ユニットリンクの運用レポートの過去と今後を予想!見方の目安も
目次
アクサ生命ユニットリンクの運用レポートの今後を予想
アクサ生命ユニットリンクの運用レポートはアクサ生命のインターネットサービスでも確認することができますが、正直、気になるのは今後、どれくらい上がるのか?といったところだと思います。
変額保険「ユニットリンク」はアクサ生命が力を入れている商品で、複雑な商品であるにもかかわらず、販売開始より契約者数は右肩上がりで増えています。
というのも、「ユニットリンク」には、運用先(特別勘定)が10種類用意されており、契約者それぞれの好みによって運用内容を変えることができるというおもしろさが受けているようですが、運用実績はどうなのか気になるところだと思います。
そこで今回は、ユニットリンクの運用レポートを過去からの実績と今後について予想してみたいと思います。
ユニットリンクの特別勘定
まずは運用実績レポートを見る前にユニットリンクで決める運用先である特別勘定について内容を理解しましょう。
運用先(特別勘定)の種類と配分比率、運用方針
・安定成長バランス型(日本株式20%、外国株式20%、日本債券30%、外国債券30%)
国内外の株式および債権を主要投資対象とする投資信託に投資
・積極投資バランス型(日本株式25%、外国株式35%、日本債券20%、外国債券20%)
国内外の株式および債権を主要投資対象とする投資信託に投資
・日本株式(日本株式100%)
TOPIXの動きに連動した投資成果を目指した運用
・日本株式プラス型(日本株式100%)
主として日本の株式を投資対象に信託財産の長期的な成長を図ることを目標に積極的な運用
・外国株式プラス型(外国株式100%)
MSCIコクサイ指数をベンチマークとし、これを中長期的に上回る運用成果を目指す
・世界株式プラス型(世界株式100%)
世界各国の株式などを主な投資対象とする投資信託証券、ならびにわが国の公社債・金融商品に投資
・新興国株式型(新興国株式100%)
中長期的に新興国の株式市場の動きに連動した投資成果の獲得をめざした運用
・世界債権プラス型(世界債権100%)
主として世界各国の投資適格債(BBB格以上)を投資対象に信託財産の長期的な成長を図ることを目標に積極的な運用
・オーストラリア債券型(オーストラリア債権100%)
主としてオーストラリア・ドル建の国債、州政府債、国際機関債および事業債などの公社債に投資
・金融市場型(短期金融資産100%)
主として円建の短期公社債や短期金融商品に投資し安定した収益の確保を目指す
ユニットリンクの運用レポート
2018年10月時点の運用レポートは以下のようになっています。
開始時(100として)からの上昇率
- 安定成長バランス型 (開始時:2009年1月)+74%
- 積極運用バランス型 (開始時:2009年1月)+103%
- 日本株式プラス型 (開始時:2009年1月)+134%
- 外国株式プラス型 (開始時:2009年1月)+184%
- 世界債券プラス型 (開始時:2009年1月) +41%
- 金融市場型 (開始時:2009年1月) -12%
- オーストラリア債券型 (開始時:2015年4月) -9%
- 新興国株式型 (開始時:2015年4月) +4%
- 日本株式型 (開始時:2018年1月) -8%
- 世界株式プラス型 (開始時:2018年1月) -4%
ユニットリンクの運用レポートについてまとめ
ユニットリンクの過去運用レポートについて過去の一覧をご覧いただくとわかると思いますが、世界株式プラス型(キャピタル世界株式ファンドVA)は200%近い特別勘定もあります。
しかし、今年(2018年)はリーマンショックから10年が経過しましたが、最長でも2009年1月からのデータしかなく、リーマンショック時の下落が反映されていない為、下がりきったところから復帰して今に至るまでの数値が出されるので、高めの数字が出てしまっている点に注意してください。
したがって、正しくデータを比較することが出来ず運用先の優劣は判断しにくいですが、ユニットリンクは10年以上の長期保有が前提の商品なので、月払いで長期間分散させると大きな成果が期待できる商品だと思います。
個人的にはやはり日本ではなく世界に投資すべきだと思うので、現時点で投資成果が一番高いという理由で外国株式プラス型は今後も安定的によいのではないかと思います。
また、繰り入れる特別勘定は途中で変更することも出来ます(途中での繰り入れ比率の変更は何度でも可能です)し、証券会社の商品と比べると断然数は少ないので、投資の入門として色々と勉強・体験するのにちょうどいい商品と言えるでしょう。