ドルスマートSの改定を発表!プロの評判と改定ポイントをチェック!返戻率はどうなる?
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ドルスマートSの改定を発表!プロの評判と改定ポイントをチェック
2018年11月1日にメットライフ生命のドルスマートが商品改定で「ドルスマートS」として生まれ変わったので早速プロの評判を聞いてきました。
ドルスマートは「万一の場合の保障」、「将来の為の資産形成」ができる米ドル建終身保険として1999 年の発売から、累計販売件数が 87 万件 を超える人気商品でした。
ただの貯蓄性商品ではなく保険としての保障も重視しているからこその改定内容になっているようです。
今までのドルスマートとどの様な違いがあるのか?改定についてプロの評判はどうなのか?をお伝えしていきます。
あわせて改定前のドルスマートの内容を確認したい方はコチラの記事も参考にしてください。
関連記事:ドルスマートの保険料を他社と徹底比較!払込免除があることもポイントに
ドルスマートSの改定ポイントとは?
まず私が一番最初に気になったのは保険料だったのですが、保険料の料率は変わっていませんので今までと同じ内容の契約であれば保険料、解約返戻率は同じです。
ここ数年、どの保険会社も貯蓄性の高い保険は軒並み料率改定で保険料が上がったり、解約返戻率が悪くなったりする事が多かったのでまずは一安心でした。
そして今回の改定の目玉ポイントは「三大疾病・介護給付終身保険特約の新設」「保険料払込免除特約の適用条件に介護状態を追加」の2点です。
三大疾病になった場合の適用条件は今までと同じですが、新たに加わった介護に関しては「保険金を受け取る際の要件・払込免除になる要件」がとても重要なので要チェックポイントです。
公的介護保険制度の要介護2以上に認定された時、または認知症・寝たきりによる所定の要介護状態がその該当した日からその日を含めて180日継続した時(医師による診断確定を要します)
この条件に該当すると三大疾病・介護給付終身保険特約の場合は最初に決めておいた保険金が支払われることになりますし、保険料払込免除特約の場合は以後の保険料の払い込みが不要になります。
プロの評判が良い理由はもう一つの要介護状態
今回のドルスマートSの改定でプロのFPの方の評判が良い理由は公的介護保険の要介護2以上と言う条件以外にも「または認知症・寝たきりによる所定の要介護状態」と言う2つ目の認定要件がある事だと教えてもらいました。
この「または認知症・寝たきりによる所定の要介護状態」と言う条件が加えられている理由としては若い方の介護状態に配慮している事があげられます。
40歳以下は公的介護保険対象外
この条件がなければ40歳以下の方はそもそも公的介護保険の対象外ですので、要介護認定を受けられません。
40歳以上64歳以下の方も特殊な病気が原因で介護状態になった場合でないと公的介護保険の要介護認定は受けられませんのであまり意味のない特約になってしまいます。
若くても寝たきりになる可能性もある
この「または認知症・寝たきりによる所定の要介護状態」の条件がある事で例えば「若い方が自動車事故で寝たきりになってしまった場合」や「労災事故で寝たきりになってしまった場合」にも保険が適用できることになるんですね。
保険会社によってはこの様な若い方にも配慮した内容になっていない商品もありますので、ドルスマートSは本当の意味で使える商品内容になっていると言えます。
三大疾病・介護給付終身保険特約の保険料は?
では実際契約するとなったら保険料はいくらなのか気になるところだと思いますので、見積もりをしてもらいました。
例えば30歳、男性、保険料払込期間15年、保険金額5万ドルの場合で見ていきましょう。
主契約である積立利率変動型終身保険としては月払い保険料が120.15ドルで、これは今までと同じ金額です。
これに特約として三大疾病・介護給付終身保険特約を付けると月払い保険料が152.05ドルになります。
当然、死亡保障しかない主契約部分より保障が広いので、特約部分の方が保険金を受け取りやすいわけですから保険料は高めの設定になっています。
そして解約した時の返戻率をシュミレーションしてみました。
15年 | 20年 | 25年 | |
三大疾病・介護給付特約なし | 96.1% | 107.3% | 119.4% |
三大疾病・介護給付特約あり | 96.1% | 106.8% | 118.1% |
となっており保障が厚い分、長い目で見ていくと若干特約なしの方が利率はよくなっていくようですが、払込が終わったばかりの15年のタイミングはどちらも同じ返戻率になっています。
その他の改定とは?
更に今回のドルスマートSの発表とともに外貨建て保険全体の利便性向上として「休業日でも コンビニエンスストアや J-Debit で初回保険料を円で支払えるようになる」と「為替手数料の引き下げ」の2点が発表されています。
特に為替手数料に関してはメットライフ生命の外貨建て商品が他社の商品と比較されるときに、必ずデメリット点として挙げられていた項目だけに今回「遂に改定になったか」と言う印象を受けました。
今までは「1ドルあたり1円」だった手数料が「1ドルあたり0.5円」になりますので、最安とまではいかなくとも他社対抗上それほどデメリットにはならない水準だと思います。
既に契約をしている方も今後の取引に関しては新しい手数料が適用されるとの事で、既契約者にもきちんと配慮されていますね。
ドルスマートSの改定を発表!プロの評判と改定ポイントをチェックのまとめ
メットライフ生命のドルスマートSは外貨建て商品の中で一番人気の商品ですから、良い評判を得られるようにかなり力を入れているのではないかなと思います。
これから保険を検討するお客さんとしては選択肢が増える事はいい事ですよね。
その他にも保険にはクレジットカード払いや払い済みにすることなど、解約だけでない対処方法などもありますよね。
今回もプロの方がどんなところに注目してみているのかを教えてもらって、とても参考になったので共有できればと思います。
保険相談ではほけんの窓口なども有名ですが、アプリも使用してもいいかもしれません。