三井住友海上の学生こども総合保険の自転車プランは加入した方がいい!?

ほけんケア~ドル建て保険も理解できた!保険について本気出して勉強した主婦のブログ

子供のための貯蓄型学資保険の検討からドル建て保険の存在を知り、様々な保険を勉強してきました。複雑でわかりにくい保険に関する内容を少しでも理解しやすくなるためのブログです。

三井住友海上の学生こども総合保険の自転車プランは加入した方がいい!?

   

三井住友海上の学生こども総合保険自転車プランの加入は他に補償がなければ加入した方が良い!

三井住友海上の「学生こども総合保険自転車プラン」に加入するべきかについてですが、他の損害保険の加入状況によって異なります。

まず、ケガの補償は通常の傷害保険や、保険会社によっては自動車保険に特約で自転車事故によるケガでも補償されますし、賠償責任については自動車保険や火災保険などに特約として付けることもできます。

また、賠償責任は多くが1契約で同居家族をすべて補償の対象としています。

そのため、家族の誰かの損害保険に賠償責任(個人賠償責任)が付加されているのであれば、わざわざ自転車プランに付ける必要はありません。

傷害保険に加入していない場合や、他の損害保険に賠償責任の特約が付いていない場合は加入した方が良いと言えますが、既に補償されるものがあれば無理に加入する必要はありません。

家族や子供が加入している損害保険の状況に応じて、自転車プランに加入するかどうかを考えましょう。

三井住友海上「学生こども総合保険自転車プラン」の特徴

三井住友海上の「学生こども総合保険自動車プラン」は、自転車事故の際のケガや日常生活の賠償責任事故を補償する傷害保険です。

通常のこども総合保険とは違い、補償対象となる範囲を限定していますので、保険料が割安となっているのが特徴です。

また、この保険は団体契約となっていますので、被保険者数に応じて5%~15%の団体割引が適用されます。

補償内容

三井住友海上「学生こども総合保険自転車プラン」では、以下のような補償内容となっております。

死亡・後遺障害自転車事故のケガによって死亡または後遺障害状態となった場合に保険金が支払われます。
入院自転車事故のケガによって入院した場合に保険金が支払われます。
手術自転車事故のケガによって手術した場合に保険金が支払われます。
通院自転車事故のケガによって通院した場合に保険金が支払われます。
賠償責任自転車事故および日常生活において第三者の身体や財産に損害を与え、法律上の損害賠償責任が発生した場合に保険金が支払われます。

①~⑤は自転車事故によってケガをした場合に補償されますが、⑤の賠償責任については日常生活における事故も補償の対象となります。

【賠償責任の事故例】

  1. 自転車で通学している途中に、通行人と衝突してケガをさせてしまった
  2. ボール遊びをしている時に他人の家の窓ガラスを割ってしまった
  3. 買い物中に店の商品や備品を壊してしまった

なお、賠償責任保険は同居する家族(親や兄弟など)が起こした事故も補償の対象となります。

自転車プランの保険料例

ここで、三井住友海上「学生こども総合保険自転車プラン」の保険料例をご紹介していきます。

自転車プランの加入条件は、以下のとおりです。

  • 保険期間:1年
  • 団体割引:10%
  • 保険料払込:一時払い(1年分を一括で払い込む)
プラン1プラン2
死亡・後遺障害最高590万円最高150万円
入院日額8,000円日額3,000円
手術入院中:8万円
その他:4万円
入院中:3万円
その他:1.5万円
通院日額5,000円日額2,000円
賠償責任1億円1億円
保険料3,000円1,600円

自転車事故によるケガは通院治療が多いです。

それを「プラン1」では1回につき5,000円が補償されて、保険料は年間で3,000円となっていますので、割安な保険料なのに十分な補償を受けることができます。

三井住友海上の学生こども総合保険自転車プランと他社商品を比較

三井住友海上の学生こども総合保険自転車プランと、他社のこども総合保険と比較していきたいと思います。

なお、ここで紹介する他社のこども総合保険は、自転車事故だけでなくその他の事故や病気も補償対象となっています。

同様のこども総合保険は三井住友海上にもありますので、自転車以外の事故や病気も補償してもらいたい場合はそちらを検討しましょう。

あいおいニッセイ同和損保のこども総合保険

あいおいニッセイ同和損保の「学生こども総合保険」は、学校内だけでなく日常生活中のケガや病気を補償しています。

病気には食中毒や熱中症も含まれており、賠償責任や携行品の盗難や破損した場合も補償の対象となります。

また、扶養者の方が事故や病気によって死亡または重度の後遺障害が残ってしまった場合に、育英費用なども補償してくれます。

【補償・保険料例】

  • 保険期間:6年
  • 団体割引:5%
  • 保険料払込:一時払い
死亡・後遺障害最高300万円
後遺障害追加支払倍数3倍
入院日額3,000円
手術入院中:3万円
その他:1.5万円
疾病・放射線治療1回につき3万円
通院日額2,000円
育英費用500万円
個人賠償責任3,000万円
学資費用100万円
通学費用100万円
救援者費用等300万円
保険料119,500円

AIG損害保険のこども総合保険

AIG損害保険の「こども総合保険」も、日常生活中のケガや病気を補償し、賠償責任は最高2億円までと高額なのが特徴です。

扶養者が万が一の際の育英費用や特約によって地震や噴火、津波による死亡やケガも補償されます。

【補償・保険料例】

  • 保険期間:1年
  • 団体割引:約48%
  • 保険料払込:一時払い
傷害死亡・後遺障害最高226.9万円
傷害後遺障害追加支払18.1~453.8万円
傷害入院日額7,000円
傷害手術入院中:7万円
その他:3.5万円
傷害通院日額3,000円
学校管理下動産補償10万円
傷害医療費用100万円
被害事故補償3,000万円
病気死亡見舞金100万円
個人賠償責任2億円
疾病入院日額5,000円
疾病手術入院中:5万円
その他:2.5万円
疾病療養一時金10万円
保険料17,500円

三井住友海上の学生こども総合保険の自転車プランは加入した方がいい!?まとめ

三井住友海上の「学生こども総合保険自転車プラン」は、ケガの補償を自転車に限定し、さらに団体割引によって割安な保険料を実現させています。

そのため、保険料の割に充実した補償を受けることができますので、加入しておくことで万が一の時には安心できます。

しかし、ケガの補償は自動車保険や通常の傷害保険でも補償されることもありますし、賠償責任については同居の家族で1契約あれば家族全員が補償対象となることが多いです。

三井住友海上の「学生こども総合保険自転車プラン」へ加入するかどうかは、家族や子供が加入している損害保険の補償内容を確認してから検討しましょう。

入院や通院といった補償であれば重複して補償を受けることもできますが、賠償責任については重複して補償されませんので、二重に加入していても保険料が無駄になってしまいます。

 - 三井住友海上 , , , , ,