学資保険の代わりにアクサ生命のユニットリンクへ加入するのは本当に有効なのか
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学資保険の代わりになるアクサ生命のユニットリンク
今の学資保険の利率は昔と比べて低すぎるため預ける意味がないということから、代わりにアクサ生命のユニットリンクへ加入する人が増えています。
アクサ生命には「学資保険」と名のつく保険はなく、有期型の変額保険「ユニットリンク」を販売しており人気ですが、口コミサイトなどでは学資保険にするにはデメリットもあるため注意が必要という意見もあります。
そこでこの記事では、学資保険の代わりにアクサ生命のユニットリンクへ加入することは本当に有効なのか検証していきたいと思います。
学資保険について
学資保険を検討する理由は、子供の将来の教育資金の準備のためです。また、子供の進学に合わせて学資金を受け取るタイミングが設定できることも大きな特長です。
ところが、昨今のマイナス金利の影響で保険会社の利率が下がってしまったため、今の学資保険には、以前のような高い貯蓄性を期待出来なくなってしまいました。
学資保険の代わりになる有期型の変額保険
有期型の変額保険とは、投資信託と生命保険を組み合わせた養老保険のことです。
支払った保険料を株式や債券などといった資産で運用し、運用実績によって保険金や解約返戻金の額が増減します。
運用成績がよければ解約返戻金を増やすことも出来るため、子供が産まれた時に加入して、子供の進学等でお金が必要な時に解約をすれば、学資保険の代わりになるという理由から契約者数が増えています。
アクサ生命のユニットリンクがおススメ
有期型の変額保険の中でも、アクサ生命のユニットリンクが特におススメです。
おススメする理由としては、運用先の特別勘定が2018年に以下の2つが追加され10種類となりましたが、どの運用先でもそれなりの運用成果が出いている為、今の学資保険よりも増える可能性が高いからです。
・【日本株式型】主として日本の株式を投資対象に信託財産の長期的な成長を図ることを目標に積極的な運用をします
・【世界株式プラス型】を運用するキャピタル社は、米国のアクティブ型(積極的に資産を増やそうとする運用)のファンドとしては高い実績を出してきている資産運用会社です
学資保険代わりのユニッリンクのデメリットは運用リポート?
ユニットリンクの特別勘定は、安定成長バランス型と積極運用バランス型については、日本株式・外国株式・日本債券・外国債券にそれぞれ分散して投資するものですが、それ以外は1つの投資信託となっています。
この投資信託はアクサが独自でつくっているもので、過去の運用実績を任意で見ることが出来ません。
最長でも2009年2月以降のデータしかなく、リーマンショック時の下落が反映されていない運用リポートとなっており、下がりきったところから復帰して今に至るまでの数値のリポートなので高めの数字が出ているという見方をする必要があります。
ユニットリンクを学資保険の代わりに加入することについてまとめ
アクサ生命のユニットリンクの運用利益には確約もなく、子供の教育資金が必要なタイミングで必ずしも増額になるとは限りません。
また、10年未満の解約には元本割れのリスクもあります。
しかしながら、10年以上長期保有をしつつ運用成果が好調なタイミングでの途中解約を前提とすれば、家計全体としては収支をプラスにできる可能性が高く、十分に魅力的な商品です。
またこのユニットリンクを学資保険代わりにして使う最大のメリットは、学資金を他で用意できたらそのまま契約を継続すれば良いということです。
運用期間が長くなればなるほど、リターンも増える可能性もありますし、お子さんが独立した時に使用するなど使用時期も考えることができます。
長期に資産形成を目指すことができる、学資保険の代わりの選択肢のひとつと考えてみても良い商品ではないでしょうか。
高額な保険料でなくても、最低保険料からでコツコツ始めて資産の分散を行う点も肝心です。