学資保険を外貨でかけるリスクやデメリットと資産形成
目次
学資保険を外貨でかけるデメリット
最近外貨建ての記事を書く機会が多いのですが、外貨といえばドル建てというところも含め学資保険で外貨でかけるということにリスクはないのか?という疑問が湧くでしょう。
特に使う時期が決まっている学資保険、ただ銀行にお金を預けても子供のお小遣いにもならないほどの金利ではなかなか、お金を増やすこともできませんよね。
今回は外貨で学資保険をかけるリスクやメリット・デメリットを保険屋さんの贔屓目ではなく情報を知りたいという方に少しお話をしていこうと思います。
学資保険を外貨でかけるメリットとデメリット
簡単にいえば、外貨建て=増えるというイメージが随分浸透してきていますが、
実際リスクを増幅させる分、資産形成もされやすいという話なので、増えるのではなく増えやすいということにまずリスクとメリットを知っておく必要があります。
逆にデメリットだと言い切れる部分は税制面では外貨のほうが不利になのはまぎれもない事実です。
元本保証があるような年金保険など含めて実際、日本円に換金する際の手数料や一時取得税などを考慮すると多少増えても、手数料や納税をするとリスクを取ったが円建てと変わらなかったという可能性も十分にありえます。
学資保険は『迷い』が一番のリスク
学資保険はあくまでもお子様の学業や成長に合わせて、積み立てていくというのが主になる保険です。
そのため増やすことに注力すると、元本割れをする商品を選ぶ必要があります。
逆に安定運用を心がけたいというのであれば円建てでもいいのではないかという選択肢が出てきます。
そこで皆さんもドル建てへの抵抗や偏見も含めて迷いが生じるのですが、実際どちらを選べば良いのでしょうか。
リスク分散運用でいえば学資保険はリスクは取らない方がいい
加入を検討する方に多いのですが、個人的に複数の積み立て系の商品の加入という選択肢を選ばないことです。
資産運用の中で、学資保険はあくまでもお子様に不自由な思いをさせることがないようにかける保険です。
そのため保険のリスクでいえば一番低くていいといえます。
増えるより守る。いざという時の資産。
そのため学資保険では元本保証、利率保証など『保証型』を選ぶことが最優先だといえます。
この保証型の保険であれば、円建てでも外貨建てでも『大幅に増える』ことはないですが安心してお金を積み立てることが可能です。
学資目的と学資保険の違いと資産形成
前述通り、リスクを選ばずに加入するべきだとお伝えしましたが、学資保険という商品でなくても資産形成系の保険商品である年金などの運用商品を活用させることも有効な手段だといえます。
そして、学資保険を別々に加入することも検討していいのです。
成人するときに独立支援をしたいなどというために積み立てをするのであれば、そもそも20年ほどの運用期間があるので個人年金でも学資保険でも有効に返戻金などを作り上げることが可能です。(それこそ解約時期が確定していなければ一時払い外貨建て保険でもよいでしょう。)
そのほかにも医療保険の健康祝い金制度を活用すれば、決して年金や学資など商品分野に捉われず運用を小規模でも行うことができます。
学資保険を外貨で行うデメリットよりも守りが重要
外貨だからよくない、円建てだから増えないという考えや概念よりも、お子様の成長を見守る上で経済的な不安を失くすことが最重要です。
学資保険を取り扱ったランキング記事では外貨建て保険で学資保険代わりとすることをお勧めするものもありますが、学資保険のデメリットは0を目指し、メリットはラッキーであり忘れておくくらいのイメージから学資保険は加入するべきです。
そのため保険商品の比較や分野、増える、などよりもリスク分散運用をすることを何よりもおすすめいたします。