プルデンシャル生命の保険を解約する場合に知っておくべきペナルティ

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

プルデンシャル生命の保険を解約する場合に知っておくべきペナルティ

   

プルデンシャル生命の保険を解約するときのペナルティ

プルデンシャル生命に限った話ではないですが、保険外交員を通して加入した保険契約を解約する場合、契約者側にどのようなペナルティがあるでしょうか。

また、契約者側だけではなく、販売者側にどのようなペナルティが発生するのかについても、知っておいて損はないでしょう。

プルデンシャル生命から保険の提案を受けたことがある方ならばお分かりになるかもしれませんが、異常なほどの高額な保険料を勧めてきます。

その高額な保険料を提案することで販売者側にどのようなメリットがあるのか、保険契約を解約した場合の販売者側のペナルティを理解することで見えてくることでしょう。

契約者側、販売者側、それぞれの解約に伴うペナルティについて解説していきます。

契約者側のペナルティについて

ペナルティという言葉ほど罰則のニュアンスはありませんが、契約してから早期に解約した場合には、既に支払った分の保険料が戻ってくることはほとんどなく、「損」をするくらいです。

一般的に、生命保険は掛け捨て型と積み立て型の仕組みがありますが、早期に解約するのであれば、支払う保険料額が割安な掛け捨て型の保険のほうが、損がすくないと言えるでしょう。

プルデンシャル生命においては、ドル建ての貯蓄性保険を非常に大きな保障額で提案を受けることが多いため、支払う保険料が他社保険会社よりも何倍も大きい傾向にあります。

支払った保険料に対して解約して戻ってくるお金は、早期解約の場合にはごくわずかであるため、損が大きくなってしまうというのが、プルデンシャル生命の特徴でしょう。

個人的には、今後のライフスタイルがどうなるか分からない状況で、現時点での経済力で支払額を確定してしまうのは、非常にリスクであると感じます。

販売者側のペナルティについて

保険の販売者は、自身の保有する保険契約の「継続率」が常に会社に管理されています。

自分が保有している契約が解約になると、継続率が落ちることになります。

継続率は、保険外交員の報酬を決めるうえでの指標の一つとなっており、継続率が悪化していくと、その分報酬額も下がってしまうことになります。

プルデンシャル生命の場合は、完全にフルコミッションで報酬が決められており、また、全ライフプランナーの成績の相対評価となっています。

元々プルデンシャル生命は、保険契約の継続率は、1年経過後(13月目)で95.4%、2年経過後(25月目)で90.5%と、解約率で考えると2年経過でも10%ほどと他社と比べて非常に高い継続率を誇っている保険会社であるため、解約の申し出を担当に申し出てしまうと、死に物狂いで引き留めに入って、「解約させてくれない」と思わせたり、一部解約を勧めてきたりするようです。

プルデンシャル生命の報酬体系

そもそも、プルデンシャル生命の保険外交員の報酬はどのように決められているのか、解説します。

保険商品ごとに販売手数料が定められており、例えばドル建終身保険の販売手数料が「60%」だと仮定し、月払保険料が20,000円ほどだとすると、20,000円の60%である12,000円が販売側に入ることになります。

保険料の支払いが確定(口座引き落としやクレジットカード)して初めて報酬が入るため、契約者が保険料を支払ったタイミングで翌月分の報酬が確定します。

この「60%」という手数料は「1年間」となっており、翌年分からはこの手数料が「一桁台」にまで一気に落ち込みます。

初年度は手数料率が高く、翌年から4年ほどは「一桁台」の手数料を、毎月受け取り続けることができます。

年払いの恐怖

上記の報酬例は「月払い」を前提としているため、毎月の報酬額は小さな金額です。(12か月受け取り続けることはできますが。)

しかし、もし「年払い」で契約をしてもらった場合には、1年分のまとまった保険料を一気に支払うことになるため、年払保険料分に手数料率を乗じた金額を、まとめて受け取ることができます。

しかし、もし年払い契約を1年以内に解約されてしまうと、まだ保険契約が「未経過」となっている月分の手数料を「戻し入れ」しなければなりません。

ドル建リタイアメント・インカムという商品を、返戻率を高めるために年払いを勧めることが多いと聞きますが、もし仮に1年以内に解約されてしまうと、会社に返金しなければならなくなくなるため、すました顔をしてても内心は戦々恐々な販売員も多いのではないでしょうか。

2年目以降の解約

プルデンシャル生命では、初年度に大きく手数料を稼ぐことができるため、2年目以降の解約に関しては、ほとんど戻入は発生しません。

そのため、継続率に対して強いこだわりがない方(解約されても他で新規契約をとればいいやなど)は、案外すんなりと解約に応じる傾向にあるようです。

しかし、初年度の解約は、本当に死に物狂いで止めにかかるようですので、もし初年度にどうしても解約したいときには、担当に直接連絡を取るのではなく、カスタマーセンターなどにご連絡を入れたほうが確実でしょう。

プルデンシャル生命の保険を解約する場合に知っておくべきペナルティのまとめ

結論から申し上げると、契約者側の解約に伴うペナルティは、支払った分の保険料が戻ってこない、戻ってもたいした金額ではない、という点のみです。

そのため、解約してより良い保険に別で加入するのであれば、すんなり解約してしまっても、これから先ずるずると高い保険料を支払うくらいであれば、問題ないのではないでしょうか。

販売側のペナルティについても触れてみましたが、販売者の成績のために生命保険に加入するわけではないので、特に気にされる必要はないでしょう。

友達関係ばかり保険の営業をかけている人はこぞって「友達をなくす」なんて言われ方をしているプルデンシャル生命の営業員もいるようですので、契約する場合は十分にお気を付けください。

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