ゆうゆうつみたて年金とは?今ではあり得ないお宝保険
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ゆうゆうつみたて年金とは?今ではあり得ないお宝保険
「ゆうゆうつみたて年金」と言う商品をご存知ですか?
商品自体はメットライフ生命がまだアリコジャパンだった頃に作られた変額年金保険で、郵便局やゆうちょ銀行で販売されていました。
現在、新規の販売はされていないので以前、加入していた方が今後の運用を見守っていく事になります。
先に言ってしまうとゆうゆうつみたて年金は評判が非常に高く、安易に解約などしてしまうと思わぬ損をしてしまうかもしれませんので、ちゃんと現状をチェックしておきましょう。
ゆうゆうつみたて年金の仕組みとは?
2008年に「気軽にはじめる」をコンセプトに作られた資産運用で元本確保型の変額個人年金保険でした。
保険料の支払い方はまとめて払う一時払いと積み立てていく月払いが選べるようになっています。
柔軟な対応
契約後も任意に保険料を追加する事(増額)ができ、他社の商品と比べてもかなり柔軟な対応が可能な商品でした。
保険料も月払いは1万円から50万円まで、一時払いは50万円から5億円までと気軽にスタートしやすい設定になっているのが特徴でした。
契約時に受け取る年金額が確定する確定年金保険と違い、変額年金保険はその後の運用によっては年金額の増額も期待できる保険です。
年金は終身受取り
契約可能な上限年齢は他社と比べても大差ないが年金の受取りが終身という点には注意が必要で、長生きして長く年金を受け取る事でメリットが出てくるということになります。
かかってくる色々な費用の負担では契約初期費用が4%と他社より少し高い設定ですが、保険関係費用は他社の2分の1になっておりメリットと言える部分です。
2011年には元本確保型ではなく通常の変額年金保険として販売されており、現在もホームページでその後の値動きが確認できるようになっています。
それぞれ運用先の株式比率が違っていて、2008年は株式の組入比率を40%程度とし、2011年には株式の組入比率を25%程度としています。
例として2008年の運用先の内訳を見てみると
NOMURA-BPI総合 | 60% |
東証株価指数(TOPIX/配当込み) | 15% |
シティグループ世界国債インデックス(除く日本・円ベース) | 15% |
S&P500(配当込み・円換算) | 7% |
FTSE100(配当込み・円換算) | 1.5% |
EURO STOXX50(配当込み・円換算) | 1.5% |
となっています。
国債での運用が60%となっているのでリスクを取って利益を狙っていくような構成にはなっていないですね。
ゆうゆうつみたて年金の値動きとは?
2008年の発売後、すぐにリーマンショックがあり運用益が出ているのか?気になる所だと思います。
運用開始当初のユニット価格を見てみると2008年は1000円でスタートし現在は1160円、2011年も1000円でスタートし現在は1277円となっています。
当然色々な費用も差し引かれるためこれが純粋な利率ではないものの、魅力的な数字ですよね。
メットライフ生命の公式ページで値動きのグラフが確認できるようになっています。
やはり相場は落ちるところまで落ちれば後は上がるだけなんですね。
27%アップと言うのは今のご時世なかなかないですよね。
ただここ数年は大きな値上がりはしていないので、今後もどんどん上がっていくという保証がある訳ではありません。
そこは神のみぞ知る所です。
メットライフ生命のゆうゆうつみたて年金は今ではあり得ないお宝保険
現時点では驚異の運用実績を見せている「ゆうゆうつみたて年金」ですので、今契約をお持ちの方がいましたら間違っても解約などはしないようにしましょう。
今では契約したくてもこんな利率の年金保険はどこの保険会社を探してもないと思います。
最初に設定した据置期間(10年~40年)は全うした方が良いと思います。
もしその間に万が一の事があれば死亡給付金として受取る事になりますので、無駄にはならないと思います。
ゆうゆうつみたて年金とは?今ではあり得ないお宝保険のまとめ
昔は金利が良かったので保険に預けたお金が倍になって戻ってくるような時代もありました。
今となってはとてもじゃないですが倍になって戻ってくるなんて信じがたいですよね。
そこまでではないですがもし「ゆうゆうつみたて年金」を契約している方がいましたら、それはお宝契約と言っていいと思います。
その頃の私にアドバイスできるなら沢山入っとくように言うんですけどね。