アフラックの評判・口コミは悪い?不払いの悪評より個人的に好意的に評価している2つの理由
目次
アフラックの評判・口コミは本当に悪いのか
アフラックについてインターネットの口コミを見ていると、アフラックの評判があまり良くない(悪い)書き込みを目にします。
個人的な考えとしてはアフラックはインターネットで書かれているような悪い保険会社ではありません。
しかしこのような悪い評判がアフラックに立ってしまうのは過去の不払い問題などにも理由がありますが、個人的にアフラックのがん保険に関してはかなり好意的な感想を持っています。
今回は、アフラックの過去にあった保険金不払いの件に触れながら、個人的に考えるアフラックのがん保険の評判についてお話したいと思います。
アフラックは不払いが多い?
アフラックの評判が悪い理由の一つとして「不払いが多い」という点が挙げられます。
「不払いが多い」という言葉を聞くとアフラックのイメージが非常に悪くなりますが、アフラックに非がないものもあります。
アフラックで不払いと判断された保険金が支払われなかった具体的な例をご紹介します。
被保険者の保険金請求漏れ
実は保険の不払いで一番多いのが契約者・被保険者が保障内容を把握していないため、請求が漏れていたというケースです。
保険会社は被保険者からの請求がなければ支払われません。
例えばアフラックの医療保険は退院後の通院が保障されているものが多いです。
被保険者は入院して手術したことは覚えていて、保険会社に請求します。
しかし、その後の通院も保障対象になることを知らず、被保険者が通院保障を請求しなかったというケースが保険会社の不払いにあたります。
保険会社は被保険者からの申告がないと何も手続きできないのですが、これを不払いとしてカウントされるのは少し気の毒だと思います。
最近ではアフラックから年に1回契約内容の案内を送付するなど、不払いを未然に防ぐ取り組みも行われています。
告知義務違反
被保険者が申込手続き時に正しい健康状態を告知しなかったことにより保険金が支払われなかったケースです。
例えば過去に帝王切開をしているにも関わらず、告知をしなかった結果、実際に異常分娩で請求しても保険金が下りなかったという場合です。
しかし、本人からすれば保険金が支払われないことに納得がいかず、インターネットに書き込みをする場合が多いです。
アフラックは契約者数が非常に多いので割合が低くとも告知義務違反によって保険金が支払われなかった人が一定数いるでしょう。
そういう人が悪い評判を書くとアフラックに対して悪い口コミが多いという印象を受けてしまうのではないでしょうか。
昔のがん保険には要注意!
アフラックのがん保険でよくあるのが、「がんに罹患しても思ったより保障がもらえなかった」というケースです。
これはアフラックが意図的に保険金を出さないというものではありません。
アフラックの昔のがん保険は長期入院が前提の保障であったため、入院20日以上で保障が出るものが多いです。
一方で短期入院が主流の現在のがん治療においては保障がもらえないケースが多いようです。
また、最近人間ドックなどで見つかる上皮内がんに関しては保障が出ない場合があり、揉めることがあるようです。
20~30年前にアフラックのがん保険に加入した方は今すぐ保障内容を確認することをおすすめします。
アフラックのがん保険は好意的な評価
アフラックのがん保険、テレビでも新聞でもネット広告でもよく見かけますよね。
それだけ、がん保険として、日本に深く根付いているのがアフラックのがん保険だと思います。
保障内容は、がん保険を考える方でしたら、申し分のない内容になっていますし、保障内容を限定的にすれば保険料も安くすることも可能です。
ただ、やはりこれだけの広告費を使っていますから、やっぱり他社の同等保障であるがん保険と比べると少々割高感は否めません。
しかし、私はアフラックのがん保険に対して好意的な評価を持っています。
がんを経験した人でもがん保険に加入することができる
私が調べた、そして元保険代理店の方に聞いたお話では、がん経験者の方でも加入できるがん保険はアフラックだけになります。
(セコム損保のメディコムワンという保険も自由診療分の保険金が戻ってくるという画期的な保険がありますが、こちらは、乳がん・女性限定になります。)
がん完治から5年以上が経過し、健康状態が問題なければ加入できる「生きるためのがん保険 寄りそうDays」という存在はアフラックを好意的にみる一つの理由です。
もちろん、緩和型がん保険になりますので、一般的ながん保険に比べたら保険料も割増になっていますが、「がん」という再発・転移などがある病気に対して、これだけの保障をしてくれるのはアフラックだけです。
がん保険の乗り換え時、「条件付き解約制度」が利用できる
かんぽ生命の不適切な保険販売で、アフラックのがん保険というものがクローズアップされましたが、私は反対にアフラックの株を挙げた一因になりました。
それは、この「条件付き解約制度」です。
がん保険の乗り換え時、旧保険料を支払わずに新保険料だけで旧契約の保障を継続させるというものです。
がん保険の待機期間を考慮した「条件付き解約制度」
そもそも、がん保険には待機期間と呼ばれる、免責期間があります。
がん保険を契約後、保険料が発生していても保障を得られるのは90日後であるというものです。
これは、がんという病気において、進行が急激でないということから発見が遅くなることを配慮される点として、90日間は保険会社に責任を負わなくても良いという期間になるんですね。
しかし、これでは、がん保険の見直し、乗り換えをしたい場合は、今までは
3か月間は根性でがんにならない自信がある人=「無保険」
または、
がん保険になるのが怖い=保険料の「二重払い」、保険の「二重契約」
を選択しなければなりませんでした。
しかし、自社のがん保険に限りなどの条件が当然ありますが、新規契約分の保険料だけでがん保険に備えることができるのは、非常に魅力的ですよね。
実際、過去のがん保険というのは、通院保障がなかったり、がんになったらという診断一時金のみだったり、現代のがん治療に向かない保険商品もあります。
そういった類のがん保険を見直したくても見直せなかった人には非常にお勧めですよね。
アフラックは外資系だから撤退したら保障がなくなる?
またそれ以外にも「アフラックは外資系だから信用できない」という評判を耳にしたことはありませんか?
個人的には外資系だから信用できないという考えは違うと思います。
確かにアフラックはアメリカの外資系保険会社から始まっていますが、外資系だからと言って契約者に不利なことはありません。
もし仮に撤退などをした場合でも、生命保険契約者保護機構に加入していますので、すでにアフラックに加入した方の保障内容は守られます。
ちなみに2018年よりアフラックは完全な日本法人になりましたので、厳密に言うと外資系でもありません。
日本の法人として日本に法人税を納めています。
アフラックの評判・口コミは悪い?実はこんな事情があった!まとめ
アフラックには不払いなどの一部良くない報道がありますが、決して悪い保険会社ではありません。
契約者自身が保障内容をしっかり把握して、健康状態の告知も正しく行っていれば揉めることはありません。
人間というのはやはり曖昧な部分もあって、「聞いていたのと違う!」「担当者が大丈夫だといったから告知義務違反をした!」というようなこともあり得なくはないです。
アフラックの保険に加入されている方はこれを機にトラブルを避けるためにも保障内容をぜひ確認してみましょう。
しかし、かんぽ生命の不適切な保険販売のせいで、悪い印象を付けられてしまったアフラックですが、アフラック自体は非常にがんに対して向き合い方が誠実だと感じます。
とりあえず、がん保険だったらアフラックというのも間違いではないのかもしれませんね。
ただし、同じような保障内容でもアフラックは広告費を多くかけているからか、少々、割高になっています。
しかし、私はそれを「悪」だとは思いません。
十分な保障があり、信頼できる担当者など安い保険料以外に、契約者が納得できるものがあれば保険は保険料だけで良し悪しを語るべきではないと思います。
個人個人の価値観に左右されますが、アフラックのがん保険に対する態勢は非常に好感が持てますね。