明治安田生命の積立金を引き出しできるのは積立配当金のみ

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

明治安田生命の積立金を引き出しできるのは積立配当金のみ

   

明治安田生命の積立配当金は引き出しできます

明治安田生命の保険に加入している人は、積立られた配当金を引き出すことが可能です。

積立られた配当金を引き出すことができるというのは、実はあまり知られていないのですが、少しお金が必要になったときなどに利用すると便利です。

今日は明治安田生命の積立配当金の引き出し方と、その仕組みについて解説していきますので最後までご覧ください。

明治安田生命で引き出しできるのは積立配当金のみ

明治安田生命で積立金を引き出そうと思っている方は、注意していだきたいのですが、引き出せるのは、積立”配当金”のみです。

これまで積立られた保険料の全てが引き出せるわけではないので、注意が必要です。

支払った保険料などを引き出したい場合は、契約者貸付を利用する必要があり、貸付で借りたお金は利息をつけて返済しなければなりません。

契約者貸付については「明治安田生命の契約者貸付は契約者の特権?注意点も解説」を参考にしてください。

まず配当金を理解しよう

配当金とは、保険会社が運用によって得た利益が出た場合、それを契約者に還元してあげるという趣旨のものです。

保険会社の収益源は次の3つです。(すごく簡単な言葉に書き換えています!)

  • 死差益=1年間で死亡すると見込んでいた人数よりも、実際に死亡した人が少なかった場合に発生する収益
  • 利差益=予定していたよりも運用がうまくいった場合に発生する収益
  • 費差益=経費などの費用が、予定していたよりも少なかった場合に発生する収益

以上の収益が発生した場合、一定額を超えたものは契約者に還元してくれるものを配当金と言います。

積み立てていると所定の利率がかかります

自分のものになった配当金も、保険会社にあずけていると、所定の利率がかけられて運用されます。

多くの場合は、途中で引き出すことなく、満期になった際の保険金に上乗せされて支払われる形となります。

2018年12月現在の配当金の積立利率は、年0.01%です。

配当金がいくらなのかは加入するときの試算ではわからないので、保険金を受け取る時に思ったよりも多かったと感じることもあります。

明治安田生命の積立金の引き出し方

明治安田生命の積立配当金の引き出し方は明治安田生命「積立配当金のお引き出し」を見ていただくとわかりやすいかと思います。

基本的な流れは、明治安田生命に連絡し、所定の書類を記入して返送する形となりますので、契約者貸付を利用するときと手順は同じです。

書類が明治安田生命に届いてから、およそ4営業日以内に指定の口座に着金される流れとなります。

ちなみに同じ配当金でも、明治安田生命が運営している「団体保険(グループ保険)」は少し仕組みが異なります。

団体保険(グループ保険)の配当金は、1年間の制度運営で余ったお金を、毎年加入者に還元しているので、引き出す必要はありません。

明治安田生命のじぶんの積立の積立金は引き出しできない!

積立という名前なので、勘違いされる方もいらっしゃるかもしれませんが、「じぶんの積立」は途中で引き出すことができないため注意が必要です。

しかもじぶんの積立の正式名称は「無配当災害保障付積立保険」なので、配当金がなく積立配当金さえも引き出すことができません。

お金が必要な場合は、解約や契約者貸付を利用しないといけないので注意しましょう。

明治安田生命の積立金を引き出しする際は注意が必要

このように明治安田生命で積立金を引き出す時は注意が必要です。

配当金があって初めて引き出すことができるので、引き出せる額も少額の可能性が高く、無配当の保険は引き出せないことを覚えておきましょう。

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