業界初の住友生命バイタリティの評判・口コミは不安でいっぱい
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住友生命のバイタリティ、『業界初』の評判はいきなり不安がいっぱい
住友生命が販売するバイタリティは『生命保険業界の次世代をいく商品を販売した』と保険業界では今非常に評判・話題になっています。
最近のテレビCMでも瑛太さんが扮するサラリーマン上田一さんが自転車通勤をはじめて、アップルウォッチで健康状態を確認している映像も、印象深いと思います。
バイタリティとは歩数や心拍数、運動量によって保険料が増減するという特約ですが、反対に健康を意識していない人には少し難解、疎遠に感じるかもしれません。
今回はそんなトレンド保険のバイタリティとは何か、そして何が新しく何にメリットを感じ評判はどうなのか、また実際にバイタリティに加入した人にお話を聞いてみました。
住友生命のバイタリティとは
2018年7月に販売を開始した住友生命の、日本初の『健康増進型保険』です。
保険商品という伝え方だと誤解が生まれそうなのですが、『バイタリティ』という保険商品だけで加入するわけではありません。
簡単にいうと、バイタリティという『特約』と言ったほうがわかりやすいでしょう。
バイタリティは人気俳優を起用しているCMの『1UP』という保険商品や、ドクターGOに加入する際のオプションのようなものです。
なので、実際加入するのは『バイタリティ付きの1UP』であり、『バイタリティ付きのドクターGO』というべきです。(少しわかりにくいですが…。)
住友生命のバイタリティの評判は面倒
住友生命のバイタリティを勧めているスミセイレディたちは、『業界初』を売り文句に勢いよく営業をしていたそうです。
最近では、健康診断の結果を送付すると保険料が安くなったりするという松岡修造さんや広瀬アリスさんの明治安田生命や田中圭さんや橋本環奈さんを起用しているアフラックのCMも記憶に新しいかと思います。
しかし、実際お客さんに話をすると「バイタリティって結局、なんのことかわからない」ということになってしまうそうです。
その原因になるのは腕に付けるウェアラブルデバイス(Apple Watchなどの時計型端末)で日々の歩数や心拍数、運動量などを測定しなればならないことにあります。
そして、その測定結果で保険料が増減するので、運動や健康にかなり意識が高くないと面倒だとしか思えないのです。
若年層取り込みに意識しすぎたバイタリティ
住友生命は加入者層の若返りのため『1UP』も、新入社員くらいの年齢をターゲットに置いているため中高年のバイタリティへの評価は高いとは言えないです。
若年層には操作可能でも多忙過ぎて活用しきれない
そしてバイタリティは加入すると1日の歩いた距離や運動量、検診の結果などのデータ送信をしなければならず拘束感があります。
またターゲットにしている若年層では、運動が好きでも仕事に忙しく時間がない年代には、バイタリティが生活に馴染むのは難しいという評判が多いのです。
中高年にはハードルが高いウェアラブル端末機
逆に、年齢が上の層ほど健康意識が高まるので、バイタリティ自体には魅力を感じるようです。
しかし、歩いた距離や運動量、検診結果をデジタルで送信することが難しくなってきます。
『ウェアラブルデバイスなどという機器を扱うのは勘弁してほしい』という声がデメリットとして住友生命にも届いているようです。
バイタリティの実際の評判
先日、バイタリティに実際に加入した人のお話を聞けたので、お伝えいたします。
<30代男性:バイタリティに加入>
もともと生命保険に加入しておらず、会社に訪問してくれるセールスレディの方に保険についての分からないことを丁寧に教えてもらって信頼できる方だと思って、加入を決めました。
最新のウェアラブルデバイスを使うとポイントが貯まり、保険料が安くなったりするというのはゲーム感覚な部分もあって、自分の性分にあっているのでは?と感じます。
加入に当たって、特段断る理由もなかったので加入を決めてしまいましたが、今となっては他社も多く検討したほうが良かったのかなぁと思いました。
ただ、住友生命ならば会社がなくなることはないだろうという安心感から、今後も保険を継続していこうと思います。
この方は会社に訪問してくれた営業の方から加入を決めたようですね。
確かに今まで無保険ですと何かと将来に不安があるため、保険加入はとても良いことだと思いますし、何よりセールスレディと信頼関係が築けていることは大事ですね。
私の夫も最初は会社に出入りしているセールスレディの方から勧誘を受けて、住友生命の保険に加入しました。
ただ7年ほど前に20年間の保障期間が終わり、更新時期がきて同じ保障内容を継続するには月に5万円ほどかかり、
入院保障も5日を経過しないと給付されない等、デメリットばかり言われて
まだまだ保険に関して無知に近かった私と夫は、転換(下取り)をして新しい保険に入り直してしまったんですね。。
当時でもそれなりに保険について勉強していたつもりで、いろいろとこちらから案を出したりしましたが、実際、セールスレディが二人も来るとこちらも根負けしてしまった部分があります。
(今思えば、このときに新規で加入したセールスレディさんは2年間くらいは頻繁に顔を出していましたが、いつの間にか担当が変わってましたね。(笑))
この保険も20年更新型なので、将来的に持病を持ってしまったらどうしよう・・・と思いながらも、月々2万円ほどを支払っている状態です。
そういうことを考えるとこの男性の保険が保障期間は終身であったのか?等、非常に気になるところですね。
住友生命の健康増進は保険料が安くなるが『安い』わけではない
住友生命のバイタリティは確かに、『健康増進』すれば保険料は安くなります。
しかし、住友生命の保険料は元々『老舗生命保険会社』ということもあり、多くの支店や支社、従業員を抱えているため保険料が元々割高です。
その中で初年度は15%の保険料割引は魅力ですが、割引率の幅は4っで『-2%』『-1%』『 +1%』『+2%』となっています。
住友生命のブランドバリューに魅力を感じなければ、保険料は安くはなりますが『安い』と思えるほどのコストパフォーマンスはバイタリティには感じられないのです。
お得感を優先するならば保険の見直しが手っ取り早い
住友生命vitalityのように保険料をお得にしたいと思うならば、一番優先すべきは保険の見直しです。
もしも、住友生命vitalityに加入してできるだけ保険料をお得に…と考えているならば、保険の見直しで必要な保障、不必要な保障を知ることをおすすめします。
最近では、自宅にいながら保障内容の診断ができるアプリも登場しているため、忙しい現代人にとって保険の見直しがお手軽なものとなっています。
保険診断・保険相談ができるアプリ(App Store / Google Playどちらにも対応)「パシャって保険診断」は匿名性が高いため、安心して保険相談ができるとレビューでも平均4.3と高評価。
いろんな担当者から診断を受けることができるため、自分と相性の良い人から保険を買うことも可能です。
また、付き合いで住友生命に加入しなければならないという人も、どの保険商品なら損をしないか?といってアドバイスも受けることができます。
その他、「ほけんの窓口」は、非常に知名度も高く、独自アンケートでも利用者が多かったのが印象的です。
保険相談窓口についての保険相談の一長一短をまとめた【保険窓口比較記事】も合わせて読んでいただければと思います。
住友生命のバイタリティ加入者の良い評判は増えるのか
結果として、現在の評判・口コミだけで整理していくと若年層にも健康志向である年齢が上の方も、バイタリティの加入率は期待できないと言えます。
そしてバイタリティの販売促進を頑張っている間に、通販型や外資系の生命保険会社はどんどん格安で内容の濃い商品を作り改定しています。
まだ販売して1年経っていないバイタリティですが、現状の評判では『斬新で新しい』という評判以外に良い評判は聞こえてきません。
住友生命は今後、バイタリティをどうコントロールしていくのでしょうか。