フコク生命の「未来のとびら」は解約した方がいい!?解約返戻金はあるの?
目次
フコク生命の特約組立型総合保険「未来のとびら」には解約返戻金がある
フコク生命の特約組立型総合保険「未来のとびら」には解約返戻金がありますので、解約をすればお金が戻ってきます。
ただし、以下の2つの特約については解約返戻金がありませんので、掛け捨てとなります。
- 終身医療保険(これに付加されている特約を含む)
- 保険料払込免除特約
解約返戻金は払い込んだ保険料よりも少ない
「未来のとびら」には解約返戻金があり、戻ってくるお金は契約時の年齢や性別、経過年数などによって異なります。
具体的にどのくらいお金が戻ってくるのかをお伝えすることはできず、金額が知りたい場合は保険証券や毎年送られてくる契約内容確認の案内を見て確認するようにしましょう。
ただ、1つだけはっきりしているのは、解約返戻金はそれまでに払い込んだ保険料の総額よりも少ないということです。
また、年齢や経過年数によっては、解約をしてもまったく解約返戻金がない場合もあります。
フコク生命「未来のとびら」は特約を組み合わせる保険
フコク生命の「未来のとびら」は、生命保険には付き物の主契約がなく、特約のみを組み合わせて加入する保険です。
このような特徴から、フコク生命では「未来のとびら」の正式名称を「特約組立型総合保険」としており、大きく以下の7つの分類に分けています。
- 万が一への備え(死亡保障)
- 身体障がい・介護への備え(障害保障・介護保障)
- 就業不能への備え(就業不能保障)
- 病気・ケガへの備え(医療保障)
- がんへの備え(がん保障)
- 保険料払込免除
- その他(災害割増保障など)
特約は全部で23個あり、加入者がほしい特約だけを契約することができます。
フコク生命「未来のとびら」は更新型が基本
未来のとびらは、特約によって保険期間が異なります。
23ある特約のうち、終身型の特約は
- 終身保険特約
- 介護保障特約<終身型>
- 医療保険(終身医療保険[払戻金なし型])
の3つのみです。
残りの特約は更新型であり、更新の際はその時点の年齢で再計算されることになりますので、同じ保障内容で契約すれば保険料は高くなります。
具体的にどのくらい上がるかは年齢や保障内容によって違いますが、およそ1.5倍~2倍になると言われています。
フコク生命「未来のとびら」には通院保障がない
フコク生命の「未来のとびら」は豊富な特約の中からほしい特約を組み立てることができるのですが、病気やケガによる通院の保障はありません。
最近では入院が短期化して、通院しながら治療していくことが多いです。
そのため、通院をしても保障してもらえるようにしておかなければ、十分な保障を受けることはできません。
特にガンにおいては長期間通院治療が必要となりますので、これが保障されなければ金銭面でも不安を感じてしまいます。
フコク生命の「未来のとびら」は解約した方がいい!
フコク生命の「未来のとびら」は、自由に設計できることがメリットなのですが、保障を単体で考えると保険料は割高です。
また、多くの特約が更新型ですので、更新時にはさらに保険料は高くなり、人生100年時代へ突入している現代では終身で保障されなければ不安が残ります。
さらに、割高な保険料を払い込んで、それほど多くの契約返戻金がありません。
今は掛け捨てで保障を重視した生命保険が多くありますので、そのような保険に切り替えて保険料を抑えつつも充実した保障で備えることができます。
健康状態によって他の生命保険に切り替えることができない人もいるでしょうが、基本的には「未来のとびら」は解約した方が良く、できるだけ早い段階で切り替えることをおすすめします。
フコク生命の「未来のとびら」は解約して解約返戻金をもらった方が良い
フコク生命の「未来のとびら」を解約したほうが良いのかと聞かれると、答えは「解約したほうがいい」と言えます。
また、「未来のとびら」には解約返戻金がありますので、解約をすることでお金が戻ってきます。
しかし、解約返戻金は払い込んだ保険料の総額よりも少なくなりますし、場合によってはまったくお金が戻ってこないこともあります。
解約返戻金があると契約者貸付などを受けられるなどのメリットもありますが、純粋な掛け捨て部分を計算すると意外と割高となっていますし、更新後の保険料上昇を和らげるためにそれまでの解約返戻金を保険料に充当すれば掛け捨てと同じ意味になります。
掛け捨てと同じ意味合いになるのであれば、より保障が充実した終身型の掛け捨ての方がメリットは大きいですので、他の生命保険に切り替えることをおすすめします。
ただし、健康状態によっては他の生命保険に加入できない場合もありますので、解約を先にしてまったく保障がなくなるというリスクを負うことがないように注意しましょう。