ソニー生命の変額保険の評判と口コミは本当?商品別にメリット・デメリットを検証
目次
ソニー生命の変額保険の口コミは?
最近、マイナス金利の影響で普通預金の利率が悪くなり、保障を得ながらお金が貯まるという口コミで話題のソニー生命の変額保険を検討される方が多いです。
ソニー生命の変額保険は運用益を途中で引き出せるなどのメリットから保険の専門家から非常に高い口コミがありますが、オプションの柔軟さゆえに契約者(あまり保険に詳しくない人)からすると少し分かりづらい、どれを選んだら良いのかわからないというデメリットの口コミも聞かれます。
そこで今回は、ソニー生命の変額保険についての評判や口コミについて、商品別に具体的な検証してみたいと思います。
ソニー生命の変額保険について
変額保険は、「貯蓄性のある保険」というフレーズで紹介されることが多い商品です。
この保険は、払い込んだ保険料の一部が運用にまわり、その運用実績に基づいて保険金や年金額、解約返戻金が変動するため、運用実績によっては払い込んだ保険料の額以上の大きな保障や解約返戻金を期待できるという特徴があります。
そのため、保険機能と貯蓄機能が両立できるという触れ込みで、保険の専門家に勧められるケースが多いようです。
ソニー生命の変額保険の種類
ソニー生命で販売している変額保険は「バリアブルライフ」と「変額個人年金保険」の2種類です。
これから少し難しい説明になるので、よくわからない箇所は読み飛ばしていただければと思います。
バリアブルライフ
「終身型」と「有期型」の2パターンがありますが、さらに積み立てを重視した「オプションA」と保障を重視した「オプションB」に分かれています。
オプションA は運用実績が3.5%を超えたタイミングで積立金額がオプションBより高くなり、オプションBは、両者の運用成績が一緒であった場合にオプションAの変動保険金額を上回るという特徴があります。
保険金や解約返戻金の額は運用実績により変動しますが、基本保険金の最低額は保証されています。
変額個人年金保険
変額個人年金保険は、年金支払い開始日に被保険者が生きている時に、契約時に決めた期間(5年か10年か15年)にわたって、年金を受け取る商品です。
契約者が選んだ特別勘定(運用先は8つ)の運用成果によって受け取る金額(年金額や解約返戻金、死亡給付金)が変動しますが、最低保証はありません。
ソニー生命の変額保険「バリアブルライフ」(終身型、有期型)の口コミ・評判は?
ソニー生命の変額保険「バリアブルライフ」の「終身型」は、一般的な定額保険よりも保険料が割安であることや、運用が悪くても最低保証があること、運用益を途中で引き出せるなどの理由から保険の専門家の中ではかなり人気があります。
その反面、契約者側からはオプション選択などの柔軟な設定は魅力的に映りますが、どれを選べばよいか分からないという口コミ・評判も多く書かれているようです。
また、運用益の途中引き出しは「終身型」だけにある機能で、「有期型」は途中引出しができませんので、注意が必要です。
ソニー生命の変額個人年金保険の口コミ・評判は?
ソニー生命の変額個人年金保険は、運用先を100%世界株式にした場合に限り、保険の専門家や契約者からはとても評判の良い商品です。
評判が良い理由は、ソニー生命は運用先の「世界株式」にだけ、投資助言会社(モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント社)を付けて運用している為、運用開始の1999年から18年で騰落率は680%超えとなっており、年率リターンは約12%という驚異的な実績が出ているからです。
※騰落率とはある期間の始めと終わりとで価格がどれだけ変化したかを表すもので、例えば、価格が100円の運用商品が105円になれば5%の上昇、90円になれば10%の下落となります。
また、変額個人年金には最低保証がないため、運用が不調に陥ると、運用分が減らされてしまうのでどうしてもリスクがあるという面では評判が悪いです。
ソニー生命の変額保険を検証した結果
変額保険は、運用実績が悪ければ、解約返戻金などが払い込んだ保険料以下の額となってしまう可能性も十分にありますし、短期で解約をしてしまうと元本割れしてしまいます。
また、投資のリスクや投資先のわかりにくさ・どちらのオプションが良いのか、手数料が高いなど契約面や投資面で、どうしてもデメリットの方がも多く出てしまいがちですが、投資信託と同じような運用を行いながら、死亡時の基本金の保証など、死亡保険としての役割を請負わせる事が出来きてしまう便利な保険でもあります。
良くもあり悪くもあるという感じですが、ソニー生命の変額保険の仕組みを正しく理解していれば決して悪い商品ではないと思います。