アフラックの解約は電話で完結しない?手続き方法をご紹介。
目次
アフラックの解約は電話だけで完了しない
アフラックの保険商品に加入していて、解約を検討している方は電話での連絡がスムーズです。
直接アフラックの代理店に出向いて解約することもできますが、解約書類などの書類を作成するのに時間がかかるので、すぐに取りあってくれない可能性がありますのでおすすめしません。
そして残念なことにアフラックの解約はインターネット上や電話のみで完結するものではありません。
今日は具体的なアフラック商品の解約の流れと解約返戻金がある商品や解約についての考え方、がん保険を解約するときに気を付けてほしいことについてご紹介します。
具体的な手続き方法
アフラックの解約の流れは以下の通りです。
医療保険・がん保険・学資保険・終身保険などに加入している個人客向けの一般的な解約方法です。
コールセンターへ電話
まずアフラックのカスタマーセンターに電話し、解約を申し出を行いましょう。
アフラックの保険を解約する場合、以下の流れになります。
手順1:アフラックのカスタマーセンターに電話
まず、アフラックのカスタマーセンター(電話番号:0120-5555-95)に電話し、解約書類を送ってもらいましょう。
手元に保険証券を用意して、電話は必ず契約者本人がかけましょう。
保険証券がなくてもに生年月日や住所などの本人確認を行えば大丈夫です。
本人確認を行ったあと、該当の保険商品を解約したい旨をカスタマーセンターに伝えれば大丈夫です!
手順2:解約書類を記入及び返送する
アフラックのカスタマーセンターに解約の申し出を行うと、1週間以内に解約書類が送られてきます。
一般的には以下の内容を記入することになります。
解約請求日
契約者署名
終身保険や学資保険、昔のがん保険などの解約返戻金がある商品を解約する場合は、解約返戻金の返金先の口座情報も記入の必要があります。
一般的には最近の医療保険やがん保険の解約ならば掛け捨てとなり、解約返戻金はないでしょう。
解約返戻金があるかどうかは、カスタマーセンターに聞けば教えてくれるので確認してみてくださいね!
解約手順3:解約が完了したかを確認する
解約書類がアフラックに不備なく届けば一般的には1週間程度で解約手続きは完了します。
解約が完了した旨の電話案内などはありませんが、アフラックから特に連絡がなければ手続きは完了したと考えていいでしょう。
解約返戻金がある場合は指定した口座にお金が振り込まれているか念のためチェックすることをおすすします。
解約する際に引き留めに合うか
アフラックの保険を解約する場合、執拗な引き留めをされるのはないかと心配する方も中にはいらっしゃるでしょう。
基本的には、カスタマーセンターに連絡した場合は、引き留めなどはされませんので安心してください。
ただし、会話の中で解約理由や保障がこれからなくなる旨の確認をされます。
これは解約の手続き上必要な項目ですので、聞かれたことにはしっかり対応しましょう。
気を付けてほしいのが待機期間
アフラックといえばやっぱりがん保険ですが、がん保険を解約して新しく入りなおそうとする方には十分に注意していただきたいポイントがあります。
それは待期期間です。
がん保険の場合、申込と告知が完了した時から90日の待機期間があり、その間にがんになっても保障されません。
責任開始日までの90日間に関しても保険料を払わなければなりませんが、細心の注意を払ってがんに備えるならばがん保険を乗り換える場合は十分に気を付けていただきたいです。
もちろん、保障を継続させるためには保険料が二本立てになり、家計に打撃は避けられません・・・。
それを踏まえるとアフラックのがん保険を解約できるベストなタイミングは次のがん保険の責任開始日以降に行うことをお勧めします。
解約返戻金は本当に必要なのか?
アフラックの保険には解約返戻金があるタイプとないタイプの2種類があります。
解約返戻金がないタイプですと掛け捨てですので、もちろん解約しても戻ってくるお金はありません。
あるタイプでも加入期間によってはあってもごくわずかであったり、支払った保険料の総額が戻ってくるものはほとんどありません。
基本的に解約返戻金があるタイプは保障に上乗せして保険料を積み立てて運用していますが、最近は運用も戻り率が悪く大した金額でないため、最近契約した人は大した解約返戻金は見込めないところでしょう。
新しく保険を契約する方で保障を得たいだけの方は解約返戻金がない掛け捨てタイプで備えることが良いでしょう。
商品別解約返戻金の有無
新生きるためのがん保険Days
新生きるためのがん保険Daysでは解約返戻金があるタイプ(1型)とないタイプ(2型)があります。
保険料の払込を60歳払済、65歳払済、10年払済にした場合に入院給付日額の10倍の解約返戻金を受け取ることができます。
またこの商品は郵便局を通しても加入することができるため、多くの方が契約しているかもしれません。
もしも解約したいと思ったとしても、郵便局で取り扱える範囲は保険加入のみですので、解約をはじめ入院給付金などの請求もアフラックのコールセンターに電話しなければなりません。
どうしてもわからない!という人がいれば、郵便局からコールセンターへ電話を繋げるサービスなどもしているようですので、直接問い合わせてみてもいいかもしれません。
生きるためのがん保険 寄りそうDays
がんを経験した人でも加入することができる引受緩和型がん保険になります。
がんの治療を受けた最後の日から5年以上経過して、告知項目がすべて「いいえ」であれば加入することができ、入院給付金日額5,000円だと保険料も30歳男性なら2,465円~、30歳女性なら2,240円~となっています。
しかし、解約返戻金(アフラックでは解約払戻金と表記、各保険会社ごとに名称が異なるだけで内容は同じです。)はないため、完全な掛け捨て型になります。
がん保険・フォルテ
がん保険フォルテは過去に販売されていたがん保険で医療保険同様保険料を払いこんでいる期間中は解約返戻金がなく、払済にならなければ解約返戻金が発生しません。
21世紀がん保険
21世紀がん保険も2000年12月から2009年3月までの期間に販売していたがん保険ですが、こちらは「低解約返戻特則」という特則が付加されているため解約返戻金がありません。
現在のがん治療における保障の手薄さは感じてしまうのは否めないですが、その分、保険料が低水準になっているので、21世紀がん保険の見直しを検討されている方で健康状態に不安がある方は継続しても良いですね。
また最近では昔のがん保険に加入中の方向けに現在のがん保険をバージョンアップできる「生きるためのがん保険Daysプラス」というものを始めました。
昔から加入している保険をやめることなく、継続したまま保障を手厚くできる仕組みなので保険料の負担が増えたとしても、他社で入り直すよりも保険料の負担が少なく済むでしょう。
スーパーがん保険
こちらもかなり昔に販売されていたがん保険で解約返戻金がある可能性があります。
解約返戻金のピークが60歳前後で入院に手厚いタイプになるので、今のがん治療の内容にあまり沿っていません。
もしもご加入中の方がいらっしゃいましたら頃合いを見て解約するのもよさそうです。
ちゃんと応える医療保険EVER
保険料定額タイプと保険料半額タイプには解約返戻金がありません。
保険料の払込が終了している保険料払済タイプには解約返戻金がありますが、受け取れる解約返戻金は入院給付日額の10倍ですので、日額を5,000円にしていれば解約返戻金は5万円です。。(正直、微妙ですよね。)
また終身保険特約という一生涯の死亡保障を付加している場合は商品の特性上、解約返戻金があるものになります。
こちらの終身特約の死亡保険金額を付加しある程度年数が経過していれば支払った保険料の6~7割くらいは戻ってくる可能性があります。
ただ正直、アフラックはペットネームが微妙に変わっていてどの商品がどの保障内容なのか分かりづらい側面がありますので、もしもご自分の保険が解約返戻金があるタイプなのか気になる場合はアフラックのカスタマーセンターで聞くことができます。
もっと頼れる医療保険新EVER
EVERよりも進化している新EVERはパワーアップし、保険料を割安にするために解約返戻金をなくした商品です。
こちらも保険料払済タイプで契約している場合は保険料の払込が終了した後に入院給付日額の30倍です。(5,000円なら15万円ですね。)
未来の自分が決める保険WAYS
マイナス金利になる前は解約返戻金が増えた非常に魅力のあった終身保険です。
現在でも若い内に契約すれば払い込んだ金額より多くの保険金額を受け取ることができます。(20歳の時に契約すればプラス80万円くらい、30歳の時に契約すればプラス60万円くらい、40歳だとプラス2万円くらい・・・)
若い頃はそれまでの保障と考えればもちろん、買いだと思いますけど、50歳からわざわざ4万以上の保険料を払い込むよりもその前に何とかしてよい保険に巡り合いたいものです。
解約返戻金がいくらか気にするくらいなら解約を勧めます
ご覧のようにアフラックの解約返戻金はたかが知れています。
例えば、医療保険であれば60歳まであと1年で払済になるからといって契約を継続するほどの解約返戻金は受け取れません。
そもそも、月3,000円と仮定しても5万円を受け取るために続けたくもない保険だったら12か月の保険料は無駄といえます。
もちろん、契約する段階でそこまで考えて契約できることが最もいいですが、もしも保障と保険料、サービスに見合わない保険でしたら早急に保険を見直ししてみてもいいと思います。
ちょっと待って!解約する前に検討すること
アフラックで解約返戻金があるものでしたら、契約者貸付制度の利用や払済保険への変更ができるものがあるでしょう。(払済保険に変更するためにはどれだけの解約返戻金が貯まっているかによります。)
急遽資金が必要になった場合は、契約者貸付制度を利用すればまとまった金額を借りれますし、保険料の払込が難しい場合は払済保険や保険料の減額を検討しても良いです。
解約してしまうと今までの保険料がまるまる戻ってくるわけではありませんし、何より保障がなくなってしまいます。
契約する時よりもさらに慎重に解約するときは判断することをお勧めします。
結局は不安が払拭できるかが保険選びのポイント
保険は多くの保障をかければ良いとも限らず、保障が高ければ高いほど保険料も総じて高くなります。
ただ、やっぱり保険はあるに越したことがないです。
がん保険の待機期間もそうですが、もしも無保険の間に何かあったら「後悔」という言葉だけで済まなくなってしまいます。
私の祖父は様々な病気に罹りました
私の祖父は30年以上前に腎臓がんになりました。
30年以上前ですのでやはり「がん=もう治らない病気(不治の病)」という認識で母がその時期によく泣いていたのをなんとなく覚えています。
入院や手術も、幼いながらも国立病院やら大学病院、様々なところに行っていた記憶があります。
週末のお出かけというと毎週のように祖父のお見舞いに行きました。
祖父はその後、くも膜下出血や脳血栓、血栓で腸が壊死したりと…、病気のオンパレードで、私が大人になる頃には人工透析の治療を受けていました。
そしておそらく昔だからそれほど退院を迫られることもなかったのでしょうね。
長い期間、入院することが多くJAの共済や郵便局の簡易保険などをかけてはいたみたいでしたが、やっぱり入院日数の限度に達してしまい、その後は給付を受けられない状態に…。
保険は私のトラウマを払拭してくれる
祖父母の貯金も底をつき、家族で医療費を支えてはいましたが、本当に医療費で自転車操業するような状態を目の当たりにしていたので私自身、そういうもしもの病気に関しての不安が強いです。
もちろん、今は医療が発達して入院する期間もぐっと短くなっていますから、この30年前の不安は取り越し苦労であるとは思います。
しかし、もしも何かがあった時のためにできるだけ保険は自分の身に合った保険を契約していくことを声高にお勧めしたいです。
亡くなったのも65歳を過ぎてから
今回のアフラックがん保険など医療保険とは直接関係はありませんが、私の祖父が亡くなったのは様々な闘病を乗り越えて72歳でした。
昔のままの死亡保険で65歳や70歳までの保障だったのか定かではありませんが、死亡保険が給付されたという話を聞いておりませんので、おそらく死亡保障も受け取れなかったのでしょう。
私の母を含め、子供たちは成人し孫もある程度大きくなっていたので、それほど深刻な状態ではありませんでしたが、葬儀代やら納骨など亡くなってからもお金がかかったことで家族は苦しんでいたようです。
見直しすることは安心感を生む
病気はないに越したことはありません。
「更新」がある保険、「保障がなくなる」保険、もしも持病を持ってしまったら?保障が切れてしまったときに重病にかかってしまったら?
そんな不安を解消するためには適切な保険の見直しと適切な保障が必要になってくると思います。
身の丈に合っていない保障は解約してもいいですし、見直すべきです。
しかし、そんなもしもの時に備えて、病気になる前に保険について十分に考えてもらえると嬉しいです。
保険の継続有無は慎重に
アフラックの商品解約は電話のみでは行えず、電話で書類を取り寄せて必要事項を記入の上、返送することが必須です。
アフラックの保険に限らず、保険の契約は一度解約すると元には戻せません。
やっぱり保険を続けておけばよかった…などと解約後に思わないように慎重に考えて行動に移しましょう。