第一生命の順風ライフは解約するべきか?見直しをするべきか?

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子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

第一生命の順風ライフは解約するべきか?見直しをするべきか?

   

第一生命の順風ライフがどういう商品なのか解約・見直し前に知っておこう

第一生命の順風ライフとは2010年に発売が開始された定期付き終身保険(定期保険特約付き終身保険)です。

実は、2008年に発売された順風人生も含め、堂堂人生の代わりとなる主力商品として発売されました。

堂堂人生も良い商品ではありましたが、営業員の説明がないと解りにくい点や見直しにくい点もあり
その改善として、解りやすくお客に合わせた設計ができるように「順風」シリーズが発売されました。

ですが、それが落とし穴なのです。今回はセット売りといわれる順風ライフが解約するべきか、見直しをするべきなのか、最もお勧めの解約時期などについてお話したいと思います。

順風ライフを解約か見直しかを考える時期

第一生命の商品は順風ライフに限らず、10年更新型の保険であれば更新3年前に入ってから検討するのがいいでしょう。

基本的に更新型の生命保険は契約から10年などの一定の期間を当初の保険期間として、保険期間が満了するごとに更新を繰り返し、保険料は更新するごとにその時点の年齢や保険料率で再計算されます。

保険の転換価格が高い時期

ならば、更新日ギリギリでいいじゃないかとも思われがちですが、保険には転換価格というものがあり、現在の保険の見直しをするときに次の保険の保険料を算定するときの下取りに使える価格があります。

その転換価格が第一生命では契約から7年目が一番高いと言われています。

なので順風ライフも更新3年前から解約か見直しかを考えるのがいいでしょう。

第一生命の順風ライフは解約か見直しか

正直なところ、私は第一生命の順風ライフには魅力を感じないので解約をおすすめします。

理由としては順風ライフは順風人生の保険料を抑えた版といった保険であり、保険内容としては薄く、順風ライフは順風人生の一番重要な部分を削ってしまっているんです。

例えば、払込満了70歳を例に保険料と保障内容を見てみましょう。

順風人生(主契約:5年ごと配当付終身保険)終身保険300万定期保険2700万その他、特約あり
順風ライフ(主契約:5年ごと配当付終身保険)終身保険50万定期保険2950万その他、特約あり

これだけみると同じ死亡保障3000万であまり差はないようにみえますが、定期保険は掛け捨て保険なので定期保険の方が高い順風ライフの方は転換価格が貯まりません。

終身保険以外の特約で転換価格が貯まりやすいとすればインカムサポートくらいだと思いますが、保険料の安さが魅力で順風ライフを契約した人が特約保険料の高いインカムサポートを付けているとは思えません。

ということは、順風ライフは契約したときは保険料も安くて魅了的に感じたかもしれませんが、結果、10年後の更新時に転換価格がなく見直ししようとしても新しい保険の保険料が高く解約するか、さらに内容の薄い保険に転換契約するかのどちらかになると思います。

保障内容の薄い保険は必要でしょうか?

順風ライフを解約するときに気をつけること

まず、過去に給付金を受けるような病気や怪我をしていないか確認しましょう。

給付金を受けるほどの病気を数年の間にしているようであれば他社で見直しをしようとすると条件がついてしまったり、契約できない場合があります。

どんなに第一生命の順風ライフが内容が薄い保険でも、他社で見直し・乗り換えができなかったら解約するわけにはいきません。

順風ライフの付加している特約を確認しましょう。

特定疾病保障保険(シールド)は一時金の特約ですが、定期型と終身型があります。

もし終身型であるのならば、契約時の年齢での保険料がずっと続くので更新の度に金額があがることもないですし、予定利率が良い時の契約であれば解約するにはもったいない特約です。

もしこのように解約しない方がいい特約がある場合は、順風ライフを解約するのではなく、必要ない部分だけ解約することをおすすめします。

上記の説明でも内容の薄さはわかって頂けたと思いますが順風ライフは良い保険とは絶対に言えない保険です。

持病がなく健康状態に問題がないのでしたら、更新時期など関係なく早急に見直しをすることをおすすめします。

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