メットライフの三大陸とは?メリットやデメリットを要チェック!

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

メットライフの三大陸とは?メリットやデメリットを要チェック!

   

メットライフの三大陸とは?

外貨建ての保険で人気なメットライフ生命ですが「三大陸」という商品がありますが、なかなかご存じないかもしれません。

メットライフ生命の外貨建ての個人年金保険で「レグルスⅣ」という商品がありますが、実はこれを銀行の窓口で販売しているのが「三大陸」なんです。

基本的には同じ商品ですので、違いとしては取扱っている窓口が銀行か一般の代理店かの違いです。

今回はその「三大陸」の商品内容やメリット、デメリットなど検討中の方に参考になる情報をお伝えしたいと思います。

メットライフの三大陸の取扱窓口は?

まずはメットライフの「三大陸」を扱っている銀行をお伝えします。(平成30年9月25日現在)

愛知銀行飯田信用金庫伊予銀行
岩手銀行SMBC信託銀行愛媛信用金庫
大垣共立銀行沖縄銀行香川銀行
鹿児島銀行関西アーバン銀行京都銀行
京都北都信用金庫きらぼし銀行高知銀行
西京銀行山陰合同銀行四国銀行
静岡銀行十八銀行商工中金(一部店舗のみ)
荘内銀行常陽銀行新生銀行
スルガ銀行仙台銀行第三銀行
但馬銀行千葉興業銀行中国銀行
筑波銀行東京スター銀行東邦銀行
富山第一銀行名古屋銀行南都銀行
西日本シティ銀行西日本シティTT証券百五銀行
百十四銀行ひろぎん証券広島銀行
北越銀行北都銀行みちのく銀行
三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券みなと銀行宮崎銀行
宮崎太陽銀行武蔵野銀行山梨中央銀行
琉球銀行

都銀ではまた違う名前(「ビーエルクローバー」や「プロシオン」「わくわくターゲット」)で販売をしているようですので、「三大陸」としては地方銀行が中心に取扱っているようですね。

次の章では具体的にこの商品のメリットはどんなところにあるのかお伝えしていきます。

メットライフの三大陸のメリットは?

まずは外貨建て商品なので為替の変動は注意しなくてはいけない部分ですが、これは状況によってメリットにもデメリットにもなりえる部分なので今回はあえて触れない事にします。

「三大陸」が他社の類似商品と比べた時にメリットになるところとしては、「選択肢の多さ」があげられます。

例えば運用通貨を見ても、米ドルだけではなく豪ドルなども選択肢にありますし、契約期間も5年や10年だけではなく他社にはあまりない3年や7年を選ぶ事もできます。

更に契約プランは「基本プラン」以外にも「定期引出プラン」や「ターゲット設定プラン」と3種類、受取方法も「保証期間付終身年金」「確定年金」「保証期間付夫婦年金」など選択肢が豊富です。

契約プラン

基本プラン

基本プランは一番シンプルなプランで一時払い保険料を契約時に決めた積立利率保証期間(据置期間)後に年金として受け取るプランです。

定期引出プラン

定期引出プランは支払った保険料を運用していく中で増やす事ができた部分を、「定期引出金」として契約した翌年から受取れるプランです。

ターゲット設定プラン

ターゲット設定プランは契約時に積立金の運用目標を設定し、その設定目標をクリアすると増えた部分が円建てで確保される仕組みになっており、積立利率保証期間が終了するまで運用されます。

その部分も最終的に年金として受け取れますが、もし目標をクリアできなかった場合は基本プランと同じになります。

受取方法

保証期間付終身年金

保証期間付終身年金は亡くなるまでずっと年金を受け取れるプランになりますので、一回の年金受取額は少なくなってしまいます。

受取り始めてスグに亡くなってしまうと損になってしまう為、「最低限何年分は受け取れるようにしますよ」と言う保証期間を5年、10年、15年から選べるようになっています。

確定年金

確定年金は年金支払期間を5年、10年、15年、20年、30年、36年から選べるようになっており、一番オーソドックスな受取方法ですね。

保証期間付夫婦年金

保証期間付夫婦年金は保証期間を5年、10年、15年から選択でき、夫婦のどちらかが生きている間はずっと年金を受け取れるプランになります。

夫婦の年の差がある場合(ご主人に比べてとても若い奥さんなど)には有効な選択肢ですね。

次の章では逆にどのようなデメリットがあるのかお伝えしていきます。

メットライフの三大陸のデメリットは?

注意しなくてはいけないデメリットにも触れていきたいと思います。

ポイントは大きく分けて2つあり「解約控除」と「市場価格調整」です。

解約控除

解約控除とは契約してから一定期間、解約や減額時に負担しなくてはいけない費用の事です。

積立利率保証期間や契約からの経過年数によって控除率が変わるので表にまとめてみました。

積立利率保証期間10年7年5年3年
経過年数1年未満7.0%4.9%3.5%2.1%
1年以上2年未満6.3%4.2%2.8%1.4%
2年以上3年未満5.6%3.5%2.1%0.7%
3年以上4年未満4.9%2.8%1.4%
4年以上5年未満4.2%2.1%0.7%
5年以上6年未満3.5%1.4%
6年以上7年未満2.8%0.7%
7年以上8年未満2.1%
8年以上9年未満1.4%
9年以上10年未満0.7%

このルールがあるので基本的に当初決めた期間は解約しない前提で続けた方が良いという事ですね。

市場価格調整

次に市場価格調整ですが、解約返戻金の計算の際に運用対象となっている資産(債券など)の価値を解約返戻金に反映させる手法です。

市場価格調整率は経過期間や市場環境の変化などによって変動するので一概に言えないのですが、一般的に債券の価値は「市場金利が高くなると下がり」「市場金利が低くなると上がる」という性質があります。

積立利率保証期間の残余期間が長いほど市場価格調整率の変動幅は大きくなるので、ちょうどその期間の切れるタイミングであればあまり気にする必要はありません。

メットライフの三大陸のまとめ

メットライフ生命の三大陸は退職金などある程度まとまった金額を良いもので運用したいというニーズに応える為の商品ですが、リスクもある商品ですので「確実なものが良い」という安定志向の方には向かない商品です。

日本の商品で年金保険といえば手堅い商品というイメージがある為、誤解している方がいたら大変です。

私は余裕のある資金の一部を運用するなら面白いと思いますが、退職金を全部預けるなんて契約は怖くてできません。

リスクを取ってでも増やしたいという目的がある方は、どの程度のリスクがあるのかをしっかり説明してもらった上で検討するようにしましょう。

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