第一生命のパスポート21の満期返戻金は受け取るべきか?

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

第一生命のパスポート21の満期返戻金は受け取るべきか?

   

第一生命ではめずらしいお宝保険「パスポート21」の満期返戻金

パスポート21は堂堂人生が販売されるまでの第一生命の主力商品でした。

定期付き終身保険なので保険の仕組みとしては堂堂人生、順風シリーズやブライトWayと同じで主契約があり自分好みの特約をセットする保険になります。

しかし、定期付き終身保険というと悪い保険のイメージが強いですがこのパスポート21は予定利率が高かった頃の保険なので、お宝保険と呼ばれています。

パスポート21は現在ではありえないくらい利率が高く、契約を続ければ続けるだけ解約返戻金が総払込額をはるかに上回り、お金が増え続ける商品なんです。

増えた満期返戻金を受け取りたい気持ちもわかりますが、せっかくのお宝保険なので満期返戻金は受け取らず、得をし続けるための注意する点を紹介したいと思います。

第一生命のパスポート21は営業員に気をつけよう

パスポート21の予定利率は契約時期にもよりますが、大体が5.50%以上がほとんどです。

現在の保険の利率1%以下が当たり前なので、パスポート21は保険会社側からみれば赤字商品であり、なんとしてでも、現在の主力商品に見直しをしてもらいためにあの手この手と今の保険を勧め続けます。

良い営業員であれば、追加契約は進めるかもしれませんが、転換見直しはすすめないでしょう。

なぜならば、転換をしてしまうと予定利率は新しい保険のものになってしまうため、契約者にとってはあまり魅力ありません。

見直しをしなかったら会社が損をするだけで営業員には関係ないのではないかと思われがちですが、実は営業員にも関係がある事があります。

パスポート21を転換見直しをすると営業員が得をする

パスポート21だけの話しではありませんが基本的にどのような保険でも転換見直しは現在の保険料より新しい保険料が1円でも高くならないと契約ができません。

さらに新しい保険料が前の保険料より3000円以上高くなると営業員の成績手当が増えます。

もし見直しを勧められるとしたら払込満了が近くなってからだと思いますが、50代60代で新しい保険を見直しをしたらもちろん保険料は今までより絶対高くなるでしょう。

そしてパスポート21は営業員にとっては自分の給料を増やせる可能性があるお宝保険ですし、会社としても、営業員としても絶対に見直しをさせたいでしょう。

営業員の言われるがまま見直しはしたくありませんが、払込み満了がきてしまうと特約部分の保障が消滅してしまうのもたしかです。

では、どうしたら営業員に利用されずに一生涯の安心できる保険を得ることができるか私のおすすめの見直し方をご紹介したいと思います。

第一生命のパスポート21の払込満了が近づいてきたら

もちろん主契約の終身保険は営業員に何を言われても変えないほうがいいでしょう。

もし特約を追加しているとしたら主契約の終身保険の他に「定期保険特約」「災害割増」「災害入院特約」「傷害特約」「疾病特約」「通院特約」くらいではないでしょうか。

では、主契約(終身保険)以外の特約で損しない見直し方を紹介したいと思います。

特約は減額更新や部分見直しもできる

契約時は子どもが成人するまでの保障として死亡保障金額を高くする人がほとんどですが、契約者が50代60代頃になると子どもも巣立ち、必要な保障が減っていきます。

死亡保障としては高い金額を維持する必要がなくなる為、まずは定期保険の減額更新をすることをお勧めします。

「傷害特約」は残しておこう

車社会の現代では第一生命的には支払率が高く、第一生命が損をするため数年前に売り止めになった特約です。

しかも毎月の保険料が安価の為、おまけとして特約をつけることが多いのですが、更新しても保険料はさほどあがらないのでこの特約は残しておいても損はありません。

正直好みの問題にはなると思いますが、私は「災害割増(死亡保障)」「災害入院特約」は必要ないと思います。

「災害」が理由で死亡、入院したという明確な証明が必要になるので、給付金がでない事が多いです。

例えば、地震発生時に心臓の発作がおきて死亡しても、それは病死であって災害死亡にはなりません。

「医療保障」は見直しをしましょう

パスポート21として見直すのではなくて、パスポート21から医療保障の部分だけを切り離して、別の医療保険として契約をします。

新しい医療保険を終身医療保険とすることで、一生涯保険料が上がらず保障を受けられることができます。

しかし近年では日帰り手術が主流になっており入院することが稀になってきているため、医療保障が絶対に必要という事ではなくなってきています。

パスポート21の満期返戻金はぎりぎりまで受け取らない方がいい

上記で説明もしたとおりパスポート21は契約を続ければ続けるだけ第一生命は損をし、契約者は得をする保険です。

どうしても現金が必要になったときは少しずつ死亡保障を減額して現金を受取り少しでも長く契約を続けて下さい。

そして特約の医療保障は満期や更新は関係なく、年齢が1歳でも若いうちに終身医療保障に見直しをしてください。

医療保障の保険料は年齢が重要です。

パスポート21は今ではありえない予定利率のお宝保険ですので、営業員に騙されず契約を続ける事をおすすめします。

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