ソニー損保の評判が悪い理由!事故対応力が弱く示談交渉で負ける点も。ただ改善の余地あり
目次
ソニー損保が評判悪い理由を本気で勉強する
ソニー損保といえば、大手損害保険会社よりもメディア露出が多いため、安心して加入する契約者が多いようです。
しかし、保険加入という入り口はメディア戦略が成功しているとして、実際加入者の評判はどうなのでしょうか
ソニー損保とはどんな会社か
ソニー損保は1999年にできた損保会社で、来年で設立20周年という若手損保会社です。
ソニー損保の戦略はマーケットを絞り込みCMなどのメディアを活用することで、『信用力』と『自動車保険の加入者』を増やしていきました。
サービスの分野でも、ソニー損保提携の修理工場(スマイル工房)を利用すると修理費の割引や無料代車サービスなどを展開しています。
ソニー損保は事故をしなければ満足
特に高い評判といえるのは、ソニー損保の自動車保険は走行距離での保険料試算の区分方式が他社に比べて細かく設定されているため、サンデードライバーには人気だと言えます。
しかし、過去にはソニー損保での対応で不払いを経験した人などもいるようなので実際に事故に遭ってしまった方の評判はあまり良くないようです。
ソニー損保の評判の悪い原因は『事故対応力』
ソニー損保は派遣会社と派遣社員をクラウド活用をし、電話対応に積極的に起用しているということが、メディアに取り上げられたことがありました。
正社員雇用をテレアポに配置するよりも、システム化をした人材配置で人材確保と人件費の調整を『経営』目線では新しく効果は発揮できているようです。
一方で、テレアポの派遣やクラウド化により、お客様対応のレベルに差と『質の低さ』が際立ってしまっているため、事故対応時の頼りなさも含め現在の評判に繋がっているようです。
ソニー損保専属ではないテレアポが事故電話を取ることもある
実際、テレアポをシステム化していることで、人材派遣会社の人事責任者は、「損保業のテレアポの人員ニーズは高いが、業界内では高い採用基準を定めている」と教えてもらえました。
しかし、普段は百貨店の催事会場の案内をしているアポインターでも、翌週からソニー損保の事故対応を対応するという可能性もあるということです。
そして、クラウド化しているため、ソニー損保は実際どんな人材が、自社の事故案件に触れているか確認することは難しいのです。
週に何回以上シフトに入り、マニュアルの読み込みトレーニングなどの教育もあると聞いていますが、大手の財閥系損害保険会社の電話対応力とは雲泥の差がついているというのも事実です。
ソニー損保の示談交渉の弱さ
示談交渉をする際に保険会社の担当者同士が話し合いをすることはよくあるそうですが、やはり設立してすぐの保険会社と何十年と積み重ねてきた財閥系損害保険会社とでは、示談交渉の場では不利に動いてしまうこともあるようです。
具体的に弁護士を交えて話をする際も財閥系損害保険会社の方が、『有力でキャリアのある弁護士』や『保険事故のスペシャリスト弁護士』を示談交渉に参加させてくるので、交渉ごとはソニー損保などの通販型の損害保険会社は弱いと言えます。
そういう結果から、『ソニー損保は使えない』『ソニー損保は最悪』と口コミをする人がいるようですね。
実録!ソニー損保は実はそんなに保険料も安くなかった
実は我が家では今まで、ソニー損保の自動車保険に加入していました。
過去には日本生命の伯母の繋がりからあいおいニッセイ同和損保に加入していたこともありましたが、引っ越しをして遠くに行った時に「チューリッヒ」や「ソニー損保」「アクサダイレクト」等のダイレクト型自動車保険に変更したんですね。
ここ数年は比較検討するのも面倒であったので「ソニー損保」の一択でした。
しかし、この度、消費税増税前にと新車を購入するにあたり、自動車保険を代理店型のものに変更しようと常々考えていたので、両社見積もりを取って比較してみました。
ホンダの自動車保険=東京海上日動火災保険は実は安かった
今回、ホンダで自動車を購入したため、ディーラーに保険もお願いするように段取りを進めました。
私は生半可、保険に対する知識があったため、夫も保険に関することはすべて丸投げだったので、ディーラーの営業マンと話を詰めたのは私です。
最初は、保険を検討しているという旨だけを伝え、営業マンがどれだけのことをしてくれるのか?ということを失礼ながら試して?みたんです。
営業マン自体は30代前半の若い感じの男性でしたが、上司の保険担当の方と一緒に我が家がもともと加入していたプランを元に今後、新車に付けた方が良いという保障を提案してくれました。
何より驚いたのが実は、東京海上日動火災保険の保険料は安かった!ということです。
同じ条件で比較すれば、ソニー損保は高くなった
詳しい保険料などは今後、「ホンダの自動車保険」についての記事を作成しようと思っていますが、同条件で比べてもソニー損保の保険料よりも東京海上日動火災保険料の方が2000円程度安くなったのです。
最初にホンダのディーラーから見積もりをもらった後に同じような条件でソニー損保で試算しました。
今まで契約していたという割引を反映させても2000円も安くなるならば、絶対に営業マンに一言、連絡するだけで良いディーラーの代理店型の方が断然いいと思いました。
必要な特約をディーラーだからこそ提案してくれた
またやはり私自身は自動車の免許を持っていないので、必要と思われる特約について、ディーラーから直接、言ってくれるのは非常に参考になりました。
このときに付けた特約が事故時のレンタカー料金の補償です。
保険料に換算すると月500円程度変わってきますが、夫の安心材料としてこの特約は付けました。
代理店型が必ずしも高いわけではない
この経験から、代理店型の自動車保険が必ずしも高いわけではないということを学びました。
ソニー損保だと本人限定だったのが東京海上日動火災だと夫婦限定になっていたりと、もしも奥様も運転されるならば、確実に保険料は安くすることができるでしょう。
ただ、やはり相性の良い担当者と巡り合うことということは肝心になってきます。
保険相談は自動車保険にも使える
今回の私のように、ディーラーの担当者が非常に勉強熱心で、納得できる保険を提案してくれたので、私も納得して保険に加入することができました。
もしも、勉強不足だなと感じたら、申し訳ないですが、契約までには至っていなかったと思います。
やはり保険という一生涯お世話になるようなものには、十分に相性の良い最高の担当者を見つけることをお勧めします。
最近では、保険相談窓口でダイレクト型自動車保険の相談にのってくれたり、損害保険についてもアドバイスをくれるようになりました。
そして、実際の保障内容が適切かどうかの保険診断・保険相談をアプリでも出来るようになり、時代はますます便利になっています。
注目を集めている「パシャって保険診断」(App Store / Google Play両方で配信中)は平均レビュー4.2と非常に高評価で、匿名性が高く自宅にいながら保険の見直しができると評判がいいです。
その他、「ほけんの窓口」は知名度が非常に高く、来店型の中では利用者も多いところなので、自動車保険について相談したいという人は一度、訪れてみるといいでしょう。
そのほか保険相談窓口について比較した記事も読んでいただければと思います!
ソニー損保の評判が悪い理由は『電話』にあった
今からの損害保険業界はますます経営が難しくなってきます。
自動運転などで事故率低下に伴う保険料の引き下げやクルマ離れで、今後ますます保険料を集めることが難しくなっていくと言われています。
そんな中、ソニー損保は、生産性と経営戦略に力を入れた新しい損害保険会社のあり方を作っています。
現在は、クルマに乗る回数が少ない方にはオススメですが、通勤など自動車の運転頻度が多い方には事故の可能性もその分高いので保険料が安くても、この評判を知るとオススメはしにくいと言えます。
しかし、電話対応という部分などは改善の余地がある部分であり、社風など変えにくい部分の話ではないため、今後の成長率も期待はできます。