。
保険の見直しをしようと思ったが転勤先に支店がないということがあれば、不安で保険に保険を掛けたくなりますよね。
そして三菱UFJ銀行はあまり保険募集に力を入れておらず、三井住友銀行は口座所有者が多いため全員に保険の提案をするチャンスが窓口でありません。
なので、大口の預金者や相続の相談など、上得意様にしか提案ができていない状態だと言えます。
みずほ銀行での保険加入はメリットもあるが慎重に
みずほ銀行での保険の検討や加入にメリットを感じないという方も、少しは魅力を感じ取ってもらえたでしょうか。
みずほ銀行は多くの保険を扱っていますが、必ず得意な保険商品や売り込み商品を決めています。
保険代理店では同じような保険商品を提案した場合、『どちらを優先して提案する』という前書きを書く代理店も多いです。
『当行はSMBCグループのため三井住友海上の商品を同内容の場合はお勧めします』という文言や、『弊社では損保ジャパン日本興亜の代理店として『特級クラス・契約保有最上位ランク』の経験を活かすため、』など乗合(複数の保険会社を取り扱う代理店)はこのような営業指針を定め提示しています。
みずほ銀行の営業指針には記載がありませんでしたが、保険料の6%ほどは銀行の利益になる保険代理店業です。
それだけ貢献度も加入者はあるため、キャンペーンだからと踊らされずにしっかり納得した保険に加入する分にはみずほ銀行で保険に加入することも問題ありません。
少なくともメガバンクで座っていて、待ち時間に多種目化するために売り場を巡回するスタッフを置いているのはみずほ銀行かノルマが厳しい支店くらいだと言えます。
それだけ力を入れている銀行は保険の知識や提案力、商談慣れしているという点では信用でき、一定の評判はあるでしょう。